京阪電車 ファミリーレールフェア2016を訪れて~中編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

おととい16日、寝屋川車両基地(大阪府寝屋川市)で開催された「京阪電車 ファミリーレールフェア2016」を訪問した際の様子をお送りしています。

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さて、普段は入ることが出来ない車両基地の構内には、さまざまな設備があります。
そんな中、ふと目に入ったのがこのバリケード。特徴ある形をしているのですが… 

よくよく観察してみますと、敷地内部のあちこちに置かれていることにも気付きます。

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ところで、こちらは沿線の大型商業施設「くずはモール」内、「SANZEN-HIROBA(さんぜんひろば)」に展示されている、先代の特急専用車3000系という車両です。
車内にカラーテレビが設けられており、「テレビカー」という愛称で長年親しまれて来た車両なのですが、平成25(2013)年に全車勇退しました。

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この3000系の車内、扉付近にはこの「補助いす」が設けられていました。
現在は途中駅にも停車する京阪特急ですが、それ以前は長年「京橋~七条間」で「ノンストップ運転」が行われており、その間30分以上も無停車区間が続くため、乗客の着席サービスの一環として使用されていたものです。ただ、昭和46(1971)年から製造されたこの3000系の初期編成には、補助いすは設けられておらず、扉付近には「仕切り」が設けられていました。

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先ほどのバリケードは、その「仕切り」を再利用したものでした。

取っ手がついていたり、市松模様のエッチングが施されていたりと、ただのバリケードではないことが見た目にも伺えるのですが、取り外されたのが40年ほど前というのにも関わらず、廃棄せずうまく活用しているものだなと感心します。ちなみにこの「仕切り」が設けられていた編成も、のちに「補助いす」が増設されています。

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さらに構内を周回して行きます。こちらは、正面入り口に近い「車両部」の建物。

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こちらの玄関には、模型が展示されていました。
かつて、線路規格が大きく異なる京阪本線と京津線(けいしんせん)を直通運転し、大阪とびわ湖を結んでいた「60型びわこ号」です。

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この「60型びわこ号」は、こちらの基地で静態保存されています(左側)。
毎年のレールフェアで一般公開されており、車内にも入ることが出来ます。

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府内の産業遺産から選定された「OSAKA MUSEUM」の登録証がありました。
当時の橋下徹知事の名前があります。

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こちらも見て行きたいと思います。

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「鉄道友の会ローレル賞受賞記念」、「グッドデザイン賞」…とあります。
平成20(2008)年10月の「中之島線開業」に合わせて導入された、「3000系(2代目)」車両にまつわるものでした。

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「快速急行」運用で中之島へと向かう3000系。香里園にて。

大阪市内中心部、これまで「鉄道空白地」だった「中之島地域」を東西に貫く新路線として開業した「中之島線」の主要な優等列車として導入されたこの3000系ですが、近年のダイヤ改正ごとに中之島線へ直通する優等列車は激減し、この形式も中之島線に入線する機会は減って、並行する京阪本線の特急として充当されることが主になっていいます。

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工場の内部に入って来ました。あちこちで体験コーナーなどが設けられており、それゆえかなりの人出で、毎年活気があるなあと感じます。こちらは「客用扉の操作体験」、長い列が出来ていました。

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こちらは「レストトレイン」とありますが…車内で休憩が出来るようになっていました。
この車両は中間車両で、このように切り離された姿はなかなか見られないですね。

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なので、ついつい目が行ってしまいます(笑)
中間車両なので、本来は運転台はついていないのですが、妻面(つまめん、車両端の部分)にはヘッドライトが設けられているのと、黒く塗られた窓が確認出来ます。

実はここには「簡易運転台」が設けられており、このように車両基地で切り離された状態でも自走が出来るようになっていまして、中間の少しふくらんだ部分(青い印)には車内側に運転用の操作器具が取り付けられています。

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さらに、工場内部へと進んで行きます。どちらの鉄道イベントでも人気の「車両をクレーンで吊り上げる」というデモンストレーションです。

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供されるのは「1000系」車両でした。車番が消されているので、どの車両かの特定は出来ないですね。すでに、その下ではギャラリーがカメラを構えています。

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しばらくしますと、ブザー音とともに車両が上がって行きました。迫力があります。
重量のある車体が軽々と持ち上げられていくさまが一番の見どころなのですが、このようなことでもないと見られない床下の器具の方も気になりました(笑)

次回に続きます。
今日はこんなところです。