
今月から発売が開始された、毎年楽しみにしている「京阪カレンダー」の発売が開始されたということで、先般の仕事の帰り「京阪京橋駅(大阪市都島区)」へ立ち寄り、無事に入手して来ました。

今日は、その開封の様子におつきあいくだされば幸いです。

表紙は、やはりというか、今年8月20日にデビューした、京阪初の「全席座席指定車両・プレミアムカー」を連結した、看板列車の特急8000系でした。

連結されているのは、8両編成である8000系特急車の、大阪方から3両目。
朱色で塗装された車両が、くだんの「プレミアムカー」です。
こうして全景をみますと、結構目立つアクセントでたいそう目立ちます。

カレンダーの巻末には、その「プレミアムカー」についての特集が展開されていました。


こちらも京阪初の「1+2列のリクライニングシート」。実にゆったりとしたシートです。そして、全席に設置されたコンセントなど、乗車時間の短さ(始発から終着まで乗車しても、1時間弱)ということを考えても、破格のご豪華さやなあと、あらためて感じます。
「プレミアムカー」のシートについてはこちらもどうぞ↓
当ブログ
京阪特急「プレミアムカー」豪華シートを体験する(2017年8月6日アップ)

昨日の記事でも取り上げたのですが、11月末までの「秋のおでかけダイヤ(特別ダイヤ)」では、これまで「プレミアムカー」が充当されて来なかった「ノンストップ特急洛楽(らくらく)」にも、これが連結されるなど、そちらの動向も気になる、この「プレミアムカー」です。
となると、「正月の特別ダイヤ」でも同様に「初詣洛楽」での連結もありそうです。

さて、本題の「京阪カレンダー」を御開帳します('ω')ノ
1月は、複々線を走る7200系(左側)と、もう車齢が御年50歳を迎えようかという2400系でした。特に、後者は「関西初の通勤用冷房車」として昭和44(1969)年に登場した車両なのですが、平成初期の大規模な車体改修工事を経て、いまなお第一線で活躍している姿が見られます。

2月は、雪の京津線800系。大津市内でのショットのようですが、このあたりでこれほどの積雪というのは珍しいですね。この車両も、徐々に車体色が、京阪線(京阪本線・鴨東線・中之島線・交野線・宇治線)のそれと揃えられるべく、塗装変更が進んでいるので、この京阪らしからぬ?車体色も、もうすぐ見納めになりそうです。また、撮影に行きたいなと感じます。

4月は、春の交野線を走る10000系車両。淡い色の桜がいい雰囲気ですね。
このあたりも、つい20年ほど前までは田畑が延々と広がるところだったのですが、随分、様相が変わってしまったのだなとつくづく感じます。
どちらにしても、緑のある、心が和む風景です。

そして、7月は夏雲の下を走る6000系。これも、実に季節感があります。

また、今年のカレンダーには、想像だにしなかった?この車両が登場していました。寝屋川車両基地(大阪府寝屋川市)での構内入替車です(「機械扱い」なので車籍はない)。

塗装は白と、青色なのですが、これは最近になって塗りなおされたもので、「ワガヤネヤガワ号」という愛称がつけられているという車両です。
実はこの車両、大変興味深い経緯があるようで…

「ワガヤネヤガワ号」、否、構内入替車のもととなった、京津線(けいしんせん)で使用されていた「70形車両」。三条大橋(後の京津三条、現在は廃止)にて。種車の面影が残っていることがわかる。
もともとは、昭和18(1943)年から23(1948)年にかけて、同型の車両が10両製造されたのですが、廃車後、そのうちの「72号」だけが守口車庫(大阪府守口市。昭和47年に閉鎖後、寝屋川車両工場へと移転。跡地は「京阪百貨店守口店」になっている)へ「入替車」として転用され、現在もここ、寝屋川の地で余生を過ごしている、という車両なのですが、主電動機や台車は、京阪創業時の「1形」で使用されていたものということが特筆されることで、現在に至るまでまさに「京阪の生き証人」にも思えます。
出典「関西の鉄道 No.53 京阪電気鉄道特集 PartⅣ」より。

そして、11月は「ライトアップされた紅葉のトンネル」を通過する、系列の「叡山電車」、その観光列車「きらら」でした。これも見ほれるほどです。
いや、今年も「季節感あふれる写真」ばかりで、期待に違わぬものでした。
これを愛でながら、なにかと忙しい?毎日をがんばって行ければなあ…などと感じます。
今日はこんなところです。