【再編集UP】阪和電気鉄道 昭和初期の面影「企画展 昭和の一大観光地砂川」と「砂川奇勝」 その1 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。

 

 

ここ数日になり、ようやく晴れ間も見られるようになった大阪です。

 

今年は、九州をはじめ全国各地で大雨による災害が続いています。

被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々に心より哀悼の意を表します。

 

 

 

昨日のNHK大阪「おはよう関西」より。

 

「gotoトラベル」と言いつつも、コロナ禍も重なり、四連休はおろか、さすがにいずこへも出掛けられない状況になったようで…仕方がないことですが、辛抱のし時だと感じます。

 

 

そんな中、一昨年に興味深い、この企画展を訪問したことをふと思い出しました。

また、ぜひ現地を踏破してみたいものですが、その記事を再編集したものを、今日から再びアップしたいと思います。

よろしければおつきあいください。 

 

(2018年5月11日アップ分を再編集・再掲)

 

今年の2月から、府内の南部に位置する「大阪府泉南市(せんなんし)」の「泉南市埋蔵文化財センター」で、この企画展が6月末まで行われています。その名も「昭和の一大観光地砂川(すながわ)」。企画展のポスターには「砂川遊園 阪和電鉄」という文字が見られます。

 

 

「JR西日本」公式ホームページ「JRおでかけネット」より。

 

大阪の南の玄関口、「天王寺駅(大阪市天王寺区)」から府内を南下、「和歌山駅(和歌山市)」までを結ぶ「JR阪和線(はんわせん、赤い↓)」。昭和初期の開業時には「阪和電気鉄道」という私鉄でした。

 

 

 

 

現在では、関西空港へのアクセス鉄道としての印象が強い「阪和線」です。

 

 

「JR阪和線」とライバル関係の「南海電鉄本線」、その看板列車「特急 サザンプレミアム」。「新今宮駅(大阪市西成区)」にて。

 

「阪和電気鉄道」とは、もともとは計画時から「大阪・和歌山間の直通高速運転に特化した鉄道」として位置づけられた、京阪電車の資本が入った会社で、昭和初期の当時としては異例な高速運転が可能な破格の路線規格を持ち、現在と比類するほどのハイスペックな車両を次々と投入、並行する「南海鉄道(現在の南海電車本線)」と激しい乗客の争奪を繰り広げました。

 

ところが、経営面の問題や時局の悪化などの諸事情が重なり「アジア・太平洋戦争」のさ中にはライバル「南海鉄道」に吸収合併され、さらに「国鉄」へ強制的に買収されて現在に至った…という経緯があります。

 

 

 

これら模型の車両群は、その「阪和電気鉄道」で走っていたものです

(トミーテック社から発売された「鉄道コレクション 第25弾」より。オレンジの塗装は国鉄に引き継がれてから晩年の姿)。

 

 

小型の電車が細々と走っていた当時の私鉄とは異なり、「20m級の大型電車が高速で走る」という姿は、他のそれとは大きく一線を画していたといいます。

 

それに加えて、戦前のわずか20年弱しか存在しなかったこともあり、「阪和電気鉄道」という存在は、時代を先取りした多くの革新的な取り組みゆえ「伝説の鉄道」とも称されているようです。

 

 

さて、冒頭で触れた「砂川遊園」というのは、「阪和電気鉄道」が現在の「大阪府泉南市」に設けた遊園地で、実に広大な敷地面積の中に、さまざまな施設を持つものだったようです。

 

現在、その跡地のほとんどは宅地開発されているとのことですが、特筆すべきはかつて遊園地が設けられた場所というのが、はるか昔からさまざまな「奇岩」「奇石」が多く存在していた「砂川奇勝(すながわきしょう)」というところだったということでしょうか。

一度、現地を訪問してみたいと思っていたのですが、企画展を拝見するついでに、その「砂川遊園・砂川奇勝の面影」を求め現地を歩いて来ました。

 

今日からはその様子を、以前記事をアップしていた、現在も「JR阪和線」沿線の駅々、線路などに残る「阪和電気鉄道時代の面影を追う」というシリーズの続きとしてお送りしたいと思います。よろしければ、どうぞおつきあいください。

 

シリーズ前回はこちらで終わりました↓

当ブログ

「阪和電気鉄道 昭和初期の面影 その34 東貝塚駅」

(2017年5月15日アップ)

https://ameblo.jp/kyle-of-lochalsh/entry-12477841179.html

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。