みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「寺社仏閣と御朱印を巡る」と題して、その第3回目をお送りしています。
今回お参りしているのは、京都市伏見区の「御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)」です。
創建から1100年以上という長い歴史のある、伏見一帯を見守る産生神です。
ところで、先ほど境内に入った「表門」からほど近いところに、もう一つお社がありました。
こちらは「桃山天満宮」という、菅原道真公をお祀りしたお宮でした。
由来も興味深いものですが、敷地内の「御香宮神社」とはまったく別の、独立したお宮だとのこと。
ところで、こちらの境内ではなかなか独特な光景が広がっています。
かつて、このお社から東の方角にあった「伏見城」で使用されていた「残石」…という但し書きがなされていました。
安土桃山時代の末期、豊臣秀吉によって建立されたものの、後に天下人となった徳川家康により廃城となった、重要な拠点ながら短命に終わったお城ですが、その際に解体されたものでしょうか。
こちらに運ばれた経緯も気になりますが…
整然と四角然に揃っているものもあれば、丸っこいものもあったりして、なかなか面白いものです。おそらくは、石垣のものか?と思われるのですが、刻印のようなものは見当たらず。
さて、参拝の最後には、御朱印を頂くことにしていました。こちらの社務所へ立ち寄ります。
この2つの御朱印を頂きました。
「御香宮神社」のものがこちら。
達筆にうっとりするのとともに、「御香宮」の三文字が実に存在感があります。
いまひとつは、先ほど取り上げた「桃山天満宮」のもの。
「道真公にまつわる天満宮」ということなので「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花」…という、あまりにも有名な短歌が添えられています。
梅の花と、それに留まるウグイスの印が実に美しいなと感じるものでした。
無事にお参りを終えたところで、再び参道を駅の方角へと戻ります。
七五三の家族連れが引きも切らぬ、華やかな雰囲気の道のりでした。この時期ならではですね。
ぶらぶらと参道を歩いて「京阪電車 伏見桃山駅」まで戻って来ました。
今回は、殊に「水」に関する由来や、秀吉公・家康公に関わる「伏見城」という、当地にまつわる歴史の深いお社をお参りすることが出来まして、またまた勉強になりました。
ところで、いよいよ今年もあとわずかになりました。年内の更新はこれで最後になります。
6月にヤフーブログから引っ越しして来まして、最初はどうなるかと不安もあったのですが、おかげさまでたくさんの方々にご訪問頂き、フォローやいいね!コメントなども多数頂戴出来たことは、本当にうれしい限りです。
本年は誠にお世話になりました。
心より御礼申し上げます。
新年がみなさまにとって、素晴らしい年になりますようお祈りしています。
来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
今年はこんなところです。