平成30年5月19~20日線路切り替え工事後のJR学研都市線に乗る 前編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。今日の話題です。

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ここは「JR京橋駅(大阪市都島区)」。大阪平野を北東に進み、生駒山地の向こうから南下して路線を延ばし「木津駅(京都府木津川市)」までを結ぶ「学研都市線(がっけんとしせん)」ホームです。

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ところで先日、その「学研都市線運転休止」について話題をお送りしました。

その際の記事はこちらもどうぞ↓
当ブログ
迫る北区間の開業!「おおさか東線」建設工事に伴い「JR学研都市線」が一部運休(2017年5月8日アップ)

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来春、大阪環状線の外側で「城東貨物線」を旅客線へと活用し「新大阪駅(大阪市淀川区)」へと直接乗り入れる「おおさか東線・北区間」の工事がたけなわなのですが、それに関連する「学研都市線の一部運休」でした。

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工事は予定通り、5月19日(土)の夜から20日(日)の早朝までの間に遅滞なく行われたとのことで「おおさか東線」と「学研都市線」とが重複する「京橋~放出間(地図中の赤い)」での線路の切り替えが行われました。

今回の工事は、北区間(新大阪方面)へ行き来する来春開業の「おおさか東線」と、すでに営業している「おおさか東線(南区間)」とをつなげるために、すでに東西に路線が走っており、これと一駅あまり区間が重複する「学研都市線・上り線」を「おおさか東線」と立体化させるという、これまで行われたこの区間の線路切り替え工事の中でも、配線が大きく変更されるというものでした。

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ということで、さっそくその工事が完了した「切り替え区間」、すなわち「京橋~放出間」の様子を、仕事帰りに観察して来ました。
「京橋駅」から乗車したのは「学研都市線」の上り(四条畷・松井山手・木津方面)への普通列車です。

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「京橋駅」を発車。駅を出てからほどなく、最初のカーブに差し掛かります。
ここあたりでは東西方向へと進んでいる「学研都市線」ですが、ここからはやや南下して線路が敷かれています。

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少し進みますと、左側から別の路線が姿を現します。「城東貨物線北線」、つまり、来春から「おおさか東線・新大阪方面」へと向かう線路です。

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この「寝屋川(ねやがわ)橋梁」を渡るあたりから「学研都市線」と「おおさか東線」とが重複する区間になります。来春に新大阪まで「おおさか東線・北区間」が開業した際には、左側の二線を「おおさか東線」、いま走っている右の二線を「学研都市線」が使用することになっています。

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もともとこの区間は「学研都市線」のみが左側に二線、敷かれており「城東貨物線」は先ほどの鉄橋の手前で「学研都市線」に合流する配線になっていました。そういうことで、現在列車が走っている箇所には線路はありませんでした
(この「重複区間」を建設する際に「学研都市線」の南側の空き地に線路を二線張りつける形で造成し、そこへ「学研都市線」を移設したのが現在の姿)。

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その「寝屋川橋梁」を渡り終えたところですが…

先日の線路切り替えまでは、いま走っている「学研都市線・上り線」は赤い矢印の方向へ、いちばん左端の線路へとつながっていました。切り替えからものの数日の乗車でしたので、その痕跡ははっきりと残っているのがわかります。

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あたらしく敷設された「上り線」をゆっくりと進んで行きますと、隣の「鴫野駅(しぎのえき、同城東区)」のホームが見えて来ました。

構内の手前にあるポイント(分岐器)は「学研都市線」から「城東貨物線(北区間)」へと転線するためのものでしたが、今回の線路切り替えで使用中止になり、よくよく見ますと途中でぶった切られていました。

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新装なった「鴫野駅」3番線に到着。隣の「4番線(学研都市線下り)」も、やはり少し前にあった切り替えの際、この場所へと線路が移設されました。

先ほども触れましたが、もともと「学研都市線」はこの画像、左側にある「二線」を使用していました。「おおさか東線・北区間」の開業後は、その場所(1・2番線)に「おおさか東線・上下線」が発着することになっています。

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さて、鴫野駅から「上り線」を望んでみますと、カーブがかかった勾配になっています。実は、これが今回の「線路切り替えのミソ」だと思います。

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カーブ、勾配、そして駅ホームの壁面…と、視界が著しく制限されるので、ここには「中継信号機(注釈:このように前方の視界が支障されるなど、この先の信号機の状況を直接視認出来ない場合に『この先の信号機は何を示しているのか』ということを示す信号機。この表示は『青信号=進行』を示している)」が設けられていました。

では、次の「放出駅」へと向かうことにします。
次回に続きます。
今日はこんなところです。