
朝日大阪朝刊 平成29(2017)年8月20日付け 5面より。
先日から幾度か取り上げておりますが、今日、京阪電車で史上初の座席指定車両「プレミアムカー」がいよいよデビューしました。

従来の特急車両を座席指定車両に改造した「プレミアムカー」が、特急用の8000系車両を用いる、特急列車すべてに連結されることになっています。

車内は「1+2列のリクライニングシート」が展開するなど、豪華な設備を備えているほか、専属のアテンダントが乗務しているなど、これまでの京阪特急のイメージを大きく変える車両ということで、個人的にはデビューが大変待ち遠しく感じられるものでした。

「プレミアムカー」デビューの初日にぜひ乗車したい!ということで、さっそく体験乗車して来ました。
まずやって来たのは、毎度おなじみの「京橋駅(大阪市都島区)」です。

ここはJR線の京橋駅に近い、中央口です。
券売機の横には、その「プレミアムカー券」の専用売り場が設けられているのですが…

先日訪れた時には、サービス案内の映像が流れていた液晶画面だったのですが、ここでは直近の「プレミアムカー」の空席情報が流されていました。
「みどりの窓口」でよく見かけるものと同じシステムですが、京都市内までではほとんど満席になっているようです。初日からなかなか人気ですね。

そういえば「プレミアムカー」のデビューに合わせ、京阪線のダイヤも今日から一部変更されることになっていました。


時刻表にもその「プレミアムカー」を連結した特急列車の案内が、そのかたわらに表示されていました。
日中はおおむね「4本/時」の運転で揃えられているのですが、平日の朝ラッシュ時(8時台)には設定はなされていません。2枚扉のため、乗降に時間のかかる8000系の充当がその時間帯では控えられているがためのようです。

この京橋駅では、大がかりなデビューの広告が展開されていました。






ポスターも、なかなか印象に残るデザインのように感じます。

そして、ホームにも。ここまで大がかりなのは、中之島線の開業(平成20年10月)以来ではないかと記憶しています。「プレミアムカー」の登場というのは、それほど大きな出来事なのだなと感じます。

まずは、特急の始発駅・淀屋橋駅へと向かいます。


車内吊りでもこのような感じ。いずこも「プレミアムカー」一色です。

そして、平日朝ラッシュ時に大阪方面へ運行される「ライナー列車」の広告も。こちらは、明日(21日)がデビューの予定です。
樟葉・枚方市の両駅から、「プレミアムカー」を連結した8000系特急車を使用し、普段は別料金なしで利用出来る自由席も「座席指定」として運行するという、いわゆる「通勤ライナー」としての性格の列車です。
こちらも、京阪としては初の「座席指定車両」ということで、週明けの運転開始が気になるところです。

そうこうしている間に、終点の淀屋橋駅(同中央区)に到着。


そういえば、発車案内もあたらしいもの(フルカラーLCD?)に取り替えられています。最近は珍しくもなくなりましたが、これは見やすいですね。

直近でやって来る、8時10分発の特急が「プレミアムカー」を連結した列車でした。「一部指定」の文字がその記しなのですが、目を引きます。

乗車する予定の列車は、この一本あとなのですが…
さっそく「プレミアムカー」の乗車位置へと向かってみます。

ほどなく、8時10分発の特急が入って来ました。
運行初日ということでしょうか、カメラを回すテレビ局の姿も見られます。

見えて来ました!いよいよ、「プレミアムカー」との初対面です。


ホームにはたくさんのギャラリー、そして、次々と乗客が乗り込んで行きます。アテンダントの方のお出迎えも、実に新鮮です。


そして、列車種別と行き先、発車時刻や列車番号を記した案内表示もあらたに扉横に設置されていました。高頻度で運行される列車なので、これはわかりやすいですね。



いろいろと見とれているうちに、8時10分発の「プレミアムカー」は発車して行きました。座席はちらほら埋まっている感じでしたが…


さて、その10分後にはまたも「プレミアムカー」がやって来ます。
わたしはこれに乗車する予定にしています。

8時20分発、座席は京都までは満席のようです。先ほど、京橋駅で見かけた時よりも、結構埋まっているようです。
しかし偶然ですが、8月20日が運行開始の8時20分発…

先ほどの便とは異なり、反対側の3番線に8時20分発が入線して来ました。
いよいよ乗車です。いや、楽しみです。
次回に続きます。
今日はこんなところです。