「青春18きっぷ」で初秋の旅2016~その7 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。
大阪から「青春18きっぷ」で「岐阜」へと小旅行した際の様子をお送りしています。
先月公開され、「岐阜」が舞台となっている映画「ルドルフとイッパイアッテナ」にまつわる場所を巡る、というのが主な目的です。

(参考)
映画「ルドルフとイッパイアッテナ」公式サイト

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さて、「岐阜駅」からバスに乗ってやって来たのは「長良川(ながらがわ)」のほとり。作中で、ひょんなことから故郷・岐阜から東京・江戸川区へとやって来た主人公の黒猫「ルドルフ」が「故郷の原風景」として、夢に見るほど懐かしむさまがすこぶる印象に残る描写でなされているところです。

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「長良川」に架かる、その名も「金華橋(きんかばし)」にやって来ました。
名称の由来は、「岐阜城(古くは『稲葉山城』)」が山頂にそびえ立っている、ここからすぐ近くの「金華山(きんかざん)」によるものです。

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橋の上から北西方向を望む。
奥に見える照明塔、左側は「長良川球場」、右側は「長良川競技場」です。

さて、ここからは作品のあらすじの主たるものと言える、「ルドルフの岐阜帰還計画」について前回に続いて取り上げて参りたいと思います。
ネタバレになるかと思われますが、どうぞご了承くださいませm(__)m

前回の記事はこちら↓
当ブログ
「青春18きっぷ」で初秋の旅2016~その6(2016年9月20日アップ)

…故郷・岐阜からトラックの荷台に乗り、思わぬことから東京・江戸川区にやって来た黒猫の「ルドルフ」。そこで出会った教養のあるボス猫「イッパイアッテナ」とともに生活することになったルドルフは、ノラネコとしての心得を教わるとともに、イッパイアッテナがかつての飼い主から教わったという「日本語の読み書き」を伝授してもらうことになった。

そんな中、ルドルフをなんとか故郷へ、飼い主の「リエちゃん」のもとへ返そうとさまざまな策を講じようとするイッパイアッテナ。ただルドルフは自分が住んでいた街が「三丁目」だということしか知らなかったため、途方に暮れてしまう。

東京にやって来て4ケ月ほど、たまたま遊びに行った小学校の職員室で流れていた夏の甲子園の高校野球中継で、出場していた「岐阜商業」の地元紹介にルドルフは釘付けになる。

「山の上にあるお城、ロープウェイ、そしてふもとに流れる大きな川…」

「間違いない、ぼくが住んでいた街だ!」
そう確信したルドルフは、イッパイアッテナとともに岐阜へ帰る手段を考える。思考を巡らす中で結論に至ったのは「ヒッチハイク」。
「東京へ来る時にもトラックで来たのだから、トラックで帰れるのではないか…」そう考えたルドルフとイッパイアッテナは、東京から岐阜へとつながる「東名高速道路」に目をつける…

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ということで、おそらくは「史上初」?となる「ネコのヒッチハイク」を敢行することになるのです。劇場で入手した映画のリーフレットですが、こんな地図がありました。

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「RUDOLF ROAD TO GIFU 400KM」!

故郷・岐阜へ帰還するために、ルドルフは沿道の「神奈川・静岡・愛知・岐阜」の地理と、高速道路のインターチェンジやサービスエリアの位置を頭に叩き込む。
「日本語を理解する教養あるネコ」ことイッパイアッテナから学んだ知識を総動員し、ルドルフは「これは修学旅行だ」と言って東京を出発する。

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ということで、映画の一場面に出て来るのがこの景色。
岐阜を象徴する情景、奥に「金華山と岐阜城」、そして「長良川」です。

「ルドルフは無事に岐阜へ、そして飼い主のリエちゃんのもとへ帰ることが出来たのか?…」
この光景が夢か現実か、ここでは敢えて触れないでおこうと思います( ̄▽ ̄)

ただ、その「岐阜までの道のり」、ルドルフが講じた策や道中でのさまざまな出来事、そして結末…小学生の頃、はじめてこの「ルドルフとイッパイアッテナ」という作品を読んだ時、幼かったルドルフがイッパイアッテナに出会い、さまざまな知識を得たひとつの帰結がここに集約されているように思いましたし、それゆえ今回、映画を観て感じたのは「この作品はルドルフの成長の物語りなのだな」ということです。
殊に、主な対象となるであろう小学生(当時のわたし含む)にとっては、ある意味勇気づけられるエピソードなのかも知れないな、とさえ思えます。

結末については、機会がおありでしたらぜひご一読、映画のご観覧をオススメしたいと思います( ´ ▽ ` )ノ

では、その「金華橋」を実際に細見してみたいと思います。

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橋の中央部にやって来ました。奥に見えるアーチ形の橋は「忠節橋(ちゅうせつばし)」という橋で、この方向からでは下流を向いています。
この先さらに下ると「木曽川・揖斐川」が接近しともに「伊勢湾」へと注いで行きます。

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川面には輝く太陽が照り付け、早い流れとともにぎらぎらと光るさまが印象的です。
澄んだ流れに心地よさを感じます。

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橋の北側にやって来ました。
さえぎるものがないので、「金華山」と「長良川」の姿が雄大さを感じるのですが…

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まさにこの場所ですね!
欄干や舗道の模様など、実際のものとまったく同じであることがわかります。
映画の中でも感動のシーンなので、うれしくも感じます。

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ネコの視点ですと、こんな感じでしょうか。ルドルフは、きっと欄干の隙間から思い出の「金華山」と「長良川」の姿を見たのでしょう。

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あらためて、この光景を見てみます。
「街中に豊かな自然がある」というこの光景、きっと心が安らぐだろうなと感じます。

いや、実際にこの目で確認出来たということで大満足です。
いまはやりの「聖地巡り」ですが、作品の情景に少しでも浸れるということに意義や醍醐味がある、と言われることにようやく合点が行った次第です(^^)v

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では、これまた作品のあちこちで登場する「金華山」、そして山頂への主要ルートである「ロープウェイ」について取り上げたいと思います。

次回に続きます。
今日はこんなところです。