【再UP】JR北海道 全線完乗への道!その36~「札沼線 新十津川ー北海道医療大学前間」が廃止⑤ | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

(2016年7月15日アップ分を再編再掲)

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

 

 

 

みなさんこんにちは。

表題の旅、最終日の第3日目は「新十津川駅(しんとつかわえき、空知管内新十津川町)」までやって来ました。

 

今回の旅でぜひ訪問したかった「主目的」の駅です。ここからは「札沼線(さっしょうせん)」が発着しているのですが、実はこの駅、今春のダイヤ改正から列車が「1日1本のみの発着」となりました。

 

鉄道ファンから一躍、俄然注目を浴びることとなった駅なのですが、その「1日1本のみ」の列車がもうすぐやって来ます。

 

 

その列車、「石狩当別駅(いしかりとうべつえき、石狩管内当別町)」始発のものなのですが、到着までに駅構内をあちこち細見してみたいと思います。

 

 

駅の終端部の様子。しばらく線路が先へと延びていまして、突き当りにはアパートが建っていることがわかります。

 

 

地図を見ますと、その距離は百メートルほとでしょうか。「札沼線」の路線名称の由来にもなった、かつてこの駅から北へ「石狩沼田駅(いしかりぬまたえき、空知管内沼田町)」まで延びていた線路跡です。

 

前回の記事でも触れましたが、「新十津川以北」の廃止は昭和47(1972)年であったとのこと。

 

 

ホームから線路を望む。一線のみの線路です。隣の空き地の広さから推測するに、かつては側線があったのでしょうか。

 

 

レールや枕木も、どことなく細い印象を受けます。枕木も、その名の通り「木造」のものですので、ローカルな雰囲気があります。

 

 

 

続いて、線路の札幌方向を見てみます。


駅舎周辺はきれいに整備され、チューリップが見事に花を咲かせていました。
その反対方は雑木林然としていますが、この光景を見るにつけ、実に北海道らしい情景のように感じます。

 

 

気になったのは、通路に敷き詰められたこのウッドチップでしょうか。

腰痛持ちのわたしにとっては歩き回ってもすこぶる心地よいという(笑)余談でした。

それはさておき、遮断機の警報音が鳴り響きます。いよいよ、1日1本の列車が到着です。

 

 

 

やって来たのは、1両編成の国鉄型ディーゼルカー。いや、これは本当に絵になります。我ながらいい構図です(笑)

 

 

午前9時28分、「石狩当別駅」からの「始発列車」(同時に「最終列車」)が到着。

こうして記述しているのですが、すこぶる不思議な気分になります。

 

 

ところで、この列車が到着する際に、保育園くらいの子供でしょうか、付き添いの先生と一緒に手を降って出迎えていました。

 

駅近くの病院に併設されている保育所の園児たちが、この1日1本の列車の発着を毎日出迎えているそうです。

同じくらいの娘を持つわたしですので、このような光景はなかなかほほえましいなあとうれしくなります。

 

 

列車から降りて来る人、そして乗車しようとする人に「手作り」だというこのポストカードをプレゼントしているとのこと、わたしにも恥ずかしそうに手渡してくれました。

 

小さい園児のみなさんたちがきっと一生懸命に作ってくれたであろうこのプレゼントは嬉しかったですね。いい記念になりました。

 

 

園児たちは一生懸命?遊んでいたので、同伴されている先生と立ち話をしたのですが「今日はあまり天候が良くないので2人だけ連れて来ました」、「いつもは10人くらい連れて来るけれども…」とのこと。

 

また、「わたしは大阪から」と話すと「十津川村に一度赴いたことがある、とても素晴らしいところだった」とも仰っていました。

実は、これだけさんざん「十津川」のことを取り上げておきながら、隣県にある「十津川村」には行ったことがないので(汗)

機会があればぜひ訪問してみたいと思います。

 

 

さて、折り返し時間まではいま少しあります。

ここからは、実に画になる「新十津川駅」と、ディーゼルカーの様子をギャラリー風にご覧ください。

 

 

 

 

 

 

花と緑に囲まれた光景は、大変印象に残るものであるととともに心が穏やかになります。繰り返しになりますが、本当にいい情景です。

 

 

さて、この「新十津川駅」は、列車が一日1本の発着ということもあり、もちろん?無人駅です。

ただ、ここへ至るまでにこの乗車券を手元に用意することが出来ました。

 

 

 

「無人駅なのになぜこの駅発のものが?」というところですが、石狩川を渡った「滝川駅」でこの「新十津川駅発」の乗車券を発売していたのです。

 

比較的、近隣に位置していることもそうですが「新十津川駅」の駅員配置がなくなった後も、「滝川駅」から一時期、駅員さんがこの駅に出張していたことがあったそうで、その関係のようです。

 

 

 

午前9時40分、園児たちと先生に見送られ、「一日1本の列車」(さらに「最終列車」!)でいよいよ「新十津川」を発車します。


まずはこの列車で「石狩当別」へと向かいます。大変、印象に残る清々しい思い出が出来た「新十津川駅」でした。


次回に続きます。
今日はこんなところです。