社会実験BRT「いまざとライナー」の沿線を巡る その21 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

 

 

今年4月から、「OsakaMetro今里筋線」延伸計画区間の需要喚起や今後の工事の検討を目的に、「BRT(Bus Rapid Transit)」という、鉄道に匹敵する速達性、定時性を備えた方式により「社会実験」として運行が開始された、大阪市東部を南北に走る「大阪シティバス」の「いまざとライナー」に乗り、沿線をあちこち巡った際の様子をお送りしています。

 

 

「地下鉄今里(大阪市東成区)」を出発し、途中の停留所で途中下車しながら、 2系統ある「いまざとライナー」の「長居ルート」と「あべの橋ルート」に乗車して来ました。

 

 

この日、最後に乗車した「あべの橋ルート」の便で「地下鉄今里」へと戻っているところです。

 

 

 

「あべの橋」から「今里筋」沿線の主要な停留所に停まって行きます。ただ、下車する乗客は居ても乗って来る乗客は、この便では見当たらず。車内はがらがらのまま、15分ほどで早くも次は「地下鉄今里」です。

 

 

 

車内の案内ディスプレイでは、バスの到着予定時刻に合わせ、接続する「OsakaMetro千日前線」の詳細な乗り換え時刻が写し出されます。

行きにも見かけたものですが、これは便利だなと感じます。大阪では、まだまだ設置例は少ないものだと思われます。 

 

 

続いては、この「いまざとライナー」運行の目的の大きな要素となっている「今里筋線」の発車案内が。 

 

 

記事の中でも度々触れておりますが、今日乗って来た「いまざとライナー」は、「今里駅」が終点となっている「今里筋線」の「湯里六丁目」(同東住吉区)までの南伸計画の可否を判断することを目的に、向こう5年間、「今里筋線を今里駅からそのまま延伸させている」という前提で運行がなされているものです。

 

そういったことで、このような案内サインひとつを取ってみても、既存の「今里筋線」と、この「いまざとライナー」との接続、というものは、今回の社会実験においては特に注力されているものだと、沿線をあちこちと巡ってそれを強く感じた次第です。

 

 

「あべの橋」から飛ばして15分ほどで、終着の「地下鉄今里」に到着。 

車内の様子を見ていましたが、始発から乗り通したのはわたしを含めてあと一名でした…

 

 

行きの記事で詳しく触れましたが、この「いまざとライナー」と「今里筋線」が接続する「OsakaMetro今里駅」は、地図左端を走る「JR大阪環状線」からは一駅分、外側(東側)に位置する駅です。 

駅近くには、大阪では「五叉路のロータリー」として有名な「今里交差点」があり、交通量は終日多いところですが、都心から外れていることもあり、「千日前線」「今里筋線」の2線が接続しているとは言え、地下鉄の乗降客はやはりそれと比べると少ないのが現状です。

 

 

 

 

「いまざとライナー」を下車しますと、反対側にはこれから「地下鉄長居・長居西二丁目」へ向かう便が、発車待ちをしているところでした。

しかし、このオレンジは目立ちます。 

 

 

それでは、「いまざとライナー」で到着してから「今里筋線」への乗り換え動線をたどってみることにします。 

バス降り場は、地下鉄出入口のすぐ目の前。

 

 

階段、エスカレーターを降りますと、行きに通った「いまざとライナー」の待合室の横に出て来ました。 ただ、待っている人は居らず。

 

 

その先には、すぐに「北改札」がありました。 

 

 

日中、「今里筋線」は10分おきの運転がなされています。ただし、ここで接続している肝心のこの「今里筋線」の列車も、近年では乗客が減少しているということで、7~8分おきからの減便となってしまいました。 

 

 

「北改札」を入ります。がらんとした構内、スムーズな乗り換えの工夫があれこれなされているせっかくの社会実験なのですが…

 

 

階段を降りると、すぐに「今里筋線」のホームに到着。ここまで、バスを降りてから3~4分ほどだったでしょうか。

動線としては、大変スムーズなものだったゆえ、この閑散とした現状というのはちょっと残念な感も受けます。

 

 

ここから「今里筋線」は、線名になっている「今里筋」を北上、「淀川」を越えて、摂津市(せっつし)との境に近い「井高野(いたかの、同東淀川区)」までを結んでいます。


途中、「中央線」・「長堀鶴見緑地線」・「谷町線」、そして「関目成育(せきめせいいく、同城東区)」で「京阪電車」と接続しています。連絡しているこれら路線はすべて大阪都心部へ向かう路線で、「今里筋線」はそういった路線を南北に連接する役割を果していることがわかります。

 

さて、「いまざとライナー」乗車記はここで終わりなのですが、次回に続きます。

今日はこんなところです。