初夏の宮城、岩手両県を乗り鉄のひとり旅、すっかり夜のとばりが降りた東北本線を、県南部の一ノ関駅から北上しています。


そうして40分ほど北上して「北上駅(きたかみえき、同県北上市)」に到着。「北上して着いたのが北上」…わざとじゃないですよ(笑)
今日の最終目的地は列車の行先の「盛岡」なので、このまま乗車していてもいいのですが、固い横向きのロングシートではこのあたりしんどい時間帯になるやろうなぁ…と予想していました。

ここに来てどうやら、その予想が当たっているようなので(笑)
この駅からは「東北新幹線」で盛岡へと向かうことにしています。
この駅からは「東北新幹線」で盛岡へと向かうことにしています。
わずか20分ほどの乗車で別料金になりますが、気分転換にはもって来いです。
普通列車と別れ、長い地下道に入ります。先ほどの盛岡ゆきからの下車客で新幹線の改札へ向かう人影はまったくありませんでした。
普通列車と別れ、長い地下道に入ります。先ほどの盛岡ゆきからの下車客で新幹線の改札へ向かう人影はまったくありませんでした。

ところで、この駅からは「北上線(きたかみせん)」が分岐しています。
広い東北地方を、東西に横切って「横手駅(よこてえき、秋田県横手市)」へ結んでいる路線です。
広い東北地方を、東西に横切って「横手駅(よこてえき、秋田県横手市)」へ結んでいる路線です。

ちょうど、その北上線の横手ゆきディーゼルカーが発車待ちしているようなので、ちょっと様子を見に行くことにしました。

さすがに、この時間なので空いているようですね。
人気のないホームに、軽いアイドリング音だけが響くいい雰囲気でした。
こちらは15、6年ほど前に、この駅から横手まで乗り通したことがあるので、今回は乗りませんが…
「北上線」はのどかなローカル線なのですが、秋田新幹線の開業(平成9年3月)に当たり、その元の路線となった、盛岡から分岐している在来線の「田沢湖線(たざわこせん)」に新幹線を直通させるための改良工事を施すため、同線を全面運休にした時期があったのですが、その際、北上線がその秋田方面への代替えのメインルートとして選定され、「特急リレー号」なる列車が定期設定されるなど、一時は「主要路線」として活用された経緯のある路線です。
こちらは15、6年ほど前に、この駅から横手まで乗り通したことがあるので、今回は乗りませんが…
「北上線」はのどかなローカル線なのですが、秋田新幹線の開業(平成9年3月)に当たり、その元の路線となった、盛岡から分岐している在来線の「田沢湖線(たざわこせん)」に新幹線を直通させるための改良工事を施すため、同線を全面運休にした時期があったのですが、その際、北上線がその秋田方面への代替えのメインルートとして選定され、「特急リレー号」なる列車が定期設定されるなど、一時は「主要路線」として活用された経緯のある路線です。

正面改札の前に出て来ました。と、頭上から涼しげな音が響いて来ます。

風鈴ですね~よく考えると、岩手は南部鉄器が有名ですね。
暑い日には気分だけでも涼しくなりそうな気もします。

さて、再び地下道を通り抜けた反対側に、新幹線の乗り換え改札口がありました。まだ夜の8時半を回ったところですが、結構閑散としています。

昨日、仙台駅で「東北新幹線開業35周年(昭和57年の大宮暫定から起算)」のポスターを見たのですが、これはなかなか豪勢?なものが掲出されていました。

二枚もある、立派な横断幕に熱の入れようを感じます。

そのかたわらには、近隣の幼稚園児の作品でしょうか、東北新幹線の絵もたくさん飾ってありました。こういったものを見るとほっとします。

さて、肝心の新幹線ですが…
この時間帯は、上下ともに1時間に1本ずつが停車しているようです。
この時間帯は、上下ともに1時間に1本ずつが停車しているようです。

上りの直近は「やまびこ号」。まだ東京へは日着出来る時間帯なのですね。
残念ながら路線の位置関係や距離感が乏しいので、早いのか遅いのかなかなかわからないのですが…

わたしは、下りの「はやて号 盛岡ゆき」に乗ることにしています。



ホームへ上がって来ました。
待避線のある広大な4線の構内、屋根で覆われているのはやはり「降雪対策」なのでしょうか。東海道、山陽新幹線に慣れているわたしなどにすれば重厚な印象です。

待つこと10分ほど、「はやて」号が入って来ました。

盛岡までのこの区間では、すでに各駅停車になっているようです。
待避線のある広大な4線の構内、屋根で覆われているのはやはり「降雪対策」なのでしょうか。東海道、山陽新幹線に慣れているわたしなどにすれば重厚な印象です。

待つこと10分ほど、「はやて」号が入って来ました。

盛岡までのこの区間では、すでに各駅停車になっているようです。


車内はご覧の通り、がらがらでした。

そして、音もなくす~っとホームを離れていました。次は「新花巻」です。

ところで、この「はやて号」は「全席指定席」なのですが、列車の本数が半減する仙台以北の区間(いま乗っている区間もです)では「特定特急券」という、この特急券で空いている座席に着席することが出来るシステムになっています。

実質「自由席特急券」と同じ扱いなのですが、本来の指定席を持った乗客が現れれば交代しないといけないというルールではありますが、この「はやて号」についてはまったく大丈夫のようです。


北上から盛岡までは20分ほど。
落ち着く暇もなく、市街地のまばゆい灯りが車窓から多く見えるようになりました。

さていよいよ、盛岡到着です。
一日の総括は次回にするのですが、今日は実に長い日だったように感じます。
次回に続きます。
今日はこんなところです。

ところで、この「はやて号」は「全席指定席」なのですが、列車の本数が半減する仙台以北の区間(いま乗っている区間もです)では「特定特急券」という、この特急券で空いている座席に着席することが出来るシステムになっています。

実質「自由席特急券」と同じ扱いなのですが、本来の指定席を持った乗客が現れれば交代しないといけないというルールではありますが、この「はやて号」についてはまったく大丈夫のようです。


北上から盛岡までは20分ほど。
落ち着く暇もなく、市街地のまばゆい灯りが車窓から多く見えるようになりました。

さていよいよ、盛岡到着です。
一日の総括は次回にするのですが、今日は実に長い日だったように感じます。
次回に続きます。
今日はこんなところです。