終焉迫る!オレンジ色の大阪環状線103系 前編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。今日の話題です。

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朝日大阪朝刊 平成29年9月7日付 31面(社会面)より。
大阪のシンボルとして、市内の主要な街々を結んでいる「大阪環状線」の103系電車がついに来月に完全引退するという記事が掲載されていました。

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大阪環状線では目下、昨年12月24日からこの「323系」という、最新型の形式の投入がなされていまして、その代替えに国鉄時代から使用されている「103系」の淘汰が進み、環状線には2編成(16両)が残るのみとなっています。

報道によると、大阪の街を50年近く走り続けたその103系も今回、その形式名に合わせた「10月3日」に完全引退するのだとのこと。
ひと昔前までは嫌というほど?乗車することの出来た103系ですが、今日からは、環状線の主役を張っていた頃のスナップを、個人的な思い出とともに少し取り上げてみたいと思います。

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「原点に回帰する懐かしのオレンジ103系」(2017年1月7日アップ

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さて、スナップを撮りにやって来たのはこの満開の桜が見事な、その名も「桜ノ宮駅(大阪市北区)」、いまを去ること7年前、平成22年4月のとある穏やかな春の一日でした。

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ホームの大阪方で少し待っていますと、その川沿いの歩道に咲く満開の桜の並木の向こうから、その103系がやって来ました。

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他の車両と比べて、運転台が高い位置に設けられている、いわゆる「高運転台」が先頭になっている編成です。
現在、最後まで残っている2編成もこれと同様のタイプのものです。

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今度は、反対の内回りホームにも。「大和路快速」と並びます。
環状線には、さまざまな方面からの電車が乗り入れているので、その並びを観察するのも、いまも昔も楽しみのひとつです。

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この「高運転台」をアップで撮影していました。
運転台は正面向かって右側にあるのですが、もともと、先頭の長細い窓の間には縦に桟が二本ありました。車両の寿命を延ばす「体質改善工事」と呼ばれるリニューアルの際に撤去され、イメージが変わってしまいました。

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そして、隣に停車していた列車ですが…
JR京都・神戸・宝塚線の普通列車から、このブラックフェイスの「201系」という車両が続々と環状線に転入し、数を増やして来たという頃でした。

この201系は、現在でも環状線の主力車両なのですが、将来的にはこちらもすべて冒頭の323系に置き換えられる計画になっているとのこと。
103系同様に国鉄時代の車両なのですが、こちらの方はまだ車齢も若いので当分の間は安泰のようです。

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「ユニバーサル・シティ」方面へ向けて、出発して行きました。

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さて、次に入って来たのはまたくだんの103系でした。
ですが、先ほどの「高運転台」のタイプではない「低運転台」のものです。
こちらも、例によって正面のガラスの桟が撤去されているタイプです。

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ちなみに、こちらが「桟が撤去されていない原型に近い車両」
随分とイメージが異なります。阪和線・東岸和田にて。

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しかし、こちらのものは、一足早く廃車されたり、他の線区へ転属するなど早い時期に姿を消しました。
個人的には環状線には「高運転台」の車両が少なかったということもあってか、環状線というとこのタイプのイメージが強く感じられます。

さきほども述べたのですが、左側の201系という車両が環状線にやって来るまでは、奈良からの「大和路快速」や、関西空港・和歌山からの「関空・紀州路快速」など以外、環状線専用の車両は、すべて103系でした。
そういうことで、それこそ幼少の頃から、もう飽きるほど乗っているはずの103系なのですが…いざ、もう姿が見られない、ということになると、それはそれで寂しいもののように感じられます。勝手なものですが(笑)

次回に続きます。
今日はこんなところです。