松山・広島割引きっぷで行く 春の瀬戸内を日帰り旅 その5 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。
JR西日本から発売されている表題のきっぷを使い、初春の瀬戸内を日帰り旅した際の様子をお送りしています。

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可部線(かべせん)新線開業・あき亀山駅への乗りつぶし、平和記念公園への訪問、そして路面電車と、広島ならではの雰囲気を十分に味わったところで、JR広島駅へと戻って来ました。時刻は、午後2時前になっていました。

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さて、ここからは早くも帰阪の途に就きます。
山陽本線はじめ、在来線4路線が乗り入れている大きなターミナル駅です。

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そしてこの駅には、もちろん新幹線も乗り入れています。
広い改札を入りますと、もちろん「山陽新幹線」の発車案内もあるのですが…よく観察すると、これはLEDの類ではなく、大型の液晶ビジョンですね。

新幹線改札の前にある発車案内を、テレビカメラで中継しているということに気付きました。いいアイデアですよね。

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ところで、今回の広島入りには、表題にもありますように、この「松山・広島割引きっぷ」という企画乗車券を使用していました。
大阪市内発では、フリー区間でのJR在来線乗り放題などを含め、大人一名・14,500円でした。新幹線で普通に往復するより5000円はお安い設定です。

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この乗車券、広島・松山の両都市を経由したのちに大阪市内へ戻る、という条件がありまして、どちらを先に経由するかという指定が購入時に必要でした。
今回は広島から入ったので、帰路は松山を経由するというルートになります。

そういうことで、これから四国・松山へと向かおうというのです。
ですが、すでに時刻は午後2時をまわったところ、果たしてどのような展開になるのでしょうか。
しかし、よくよく考えると、あちこちの観光名所まで行けるフリー区間が設けられているので、もとより日帰りを想定した類の乗車券ではないのだなと、いまさらながらつくづく思います(笑)

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瀬戸内海の広域地図を引っ張り出して来ました。
距離的には「意外に近そうやなあ」などと思うのですが、この「割引きっぷ」には、瀬戸内海を渡る高速船のチケット(の引換券)がついています。

その瀬戸内海を渡る高速船の乗車場所は「呉(くれ、広島県呉市)」。
言わずと知れた、あの戦艦大和が建造された歴史ある軍港です。

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そういうことで、ここからは「呉線」に乗車することにしていました。
広島駅14時ちょうど発、快速「安芸路ライナー」 広ゆきに乗り込みます。

こちらも運よく、最新型の227系「レッドウィング」でした(そういえば今回の広島で、乗車したJRの列車すべて「レッド・ウィング」でした!)。

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3両編成の快速、ほぼ満席でしたがなんとか着席出来ました。
広島駅を出てすぐ、右手に「マツダスタジアム」が見えます。

画を拡大して頂くとわかりやすいのですが、「4回裏 埼玉西武2 広島1」というボードが見えました。試合速報が車内から確認出来るとは、これは便利ですね。といいますか、カープが勝っておれば盛り上がりますね(*^^)v

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そういえば、先ほどの広島駅コンコースでも、カープのレプリカユニフォームを着た人たちを見かけました。プロ野球オープン戦、13時から「対埼玉西武ライオンズ戦」が開催されていた、というこの日でした。

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さて、快速「安芸路ライナー」は、単線の呉線を快調に飛ばして行きます。
途中の「坂駅(広島県安芸郡坂町)」に停車。

広島市内からはとおに抜け出ているようです。少し車内が空いて来ました。

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坂駅を出発すると、突然、目の前に雄大な景色が一気に広がりました!
この旅の後半の主役、「瀬戸内海」です。

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この「呉線」、こちらのイラストマップを見てみますと、終着の「三原駅(みはらえき、広島県三原市)」に至るまで、海岸線に沿って線路が敷かれていることがわかります。観光名所も、あちこち点在しているようです。

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先ほどの風景、広島方面から乗車した列車では、最初に見える「瀬戸内海」の光景ということになります。海の見える路線…いいものですね。

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先へ進むに連れ、空を覆っていた雲も少し切れて来たように感じます。

太陽を浴びた、輝く海…
まだ初春の光景ですが、実に開放的な、いい雰囲気です。

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車窓を十分に楽しみつつ、30分ほどで「呉駅」に到着。
まだ乗っていたい車窓ですが…
下車するのがもったいないほどの、心地よい半時間でした。

駅名標の隣に「のりかえ」ということで、
「瀬戸内海汽船 江田島港(えたじまこう)方面」の文字も見えます。

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ちょうどこの場所、呉港から西へ数キロの沖合に浮かぶ島が「江田島」です。この地図ではごく一部のみですが、瀬戸内海にはたくさんの島々が点在しています。

しかし地図の左端下の島、結構大きいですね。これが「安芸の宮島」です。

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列車はこの先、「広駅(ひろえき、同)」がその行先になっています。
先ほども触れましたが、呉線は単線なので、ここで列車の行き違いをするようです。下車したあとも、広ゆきはしばらく停車したままでした。

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反対のホームには、すでに広島方面への列車が入って来ました。
ですが、行先はなんと「あき亀山」(広島市安佐北区)
朝に乗りつぶしして来た、あの可部線の新線区間に直通する列車です。

ついぞ、ここからの列車が運転されているとは。ちょっと驚きました。

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定刻の14時33分、広ゆきが発車して行きました。
閑散としたホームから、わたしも改札へ向かうことにします。

次回に続きます。
今日はこんなところです。