平成30年5月19~20日線路切り替え工事後のJR学研都市線に乗る 中編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。
先日19日夜間~20日早朝にかけて、来春開業予定の「おおさか東線」建設に伴う「学研都市線・上り線の線路切り替え」が行われた「京橋~鴫野~放出間」の上り列車に乗車、その配線の変化の様子についてお送りしています。

イメージ 1

さて、ここは「鴫野駅(しぎのえき、大阪市城東区)」。
今回の線路切り替え工事の中でも、最も配線が変化した区間へと入ろうとしています。先頭車両からは、急勾配とカーブがすでに見えています。

イメージ 2

ほどなく発車。少しずつ、そのカーブと急勾配とを登り、左へ大きくカーブを取って行きます。

イメージ 3

ここが高架のサミット部分。いったん直線区間に入るのですが…

イメージ 4

次は、右方向へとカーブしながら下り勾配に入って行きます。
下りつつある線路の右側からは別の線路が二本見えますが、右端は「学研都市線下り線(京橋方面)」。
その左側には一線のみ線路が見えますが、隣の空間にはもう一線線路を敷いた上で「おおさか東線の上下線」が敷設されることになっています(もともとは、この場所に「学研都市線上下線」の線路がありました)。

イメージ 5

ということで「鴫野駅」からやって来た「学研都市線上り線」は「おおさか東線上下線」を一気に乗り越え、いちばん左端(方角でいうと北端)に移動したことになります。これが「今回の線路切り替え」の最大の目玉でしょうか。

イメージ 6

イメージ 7

そういうことで、高架線路を降りますとこの区間からは「おおさか東線(の上下線)」を「学研都市線(の上下線)がはさむ」という形に変わります。
ただ「おおさか東線」の複線化工事はこれからのようで、バラスト(道床砂利)の塊が積んであったり(赤い□)ところどころレールやPC枕木などが置かれているままです。

イメージ 8

「放出駅」が近づくと、配線はもう少しわかりやすくなります。

赤い↑=学研都市線上り線(四条畷・松井山手・木津方面)」
青い↑=おおさか東線(南区間)放出・久宝寺方面」
青い↓=おおさか東線(北区間)新大阪方面」
赤い↓=学研都市線下り線(京橋・東西線方面)」 になります。

イメージ 9

「内環(うちかん)」と親しまれている「大阪内環状線(国道479号)」をくぐります。
中央の二線の間にはポイント(分岐器)が見えますが、現在「おおさか東線」はこの駅が北の終着駅なので、折り返しのために使用するものです。

イメージ 10

「放出駅」が見えて来ました。
この駅止まりの、緑色の「おおさか東線」電車が停車しているのがわかります。

イメージ 11

「放出駅」に到着。この駅で、今回の切り替え区間は終了です。

イメージ 12

乗車して来た電車はこの先「四条畷駅(しじょうなわてえき、大阪府大東市)」へと向かいます。

イメージ 13

こちらの「放出駅」もここ10数年の間で大きく改造され「ホーム2面・4線」という配線になりました。先ほど触れましたが、両端が「学研都市線」、中央二線に「おおさか東線」が発着することになっています。

イメージ 14

イメージ 15

ホーム先端から。「おおさか東線」は現在、この駅が北端の始発駅になっており「久宝寺駅(大阪府八尾市)」へと向かっています(青い□)
画像の奥には大きな鉄橋が見えますが、同線はこれを渡って、画像右方向(南方向)へと進んで行きます。

イメージ 16

この、右方向へと向かう「おおさか東線」をまたぐため、右端の「学研都市線(下り線)」は今回の工事で切り替えられたのと同じように、高架線路でこれらを乗り越しています(「学研都市線」は左端へと進む)。
なかなかどうして、周辺の区間も複雑な配線になっていることが窺えます。

イメージ 17

今回の「線路切り替え」で「学研都市線」と、来春にあらたに北区間が開業する「おおさか東線」との配線はこれで固まるようです。

終点となる「新大阪駅」をはじめ、新規開業区間の新駅の建設も徐々に進んでいるようで、沿線住民としては「利便性の向上(特に新幹線を使う時など)」のみならず、鉄道趣味的にもどんなダイヤが組まれるのか?、また「学研都市線」や久宝寺で接続する「大和路線」とも直通列車が設定されるのか?など、実に期待の持てるものです。

ここまでは「線路切り替え工事」でその配線が大きく変化した「上り線区間」を見て参りましたが、今度は逆、つまり「放出→鴫野→京橋間」と向かう「下り線」とその区間の途中にある、変貌著しい「鴫野駅」周辺の様子などについてお送りしたいと思います。
この「下り線」もこれ以前に線路切り替えが行われ、配線や「鴫野駅のホーム位置が変わった」という経緯があります。

次回に続きます。
今日はこんなところです。