(2015年4月4日アップ分を再編・再掲)
みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「JR九州 全線完乗」を目指す旅、第1日目の様子をお送りしています。
「日田彦山線(ひたひこさんせん)」全線を無事に完乗。「田川後藤寺駅」(たがわごとうじえき、福岡県田川市)に居ます。
ここからは、その「日田彦山線」を折り返して「日田駅(大分県日田市)」へと向かいます。
定刻の14時21分、「日田ゆき」はゆったりと動きだしました。
車内は、通勤・通学時間帯にかかっていないので、空いております。
外は春の暖かい陽射し、そしてのんびりしたアイドリング音と、眠くなりそうです。
さて、学生時代から「鉄道旅行」をして来たわたしですが(まだ「乗り鉄」という言葉すらなかった時代ですが…)、今回のように「同じ線区を再度、折り返して乗車する」と言う場合には、たいてい「行きに乗車した側と反対の座席に座ること」にしています。
というのも、行きには気づかなかった「新たな発見」があるやも知れません。
このこだわり?で、「行きと帰りでは全然印象が異なる線区やなあ」と感じることも、過去に多々ありました。
今回もその例に依って、「進行方向右側(西向き)」の座席に陣取っています。
福岡・大分県境に近い「筑前岩屋駅(ちくぜんいわやえき、同田川郡東峰村)」。
この先には、長さ4km以上を誇る「釈迦岳トンネル」があります。
トンネルを抜け、しばらくすると再度「大分県」に戻ります。
ここまで「大阪府→福岡県→佐賀県→福岡県→大分県→福岡県→大分県…」と来ています。
これほどの移動をするのはなかなか出来ない経験ですが、なかなかおもしろいことをやっとるなあと自分でも感心します。
列車はすでに「日田杉」で著名な「大分県日田市」に入っています。
駅の後方には、杉木材の加工場でしょうか。「大鶴駅」にて。
さて、この「日田彦山線」について車内にこのような、興味深い案内イラストがありました。
「日田彦山線」は、「小倉駅(同北九州市小倉北区)」に近い「城野(じょうの)駅」(同小倉南区)から、先ほどの「田川後藤寺」や「彦山」などを経て、「夜明(よあけ)駅」(大分県日田市)までを結んでいる路線です。
起点は「城野駅」なのですが、実際はすべての列車が「小倉駅」まで乗り入れしています。
乗客の利用状況も、やはり北九州の玄関口・小倉に近づくほど増加するもので、時刻表を繰っていると「田川後藤寺駅」を境に列車本数の設定数もかなり異なります。
今回、乗車している「田川後藤寺~夜明間」を見てみますと…やはり、豊かな自然にまつわる名所のものが沿線には多いようです。
こちらは、「城野駅~田川後藤寺駅」のもの。この区間は、すでに乗車したことがありました。
北九州都市圏、なかんずく、小倉・門司方面への交通アクセスの良さもあり、沿線では開発が進んでいるようです。
ですが、かつての筑豊炭鉱群の面影も色濃く残す、また違った一面が垣間見られるという、興味深い路線のように感じます。
さて、「田川後藤寺駅」から走ることちょうど1時間、15時16分に「夜明(よあけ)駅」(大分県日田市)に到着しました。
ここで「日田彦山線」は終点。
ここからは「久大本線」に入り、「日田駅」へと向かうのですが、対向列車の行き違いということで10分ほど停車します。
次回に続きます。
今日はこんなところです。