初秋の筑前・筑後をひとり旅2019 その20 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

先日、頂いた連休で福岡県、筑前・筑後地方をひとり旅した際の様子をお送りしています。

 

 

さて、大阪を早朝に発ち、この日の目的地「大牟田駅(おおむたえき、福岡県大牟田市)」に昼過ぎに到着しました。 

「JR鹿児島本線」の他に「西鉄(西日本鉄道)」が発着しています。有明海に面し、熊本県境に位置する県最南端の都市です。

 

 

駅を出ますと、広々とした駅前広場。

この日の予報は曇り、昼からは時々雨だったのですが、なんとか天気は持ってくれそうな感じです。

 

 

そして、こちらには「世界遺産のあるまち」との文字を発見。

 

 

 

明治以降、昭和の半ば過ぎまでは、この「大牟田」は「大炭鉱都市」として、全国的に有名でした。

大牟田市内や、県境を越えた「熊本県荒尾市」一帯には、かつての「三井財閥」が運営していた数々の炭鉱があり、大変な繁栄ぶりを見せたそうですが、閉山後に多数遺されたその貴重な「炭鉱関連施設」や、有明海に面する「三池港(みいけこう)」が、平成27(2015)年にユネスコ「世界文化遺産明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業)」に登録されました。

 

 

今回、大牟田にやって来たのは「世界文化遺産」に登録されたという、かつての炭鉱関連の遺構を実際に巡ってみたいということからでした。さっそく、駅前にある観光案内所で情報収集することにします。 

 

 

こちらでは、詳しい説明と多数の資料を頂きました。 

 

 

おお!これはすごい迫力です。青空に映える白い鉄骨の塔屋、そして 朽ちた赤レンガの建物の壁面。

市内にある「三池炭鉱 宮原坑」という、世界遺産になっている炭鉱跡です。

 

 

ここ大牟田市内では、炭鉱関連の合計4カ所の史跡が「世界文化遺産」に登録されています。

 

 

先ほどの写真にあった「三池炭鉱 宮原坑」。

 

 

その他に、同様に三井が手掛けていた「万田坑(まんだこう)」、そして、産出された石炭を海運輸送するために整備された「三池港」も、同時に登録された世界文化遺産のひとつです。

 

 

 

特に気になっていたのは、各炭鉱から産出された石炭を、三池港まで運搬するために敷設されていた「三池炭鉱専用鉄道」でしょうか。

解説にありますが、石炭のみならず、炭鉱で使用する資材や、炭鉱関係者やその家族の輸送にも用いられ、平成9(1997)に閉山となるまで、一時は「総延長150km」という広大な路線網を誇っていたそうですが、こちらの廃線跡も「世界文化遺産」に登録されています。

これをぜひ実際に探索してみたいと思っていました。

 

 

「世界文化遺産」に登録されている他にも、大牟田周辺には多数の炭鉱坑が存在していました。

有明海に近く、坑道が海底に延びていることで知られていた「三川坑(みかわこう)跡」もそのひとつだそうで…

 

 

こちらには、その専用鉄道で実際に使用されていたという、三井所有の電気機関車が保存されているとのこと。

「三井三池炭鉱」専用のものですので、旧国鉄などで見かけるそれとはまったく異なるデザインが特徴的です。

これも、ぜひ見て見たいところ。

 

 

そういったことで、時間の許す限り、これらの「世界文化遺産」を巡ってみようかと思います。いや、実に楽しみです。

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。