

「国際観光都市」として知られる「日光」の玄関口、「日光駅」(栃木県日光市)に到着しました。

時刻は午後4時20分過ぎ。
土曜日の夕刻にかかっているのですが、ホームはがらんとしています。


さて、この「日光駅」ですが、「数多くの史跡・名所の玄関口」というのにふさわしい、堂々とした風格をあちこちに備えています。
木製の骨組みが美しい、駅ホーム屋根付近。
シンプルな印象を受けますが、同時に機能美を感じさせられます。

乗車して来た列車は、折り返し「宇都宮ゆき」となります。
わたしは、この駅の周辺を散策してみることにしました。

改札を出たところです。
白色の内装に、木目の茶色の意匠が高級感を感じさせますね。

構内は広く作られているようで、奥に観光案内所、手前に比較的広い待合スペースがあります。
そして、この「日光駅」というものが「特別な存在である」ということの証左が残されていました。

「JR日光駅 ホワイトルーム」なる設備です。
この「日光駅」の2階部分にあるものなのですが・・・

そういえば、先ほどホームに降り立った際に、この「案内板」があったのを思い出しました。

これは、看板の「貴賓室」という名称もそうですが、この重厚なつくりの建物にふさわしいというべきもののように感じます。これだけでも十分な存在感があります。

そして、この「ホワイトルーム」こと「貴賓室」は一般開放されていて、自由に見学出来るとのこと。そういうことであれば、ぜひ拝見したみたいのが人情というところ。

改札外にある、この木製の階段を登って行きます。


2階、「旧・貴賓室」に到着。結構な広さがあります。
「日光線にまつわる四季」のパネル写真展示が行われていました。

天井には、この豪奢な「シャンデリア」。


窓は大きく、そこからはやわらかな夕陽が射し込んで、とても穏やかな気持ちになります。

もともと、この「貴賓室」は、この駅舎が竣工した直後から「旧・一等(現在の「グリーン車」に相当)乗客専用」として使用されていたそうです。
「日光」という土地柄からか、皇族の方々をはじめ、各界の名士が多く利用して来たという歴史があるようです。「重み」を感じますね。

ところで、一角には「芳名帳」が置かれていました。
この「貴賓室の歴史」ならでは、という感じですね。

「ご高覧」出来ているのかは極めて自信がないのですが(笑)
貴重な「歴史の一端」を垣間見ることは出来たように思います。ありがとうございました。
次回へ続きます。
今日はこんなところです。