みなさんこんにちは。
今日は昨日から続いて、来たる16日に全線開業する「おおさか東線」に関する話題を、二部にわたってお送りしたいと思います。

いよいよ、待望の全線開業まであと2日になりました。
当ブログでも度々お送りしている話題ですが、この路線の全線開業で、大阪東部や奈良方面から「新大阪駅(大阪市淀川区)」へとつながる、あらたな交通ネットワークが構築されることになります。
開業後、どのように沿線は変貌するのか?と楽しみでもあります。

先日の「おおさか東線 放出駅(同鶴見区)」にて。
すでに開業している、同線の南区間の南端「久宝寺駅(大阪府八尾市)」へと向かう列車が、発車待ちをしていたのですが…

列車の側面には、このように「全線開業」のムードを盛り立てる掲示がなされていました。それ以外にも、沿線ではすでに祝賀ムードでいっぱいのようです。「新線開業」ということもそうですが、やはり「東海道・山陽新幹線」の発着する「新大阪駅」へ直接アクセスする、というインパクトはいずこでも強いもののようです。かくいうわたしもそのひとりですが…
沿線でも試運転はすでに本格化しており、工事関係もほぼ完成。
3月に入り、あとは開業を待つだけ…という状況になった沿線です。

さて、昨日仕事帰りに立ち寄ったのは、この「鴫野駅(しぎのえき、同城東区)」です。16日に開業する新線区間のうちの駅のひとつで「学研都市線」との共同駅になります。
先ほども触れましたが、開業までもうまもなく。
これまで、路線工事の進捗状況など、定点観測をして来た駅です。
今日は「開業前最後の訪問」ということで、前回2月に訪問した際からの変貌などを比較しながら、じっくり観察してみたいと思います。
前回、2月に訪問した際の様子はこちらもどうぞ↓
当ブログ
「おおさか東線延伸工事の進む鴫野駅を見に行く 2019年2月編 前編」
(2019年2月11日アップ)

それでは、さっそく構内の観察をしてみたいと思います。
高架駅構造の「鴫野駅」ですが、前回の訪問時、駅の入り口ではかつてあったコンビニ「セブンイレブン ハートイン」は開店(正確に言えば、高架化工事のために一時閉店していたので”再開店”ですが)準備中だったのですが…

無事に開業したようです。夕方のラッシュ時ということもあってでしょうか、多くの利用客が吸い込まれて行く姿が印象的でした。

その反対側には、自動券売機が並んでいます。

前回は見られなかった「開業 お待たせしました!」なるのぼりを発見。
駅のあちこちに立てられていて、「新大阪へ 奈良へ」の文字を見るにつけ雰囲気の盛り上がりを感じるものです。


これは「鴫野駅」のオリジナルですね。
もともと、この周辺はJR線の他に「OsakaMetro 今里筋線」も乗り入れており、駅前にも「大阪シティバス」が発着している、交通の便は非常に良いところです。それに加えて今回の全線開業で「新大阪駅」までは乗り換えなしでわずか13分と、さらに便利になりそうです。


改札前では、新ダイヤの時刻表も配布されていました。
これも「ダイヤ改正」ではおなじみの光景ですが、JR西の場合、右にある冊子型の時刻表も無料で入手出来るのがありがたいものです。複数の接続する路線の全列車が掲載されているので、個人的には大変重宝しています。

それでは、歓迎の?のぼりに迎えられながら改札を入ってみます。

1階コンコース階です。各駅停車のみ停車する駅ですが、実に広いコンコースです。現在は「学研都市線」の「3・4のりば」のみの稼働です。

こちらは、前回の記事でも取り上げましたが…
「おおさか東線」の発車案内標も、すでに準備されています。

「調整中」の張り紙の向こうには「新大阪 放出 久宝寺」の文字が、確かにはっきりと視認出来ます。

こちらの案内標識は、前回には気付かなかったのですが…


照明に照らされた、この案内板にも「おおさか東線 新大阪」…といった文字が浮き上がってわかります。仮に上からシールを貼っているのですが、こういったものを見つけるのは実に興味深いものだと感じます。

こちらは先月、訪問した際のものです。
「学研都市線上り(四条畷・松井山手方面)」の「3番のりば」へ向かうエスカレーターの向こうは、巨大な壁面が立ちはだかっていたのですが…

ついに、この壁が取り払われました!

開業前なので、手前に仮柵が設けられてはいますが、壁のあるなしで、印象が全然違います。
これほどの空間があったのかとも少し驚きさえしてしまいます。

北側に当たるこの奥には「おおさか東線 放出・久宝寺方面」への「1番線」へ至る動線が確保されています。
こちらも、関連工事はすべて完了しているようです。


まだ封鎖されているこちら側の案内標の類には、まだ青いブルーシートがかけられています。

ムリヤリに読み取ってみようかとするのですが、はっきりとは確認出来ず。

「学研都市線 3番のりば」に至るエレベーターの向こうにもブルーシート。

「1 2 3 4」と、こちらはのりば番号が浮かび上がっているのがわかります。
この「鴫野駅」と、東にひとつ隣の「放出駅」との間は「学研都市線」との重複区間で、都合、線路が4本並ぶ「複々線区間」になります。
時間帯によっては「おおさか東線」と「学研都市線」とが並走することもあるようで、迫力のある光景が見られるようになりそうです。

いや、実に大きく変貌したコンコース階です。
それでは、エスカレーターを昇ってホーム階へ上がってみたいと思います。
次回に続きます。
今日はこんなところです。