みなさんこんにちは。前回からの続きです。
大阪近郊の支線巡り、大阪・奈良府県境の信貴山(しぎさん)へ向かう「近鉄信貴線」と「西信貴ケーブル線」を巡った際の様子をお送りしています。

さて、ここは「信貴山口駅(大阪府八尾市)」。
駅名称の通り「信貴山の入り口」に当たるところです。


ここからは「西信貴ケーブル線」に乗って、1.3km先の山頂付近にある「高安山駅(たかやすやまえき、同)」へ向かいます。
では、ここからもまた例によって、かぶりつき席からの様子をお送りしたいと思います。

ケーブルカーがゆっくりと発車。ほどなくして、この踏切を渡ります。
「ケーブルカーの踏切」とは珍しいなあと思うのですが、それもそのはず、日本では同じ近鉄の「生駒ケーブル(奈良県生駒市)」とここの2箇所でしか存在しないという、大変貴重なものだとのこと。

踏切を過ぎ、勾配を徐々に登って行きます。
結構な斜面のように感じますが、この路線ではまだ角度は小さい箇所です。

ふたつ目の踏切をゆっくりと通過。周辺に民家などは見られなくなります。

しばらく進みますと、緑はますます濃くなってすっかり山岳地という景色になります。小旅行しているなという気分になります。

行き違い地点と、対向のケーブルカーが見えて来ました。


「しょううん」と記された、下りのケーブルとここで行き違います。

行き違い地点を過ぎますと、一気に勾配がきつくなったように感じます。


路線で唯一の「郡川(こおりがわ)トンネル」が見えて来ました。


このトンネルを過ぎますと、なお勾配がさらにきつくなったのがわかります。最後の勾配、480パーミル(100m進むごとに48m登る勾配)です。

ふもとの「信貴山口駅」を出ること7分ほど、山頂の「高安山駅」が見えて来ました。




「高安山駅」に到着。ふもとの「信貴山口駅」との標高差は実に354mということで、下車するとひんやりと感じられる瞬間でした。
それでは、この「高安山駅」周辺を散策してみたいと思います。
次回に続きます。
今日はこんなところです。