初秋の筑前・筑後をひとり旅2019 その42 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

少し別の話題をはさみましたが、先日、頂いた連休で福岡県、筑前・筑後地方をひとり旅、そのシリーズの続編をお送りしたいと思います。

 

 

「山陽新幹線」で早朝に大阪を旅ち、福岡県最南端の「大牟田(おおむた)」近郊に点在する、ユネスコ「世界文化遺産」に登録された、かつての「三井三池炭鉱」史跡群をレンタサイクルで巡って来ました。

 

 

見るもの聞くものはじめてのことばかりでしたので、まさに目からウロコで、大変勉強にもなった史跡巡りになりました。

周り切れていないところもありましたので、いつかまた機会を設けて、再訪したいと感じたところです。

 

 

さて、レンタサイクルで市内を巡って来たのですが…今度は「JR大牟田駅」の西側にある「西鉄(西日本鉄道)大牟田駅」にやって来ました。意外にもこじんまりとした駅舎です。

 

 

 

その「西鉄大牟田駅」の真ん前に、この小さな路面電車が保存されていました。 

 

 

車外の解説より。

「204号」というこの車両、昭和18(1943)年に「木南車輛(きなみしゃりょう。大阪府堺市に本社のあった車両メーカー。現存せず)」というメーカーで製造され、その当時運行されていた「西鉄大牟田市内線」で活躍していたものだとのこと。 

 

三井三池炭鉱で活況を呈していたこの「大牟田」と県境を越えた「荒尾(あらお、熊本県荒尾市)」との間を結んでいた路面電車でした。 

 

 

車内にも入ることが出来ました。 

 

 

 

時代柄、車内の各所は木製です。 

独特のニスのにおいがほのかに香り、いいものだなと感じます。 

 

 

 

運転台には、大型のマスコン(「主幹制御器」とも。自動車で言うと「アクセル」に相当)。

路面電車ならではの大きさです。 

 

 

昭和27(1952)年の路線廃止後、同じ西鉄の「福岡市内線」などへ転出、同路線の全廃(昭和50年)後は、関門海峡を越えた「山口県光市」で「児童図書館」として余生を送っていたとのこと。

 

こんな図書館が近くにあれば、毎日通いたいものですが、今年になって、この大牟田に里帰りして来たということです。

あらためて修復されたので、保存状態も良好のように見られますので、良かったですね。

この車両も、かつての「炭鉱都市・大牟田」を物語る、大切な車両なのだなと感じます。

 

 

さて、ここからは「西鉄」に乗ることにしていました。 

 

 

時刻は午後4時を回ったところ。

まだまだ日は高いのですが、ここに来てまた雨が激しくなったので、先へ進むことにします。

 

博多方面へはJRと競合している西鉄、福岡市内の中心部「西鉄福岡(天神)」へは、特急列車が30分おきに運転されていますので、大牟田からですと西鉄の方が利便性は良さそうです。 

 

と、ここで…

 

 

改札を入りますと…なんといま話題の、あの人気観光列車が停まっているではないですか!

「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」です。 

見られたらええなあと思っていたので、ラッキーです!

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。