地名の由来は一筋縄で行かぬ歴史!? | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。今日の話題です。

 
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とある先日、仕事帰りに立ち寄ったのは、こちらの「イオンモール鶴見緑地」(大阪市鶴見区)です。
「鶴見区(つるみく)」はおらが街(東大阪市)と隣接していて、このイオンが出来るずっと以前から、なにかとなじみのある土地柄でもあります。
 
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所用を終え、さてぼちぼち帰ろうかというところ、目を引くこれを見つけました。
いつものように気になるものを見つけると、のぞいて行くのはもはや習慣です(笑)
 
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「究極の歴史発見」とは…「世界ふしぎ発見!」みたいですね(笑)
このイオンがある、鶴見区の由来について取り上げたもののようです。
 
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鎌倉時代にさかのぼるようですが、あの「源頼朝(1147-1199。鎌倉幕府の創設者)」が富士の裾野で鷹狩りをした折、千羽の鶴に金の短冊をつけて放したものが、はるばるここまで飛んで来た…という伝承が、ここ大阪・鶴見の名称の由来なのだとのこと。
 
ぜんぜん知らなかったことなので少し意外に思うのですが、これはなかなか壮大な話です。
ただ、「富士山から距離的に」と言うと、横浜にもある鶴見区の方が近いようにも思えるのですが(笑)
それはさておき、単に「鶴が飛来しているから」というのではなく、「鶴を見られる名所だった」ので、「鶴見」という地名になったとのことで
なかなか風流な、これまた興味深い経緯のように感じます。
 
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古来からの歴史があるということで、やはりというか「鶴見神社」もあります。
ここには小さい頃、祖母に連れられてお参りに行った記憶があります。
 
こちらもなかなか、興味深い内情?を知ることが出来ました。
普段、どちらかというと、特に気にも留めることのない「地名」というものですが、なるほどというか当たり前というか、それには古来からの歴史と由来があることを再認識したような気がします。ところで…
 
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この鶴見区にはこの「放出駅(はなてんえき)」というのがあります。全国的に「難読駅名」として有名なものなのですが、この「放出」という地名、ここまで取り上げている「鶴見」とも関連がある、という説もあるようです。
 
参考までに毎度おなじみ「Wikipedia #鶴見区(大阪市)」を見てみますと…
 
日本書紀にその名を残す草薙の剣(「三種の神器」のひとつ)を盗み出し、新羅の国(現在の朝鮮半島南東部にあった国家)に逃げようとしていた僧の船が難破してしまい、辿り付いた所(このあたりは古来、海辺だった)で祟りを恐れた盗賊が草薙の剣を放り投げて逃げ出したという記述が古代の伝記(八剣伝説)があり、「ツルギ」が訛って「ツルミ」になったと言う説もある。
 
付近の摂津国(せっつのくに、現在の大阪府北中部と兵庫県南東部)と河内国(かわちのくに、現在の大阪府東部)の国境は(中略)剣街道と呼ばれる道路が通っており、草薙の剣の御霊を御神体として奉納している阿遅速雄神社(あちはやをじんじゃ、放出駅の近く。奈良時代の創建)がある。
 
なお、難読地名として有名な放出(はなてん)の由来のひとつにも、前述の僧が草薙の剣を放り投げたことを古代の記述で「放ち出で(はなちいで)」と記述していた事からそれが基となってその地を「放出」としたというものがある…(後略)
 
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なるほど、「つるぎ」が転訛して「つるみ」にという説、ですか…
おらが地元路線が通っている「放出」にも、「剣を放り出した」という由来の説があったとは。
 
ちなみに放り出された「草薙の剣」は、のちに「熱田神宮」(名古屋市熱田区)へ戻されたそうです。
そのあたりの経緯については、こちらもどうぞ↓
当ブログ
寺社仏閣と御朱印を巡る~その2「阿遅速雄神社」③(大阪市鶴見区) (2019年12月16日アップ)
 
知れば知るほど、地名の由来というのはさまざまな解釈があって、それぞれに考えを至らせれば至らせるほど、実に奥が深すぎるものだという、いわばなんだかとてつもない宿題(課題?)を与えられたような気さえしました(笑)
 
歴史は実に奥が深く、夢とロマンがあるのですね!ということで、ここはひとまずまとめたいと思います。
今日はこんなところです。