まだ肌寒さが残る、初春の「ならまち」を家族で散策しています。

「洋食 春」さんで手作りのハンバーグをおいしく頂いたのち、お店の周辺に広がっている、小さくおしゃれなお店をぶらっとまわってみることにしました。
午後3時頃でしたか、急に空が明るくなって来ました。なかなか、忙しい天候です。


このような、細い路地がありまして…


その両端に、雑貨屋さん、アクセサリー屋さん、またパン屋さんなどが所狭しと軒を連ねていました。こういう雰囲気大好きです。

その他にもこちらも古民家だった建物でしょうか。いい雰囲気を醸し出しています。


玄関先の花々、古い雰囲気に華を添えているかのようです。
「春が来たのやなあ」などと、柄にもないですが、琴線に触れるというのはこういう時でしょうか。


古い土蔵を改装した、こちらの「おもちゃ館」にも立ち寄ってみることにしました。

古い地名の由来を示した説明が、この一帯の古い建物のあちこちに掲げられていました。こちらのかつての地名は「陰陽町(いんようちょう)」。
いわくありげです。ですが…

こちらのおもちゃ館のお庭からの眺め!実に見事でした。
これは、桃の花でしょうか。



ほぼ満開ですね。いいものを見せて頂くことが出来ました。
肝心の館内は…撮るのを忘れたという(笑)懐かしい、手作りおもちゃで実際に遊べるという施設でした。娘はここがいちばん楽しかったようでした。

さて、その「ならまち」の北端は、近鉄奈良駅へ至る商店街へとつながっています。

こちらでもぶらぶらと。
気まぐれな散策というものは、実にいいものなのだなと、いまさらながら感じます。いつも何かに追い立てられている訳ではないのでしょうが(笑)

たくさんのお店が入っています。
仏具などを扱うお店が複数あったりするのも土地柄でしょうか。
ところでこの場所、「餅飯殿(もちいどの)センター街」という名前がつけられています。こちらもいわくありげな由来のように思えるのですが、どこかで聞いた記憶があります。

はてどこで?…と思い出してみるのですが、夏の終わりに某全国ネット局で毎年放送される「24時間テレビ」で、奈良からの中継が行われているところでした。
画面の上に「奈良・もちいどのセンター街」という文字が出るたび、失礼な話ですが、小さい頃など「どこでどないして切って読むんかな」と疑問に思った記憶があります。

その由来は、あまりにも有名になった、あの「せんとくん」とライバル?の
「まんとくん」が教えてくれるようです(嘘ですw)。
ちゃんと、説明板がありました。

説明板にもある内容なのですが…大蛇の被害で苦しんでいる住民に、餅や飯を配って感謝された…という故事だそうです。
「餅飯の殿(もちいいのどの)」から来ているのですね。
正式名称ともども、長年の疑問がようやく、このように氷解しました(*^^)v
なるほど…と、それに感心している間にもやはり置いて行かれてました(笑)

では、陽も傾きかけたところで、帰阪することにします。

そういうことで、少し寒さも感じた「ならまち」の散策だったのですが、実にいい一日になったように感じた次第です。
もとより隣の県でありながら、奈良へ行くのもかなりひさしぶりだったので、大変新鮮な感でいっぱいな帰路になりました。

府県境の「生駒山」をトンネルで抜けて、あとは大阪へと戻るだけ。
(以上、後部座席から嫁の撮影)

今度は、もう少しあたたかくなってから来たいところです。
初春を迎えた奈良の、おらが家族の散策記をお送りしました。
(嫁は来月が予定なので、きっといい運動になったのではないかと…)
おつきあいくださりありがとうございました。
今日はこんなところです。
(広島・可部線の旅の続きは、準備が整い次第お送りすることにしています)