みなさんこんにちは。前回からの続きです。
先日、頂いた連休で福岡県、筑前・筑後地方をひとり旅した際の様子をお送りしています。
さて、今春に全線開業したばかりの「おおさか東線」の始発列車で「新大阪駅(大阪市淀川区)」に到着しました。
時刻は朝の5時50分過ぎですが、たくさんの人たちが新幹線乗り換え改札へと向かいます。
この時間ですと、東西どちらの方面へも始発便に間に合うということで、早朝にも関わらずにぎわっています。東京方面へは、さすがにこの時間から頻発運転です。
わたしは九州へ向かうので、ここからは「山陽新幹線」に乗ることにしています。
この時間帯、西方面へは「のぞみ」ではなく、熊本・鹿児島中央方面へ直通の「みずほ」「さくら」が中心です。
ただし、わたしが乗るのはその合間に走る「ひかり441号 博多ゆき」。
主要駅に停車する、速達型の「みずほ」「さくら」とは異なり、こちらの「ひかり」は実にたくさんの駅に停車します。数えてみますと、通過する駅はわずか4駅ほど(新倉敷、新尾道、東広島、厚狭)。
「JTB時刻表 東海道・山陽新幹線」より。
くだんの「ひかり441号」を見てみますと、ほとんど「各駅停車」の様相です。
3分前の6時ちょうどに発車する「みずほ601号」と比べても、博多駅に到着するのは約1時間の差。さらに後続の「さくら541号」にも、途中の広島駅で10分停車している間に追い抜かれる…という、新幹線としては実にのんびりした?ダイヤです。急ぎの旅ではありませんし、その分、ゆったりと過ごせそうなのでまったく構わないのですが。
混雑している乗り換え改札を入ります。
「新幹線 新大阪駅」にはたくさんのホームがあるのですが、「山陽新幹線」始発の列車は、その中でもいちばん北側にある「20~22ホーム」があてがわれていることが多いようです。
20番線に上がりますと、すでに「ひかり441号」は入線していました。
この列車、最近ではめっきり数を減らして来た「700系」車両でした。
後継の「N700系」「N700A」が増えるに従い、主力からはすでに外れつつあり、「東海道新幹線」からの引退は間もなく、というようです。
「山陽新幹線」ではまだまだ安泰のようですが、いずれにしろ稀少な存在なので、趣味的には乗れて運が良かったなと感じます。
車体側面の行先表示はLED式ですが、最新のものではない、どことなく懐かしさすら感じる書体です。
この「700系」がデビューしたのは、平成11(1999)年。当時はまだ主力だった初代新幹線「0系」や、2階建ての「100系」を置き換える目的での導入だったと言いますが、20年が経過した現在では、逆に追われる立場になってしまいました。
もう乗るのは最後になるかも知れません。
次回に続きます。
今日はこんなところです。














