4駅名称変更前夜の京阪電車大津線を巡る その12 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

「4駅名称変更」や「新塗装車両」が続々と登場するなど、新時代を迎えようとしている「京阪電車大津線」を気ままに巡る旅をしています。
 
イメージ 1
 
やって来たのは「大津線」の一路線「石山坂本線」の南の終点「石山寺駅」です。
小規模ながら「終着駅」の雰囲気を感じさせられるたたずまいです。
 
イメージ 2
 
イメージ 3
 
線路の中間に設けられている乗車ホームのそれぞれ反対側にも、二面のホームがあります。
訪問した列車では使用されていなかったのですが、駅名にあるように「源氏物語」で有名な名勝「石山寺」が近いということでしょうか、かつては電車で大勢やって来る参拝客をさばくためだったのか、かつては「降車用ホーム」として活用されていたのでしょうか。
 
イメージ 4
 
この、現在は使われていないホームにも入ることが出来ました。
 
イメージ 5
 
屋根はついていないのですが、使用されているホームより幅が広いようなので、個人的にはこちらの方が使いよさそうな気もしないでもありません。
 
イメージ 6
 
イメージ 7
 
ところで訪問した際、この「石山寺駅」にはいまや「京阪唯一」となったあるものが存在していました。それは何かというと…
 
イメージ 8
 
こちらの「行先案内表示」でした。それも、最近は目にすることが少なくなった「パタパタ式(ソラリ―、フラップ式とも)」のものです。
京阪電車では幅広く使用されていたものですが、最後に残ったのがこの「石山寺駅」にあるこの一台のみになっていました。
 
イメージ 9
 
そういうことで、貴重なこの「行先案内表示」をちょっと観察。
 
電車が発車すると「パタパタ」という音とともに、板がめくれて行きます。
ところで、この種の器具の醍醐味というのは、普段使用されない行先や種別が隠れているということでしょうか。
 
器具の回転途中には、短い路線ながらこのように「臨時」「穴太」など、定期列車では設定のない行先や種別が隠れていました。
電車についている「電動幕」にも同じようなことがありますが、こういったものを見つけると、趣味的には大変興味深いものを感じます。
 
イメージ 10
 
その回転の間、今度は黒い表示が続きまして…
 
イメージ 11
 
イメージ 12
 
この表示になりました。結果として「先発」と「次発」のホームが入れ替わっただけなのですが…
ちなみに、この表示器は訪問後まもなく撤去されてしまったそうです。
 
現在、この種の後継として主流を占めている「LED」や「LCD」式の表示器というのは「イレギュラーなダイヤの時の対応」や「宣伝広告などが自由に流せる」など、大変利便性の高いものだと思われますが、他の電鉄会社でも姿を見ることが少なくなったこの種の「表示器」、こちらも京阪のみならず貴重な存在になって来るのだろうかなと感慨にふけってしまいます。
 
次回に続きます。
今日はこんなところです。