みなさんこんにちは。
先日所用で「大阪市営地下鉄」に乗車した時のことについて取り上げたいと思います。

「大阪市営地下鉄」には「合計8路線」があり、それぞれに「ラインカラー」が設定されています。
この日、わたしが乗車したのは「中央線(ちゅうおうせん)」。
「ラインカラー」は「沿線の大阪城公園をイメージした緑」です。

「中央線 森ノ宮駅(もりのみやえき、大阪市中央区)」の下りホームです。
電車の「入線アナウンス」が流れます。
「中央線」と相互乗り入れしている「近鉄けいはんな線」の車両以外は、いつもは「緑色」のラインを巻いた電車がやって来るのですが・・・

なんと、「ピンクの帯」を巻いた電車が入線して来たではないですか!

いや、確かにここは「中央線の森ノ宮駅」。番線表示も「緑色」ですが・・・
実は、この「ピンクの帯」を巻いた電車は、「中央線」の電車ではなく、「千日前線(せんにちまえせん)」のものなのです。

路線図を見ますと、「各路線はそれぞれ独立していて、他の路線とは連絡していない」ように見えるのですが、実は、「各路線をつなぐ連絡線」というものが存在しています。地図中、黒い線の①~⑤に相当します。
「検車場・工場・車庫」は各線に備え付けられていないため、これらの連絡線を使用して、Aの「森之宮(もりのみや)」、Bの「緑木(みどりぎ)」という「検車場・工場・車庫」へと電車を回送しているという訳です。

この「ピンク帯」の「千日前線車両」は、①の「阿波座駅(あわざえき、大阪市西区)」
の連絡線を経て「中央線」に入り、この先の「森之宮検車場」へと回送される途中だった、という訳です。
「地下鉄ならでは」の事情と言いますか、地上を走る電車ではなかなか見られないものですので、これは貴重な光景に出くわしました。
今日はこんなところです。