Bトレインショーティー「京阪電車5000系旧塗装」を細見する | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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みなさんこんにちは。今日の話題です。

 
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先日、寝屋川車両基地(大阪府寝屋川市)で開催された鉄道イベント、「京阪電車ファミリーレールフェア2016」を訪れたのですが、これらの商品が発売されていました。
 
どちらも「Nゲージ鉄道模型」の規格に準拠したもので「Bトレインショーティー 京阪電車5000系旧・新塗装2種」(発売元:バンダイ)と「鉄道コレクション 京阪電車2600系A・Bセット」(発売元:トミーテック)というものです。
 
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いずれのシリーズも人気で、これまでに京阪電車でも数多くのモデルが発売されているのですが、かくいうわたしも発売を楽しみにしていまして、さっそく入手して来ました。今日からは、これらの商品について取り上げたいと思います。
 
ということで、今日はそのうちの「Bトレインショーティー 京阪電車5000系旧塗装」(左側)について細見して行くことにします。
 
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ではまず、「旧塗装時代の5000系の実車」を見て参りたいと思います。
以下いずれも、平成20(2008)年12月の撮影。関目にて。
 
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準急運用に入った姿。枚方市にて。
 
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「区間急行」で萱島へと向かう5000系。千林~滝井間にて。
 
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こちらは、その平成20(2008)年から新塗装へと塗り替えられた「5000系」。
平成28年1月、京橋にて。
 
「5000系」は昭和45(1970)年から登場した形式で、京阪初のアルミ製車両です。
このようにかくばった顔が特徴なのですが、当時の京阪の通勤車両群は「卵型」というスタイルが主であった中、このスタイルは異彩を放つ存在だったようです。
 
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正面にはヘッドマークが掲出されていたのですが、これは先ほど触れたように昭和45(1970)年の第1次車登場から45年を迎える、ということに関連したものでした。
 
一般的な鉄道車両ですと「車齢が45年」というとかなり経年している感を受けるのですが、京阪の場合は特に珍しいことではなく、その他にも「2200系(昭和39年製造初年)」、「2400系(昭和44年製造初年)」、「1000系(昭和52年製造初年。車体を流用している”700系”は昭和42年製造初年)」などと、さすがに一部の形式では老朽化で廃車が進んでいるものの、大部分がいまだ第一線で現役という光景を日常的に見ることが出来ます。
 
それらに共通して、車両の内・外装を見ても、そういった年月を感じないメンテナンスがなされていることも特徴ではないかと思われます。
 
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では、ここからの話はその「旧塗装モデル」へと移ります。
 
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「Bトレインショーティー」というのは「組み立て式プラモデル」です。接着剤不要で簡単に組み立てが出来る」というのがウリなのですが、パッケージ内には部品類がランナーに細かく詰められています。
 
これを切り離し、車両1両分ごとに並べたものが上の画像です。
 
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具体的に見ますと、上から「屋根・車体側面・側面窓・台車レリーフ」、そして「正面顔、スカート(排障器)」といった具合です。
 
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さらに正面顔のパーツを見ますと、同じように思えても微妙に異なっていることがわかります。この5000系の場合、登場から45年以上を経過する中でさまざまな改造が行われており、その時々の編成を再現出来るようになっています。
 
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ということで、5000系それぞれの節目の姿を模してみることにしました。
 
模型についてはまったくの素人なので、このようにただ組み立てただけ(素組みの状態)です。インレタ(ステッカー)の貼り付けやランナーからの取り外し、バリ取りなどお見苦しい点が多々あるかと思いますので、あらかじめお詫びさせて頂きます(汗)
 
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昭和45(1970)年登場の「第1次車」(左側)、正面に行先表示器が当初から設けられた、昭和51(1976)年から登場の「第3次車」(右側)のイメージ。
第1次車の登場時には、正面にはさらに「貫通幌」が設けられていたようです。
 
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これらを比較してみますと、正面に「行先表示器」が設置されているという差異がいちばん大きいものでしょうか(上の画像での「行先表示ステッカー」は今回の商品には付属しておらず、すでに発売されている他商品から流用)。
未設置だった「第1・2次車」からは、車番表記がそれまでの真上部分に移動していること、正面中央の扉にあったヘッドマークの取り付け金具の撤去(その場所に「行先表示器」が増設されている)ことがわかります。
 
ちなみにその「取り付け金具」には、臨時特急に充当される際の「特急鳩マーク」が掲出されることを想定していました。ただ、この5000系は充当の機会からは極力外されていたようです。
 
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時代はくだり、登場から30年近くになった平成10(1998)年からは「車体改修工事」が開始されました。
 
右側がその工事を施工した編成のイメージなのですが、正面を見ますと「標識灯の変更、車番表記の変更(行先表示器の上→中央の左上)、中央の右上へのコーポレートマーク(通称、Kマーク)の増設」、などが挙げられるのですが、窓まわりなどには「ワイパーの交換」などが施されたものの、大きな変化は見られません。
 
この後は、「行先表示器の字幕変更」などが施され、平成20(2008)年の「新塗装化」まではこの形態で推移したようです。
 
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今度は「サイドビュー」を見てみます。
 
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この5000系は、側面に5枚の扉が設けられていることが一番の特徴です。
混雑が激しい平日朝ラッシュ時にすべてのドアを使用して対応を図っているのですが、それ以外は第2・4扉を閉鎖し3扉で運用、その部分には天井に収納されている座席を降ろし、他の車両と同等の着席定員を確保出来るようになっています。
 
この「Bトレインショーティー」ではデフォルメの関係で「5扉」を再現することが難しいようで、このように「3扉」で表現されているのですが、それでも実車の雰囲気を十分感じられます。
 
では、次回は「新塗装車両」について取り上げたいと思います。
今日はこんなところです。