湖北・長浜でぶどう狩りとぶらり街歩き その8 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。
先日、家族で「湖北・長浜」を散策した際の様子をお送りしています。
ここは「旧長浜駅舎」を中心とした観光施設、「長浜鉄道スクエア」です。

イメージ 1

さて、明治・大正期の雰囲気をふんだんに味わうことが出来た「旧長浜駅舎」をあとに、いったん館外へ出てみますと、この背の高い信号機が、中庭に鎮座しています。

イメージ 2

かつてというか、比較的最近まで、ローカル線で見ることも出来た「腕木式信号機」でした。もちろん、操作はすべて手動扱いで、この説明書きにあるように、上下の腕木の向きで信号を確認していました。

イメージ 3

上は「場内信号機」、下は「通過信号機」。仕組みとしては、実に原始的なものなので、わかりやすいといえばわかりやすいですね。
これも、このように美しい状態で残存している例はあまり見たことがないので、貴重な「鉄道遺産」です。

イメージ 4

さてはて、どちらの展示へ行くか…
まず、左側の「長浜鉄道文化館」へ向かうことにします。
ちょうど、「旧長浜駅舎」の裏手に当たる展示館です。

イメージ 5

と、ここに入った途端、この大きな「舵」が展示されていました!
写真ではわかりづらいのが申し訳ないのですが、これ、結構な大きさでした。

イメージ 6

「琵琶湖汽船 はり丸」…とあります。

イメージ 7

直径は、約1.5mもあるのですね。大きく感じたはずです。

イメージ 8

この「はり丸(玻璃丸とも)」は、京阪系列の「琵琶湖汽船」が、戦後間もない昭和26(1951)年に就航させた「びわ湖観光船」です。

イメージ 9

丸みを帯びた、白い塗装の船体の美しさから、ここにもあるように「びわ湖の女王」とも称され、高い人気を博したそうですが、老朽化のため昭和57(1982)年に退役しました。

イメージ 23

イメージ 24

それに代わり、同年に登場したのが、現在も「びわ湖観光船」として人気の、この「ミシガン」です。「アメリカ開拓時代」をイメージした観光船なので、先ほどの「はり丸」とはだいぶコンセプトは異なるようです。大津港にて。

イメージ 10

当時のパンフレットの展示もありました。
「ミシガン」とは異なり、船内に「酒場カウンター」などがあるのを拝見しますと、単なる「観光船」ではなく「大人の社交場」のような雰囲気もあったようです。
楽しい「ミシガン」を知っているだけに、一度、乗ってみたかったですね。

イメージ 20

さて、こちらの館内には、明治期に開業した際の、この「長浜駅周辺」の模型が展示されていました。赤く囲ってあるのが現在も残る「旧長浜駅舎」です。

イメージ 21

ホームは1面2線のみ、それもすべて行き止まりです。
この当時、東海道本線は全通しておらず、東京・名古屋方面からやって来た乗客は、当時のこの「長浜駅」に近接している港から連絡船に乗り、大津へと抜け、そこで再び汽車に乗り換え、京都・大阪方面へと向かっていました。

イメージ 22

別の角度から。ちょうど、連絡船が出発するところでしょうか。
まさに、駅の真ん前が「連絡船の港」とは、乗り換えが必要なものの、当時としては高い利便性があったのではないか…と感じます。

ということで、この「旧長浜駅舎」付近まで、かつては「びわ湖」の湖水が打ち寄せていたことがわかります。そういうことでは、かなりの内陸部まで埋め立てられたのですね。

イメージ 11

他の展示も拝見して行こうと思います。

イメージ 12

ちょうど「企画展」ということで、鉄道にまつわる玩具類の展示がなされていました。

イメージ 13

おお~プラレールがいっぱい。いまとなっては、懐かしい車種もちらほらと。

イメージ 14

ですが、棚に展示されている車両を見ますと、これは「プラレール」ではありません。それよりも、いくばくかリアル感のあるものです。

イメージ 15

この手の「鉄道おもちゃ」というと「プラレール」を想起するのですが、そういえば、それ以外にも他のメーカーから、さまざまな商品が出ていたなと、おぼろげながら思い出します。しかし、いろいろとあるものですね。

イメージ 16

その横では「駅弁とお茶瓶コレクション」なる展示も。

イメージ 17

イメージ 18

いろいろな「お茶瓶」があります。当たり前ですが、昔は「陶器製」だったのですね。わたしは見たことのない世代なのですが…

イメージ 19

あっ、これは見覚えがある!プラスティック製のもので、お湯や水を注いで、もみだして…というやつですね。

熱湯を注いだお茶が、なんとはなしにプラ容器の味がするやつです(汗)
小学生の頃、鉄道で家族旅行する時には、両親が弁当といっしょにこれを買ってくれてたな~いや、懐かしいですね。いまから30云年も前のことです(笑)

次回に続きます。
今日はこんなところです。