みなさんこんにちは。前回からの続きです。
府内への自粛要請が解除されたら、いちばん行きたかった大阪城を先日、散策した際の様子をお送りしています。
さて、2階の展示を拝見していますと…どこかで見たことのある家紋がふたつ、並んだ小さな石造りのモニュメントを見つけました。
「六つ並んだ丸に、四角の穴が空いた家紋」といえば…「六文銭(ろくもんせん)」です。
解説より。ということで、信州・上田(現在の長野県上田市)を拠点に活躍した、真田昌幸・幸村公で知られる「真田家」の家紋でした。
そして左は「桐花」、豊臣家の家紋です。
真田親子は、秀吉公亡き後の豊臣家に忠誠を尽くし、「関ケ原の戦い」(1600年)にも西軍に参戦したものの、東軍の勝利で徳川幕府の成立が決定づけられ、豊臣家が一大名となった後も「大坂冬の陣・夏の陣(1614・1615)」でも西軍に付き、活躍した(ただし、この戦いで豊臣家は滅亡した)…という由来があるのですが、それが縁で、10年ほど前に「上田城」と「大阪城」とは「友好城郭提携」なるものを行っているのだとのこと。
これは歴史がつないだ連携ですね。
そういえば、5年ほど前にうちの家族と、義母や義妹らとでその「信州・上田」へ旅したことを思い出しました。
北陸新幹線を降りますと、コンコースには六文銭に、朱色が目を惹く甲冑に見入ってしまいました。上田駅にて。
その旅の様子はこちらもどうぞ↓
当ブログ
「JR東日本 全線完乗への道!その65」(2015年12月15日アップ)
https://ameblo.jp/kyle-of-lochalsh/entry-12477806287.html
駅前には、実に堂々とした幸村公の銅像でした。
ところで「信州・上田」といいますと、郊外の「別所温泉」が全国的に有名です。
わたしたちも、この折にはそちらで温泉三昧しようと、JR駅に接続している「上田交通」のかわいらしい電車に乗り換えて、のんびりとしたローカル線の旅を楽しむことが出来ました。
走っていたのは「元・東急電鉄」の車両。
別所温泉駅(同)にて。
ところで、車窓から特に印象に残ったのは、上田駅を出てすぐに渡ったこの朱色の鉄橋でした。
下を流れているのは「千曲川」。水は澄み、静かな流れであったことをよく覚えています。
このレトロな鉄橋も、実に味があるなあと印象に残っていたのですが…
昨年、10月に「台風19号」がこの一帯に襲来し、先ほどの「千曲川橋梁」も一部が崩落するなど、大きな被害を受けました。
テレビでその様子を拝見したのですが、鉄橋の川岸に近い部分が崩落してしまっていて、よく覚えてところゆえ結構なショックでした。
そういったことで、上田交通はいまだ一部の区間で運転が出来ない状態になっているとのこと。早い復旧を願いたいものです。
美しい田園風景が広がる沿線、そして終点近くの「別所温泉」ののんびりとした雰囲気…
いつか、また再訪してみたいと思えるものです。余談になりました。
次回に続きます。
今日はこんなところです。