みなさんこんにちは。今日の話題です。
いよいよ、桜が満開の季節になりました。
例年ですと、その華やかさにうきうきしながら過ごせる、一年で最も楽しみな日々ではあるのですが…
ご承知の通り、今年はそんな状況ではなくなってしまいました。正直、この先はいったいどないなるねん?という毎日です。
ただ、外出を自粛していても、最低限の社会生活はせねばならぬというジレンマばかりです。
ですが先月末、どうしてもという所用があった折り、その出先でささやかに観桜と、以前からお送りしている「寺社仏閣と御朱印巡り」を気分転換にして参りました。
今日からは、その様子をお送りしたいと思います。よろしければお付き合いください。
直立不動でマイクの前に立ち、なんとも迫力のある歌い方をされる、昭和の大歌手・東海林太郎さん(しょうじ・たろう、1898-1972)。
そのヒット曲のひとつに、1935(昭和10)年に発表され、大流行したという「野崎小唄(のざきこうた)」があります。
この唄で歌われているのは、府の東部にある「大東市(だいとうし)」の「野崎観音(のざきかんのん)」、正式には「慈眼寺(じげんじ)」というお寺へ向けて、屋形船でのんびりと参詣するという様子です(地図中赤い□)。
♪野崎参りは 屋形船で参ろ
何処を向いても 菜の花盛り
粋な日傘にゃ 蝶々も止まる
呼んでみようか 土手の人 …
現在の大阪市内中心部から、郊外の北東部へと流れるこの「寝屋川(ねやがわ)」沿いに屋形船で「野崎参り」をするというのが、江戸時代から明治にかけて、大阪の人にとっては一大レジャーだったようです。東大阪市内にて撮影。
そういったことで、古くからこの歌で有名な「野崎観音慈眼寺」と、そこからほど近いところにある「四條畷神社(しじょうなわてじんじゃ)」を巡って来ました。
先の見えぬ鬱屈な日々ばかりが続きますが、訪問したのは桜も満開に近づいて来た頃。
桜の姿で、みなさんと少しでも明るい気持ちを共有出来れば…と思います。
次回に続きます。
今日はこんなところです。