栃木県北部に位置する「那須烏山市」、その中心駅である「烏山駅(からすやまえき)」にやって来ました。


さて、腹も空きました。昼食は「宇都宮駅」で購入した駅弁にしています。

「宇都宮駅」の売店でさんざん迷ったのですが、気になって購入したのがこちら「下野山菜弁当(しもつけさんさいべんとう)」(@700円)。
せっかく、自然豊かなところへ来たので「山の幸」を味わう機会があればいいが・・・と思っていたので良かったです。

弁当ですが、「山菜」がいろどり鮮やかで実に食欲をそそります。
ただ、「山菜弁当」なのですが、左下に「お肉」が見えます。
実はこれ、「グルテンミート」という「小麦を主とした植物性たんぱく食品」なのだそうです。菜食の方や、摂取制限などがある方に良いそうですが、おいしく頂きました。

お腹もくちたところで、再び駅前を歩いてみます。
折り返し列車の発車まで、まだ30分はあります。

駅前には、のれんのかかった「そば屋」があり、結構人の出入りがあります。
ちら見していますと、クルマに乗って行かれる人が多いようです。
そして、その軒先にはいまやなつかしの「ビン牛乳自動販売機」が置いてありました。小学生の頃など、近所の牛乳屋さんの前で見かけたり、実際に飲んだりしていたのですが、これを見かけて「最近、全然見ないな」と思い出した次第です☆

そんなこんなで、再び「烏山駅」へ戻って来ました。

到着した際には気づかなかったのですが、ホームの終端部付近がきれいに舗装されています。少し観察してみようと思うのですが・・・

なんと、頭上に「架線」が張られていました。
この「烏山線」、「全線非電化区間」なのですがこれはいったい・・・

ちょっと驚いてしまったのですが、線路の先に「変電所」のような設備がありますね。

そして、列車の先頭部付近には「充電ゾーン」なる表記が。
しかし「充電」とは・・・!?


「充電ゾーン」表記の頭上を観察しますと、このように「架線」が張られていました。
長さ20mくらいでしょうか。途中で途切れている感ですが・・・
その答え、駅構内の広告にありました。

なんと、「蓄電池電車用」の設備だったとは!
この電車、名称の通り「蓄電池」で動くもので、「リチウムイオン蓄電池」が設けられており、この路線のように「架線のない区間」でも走行が可能なものなのだそうです。
ただ、「電池の充電」をしないといけないので、ここ「烏山駅」にこのような「充電設備」
が設けられ、停車中に「充電」しているとのこと。
実に「エコロジー」ですね・・・
登場したのは昨年(2014年)で、この「烏山線の目玉」になっているようです。
出来れば実際に「充電作業」など見てみたかったのですが、折り返し列車の時間が迫って来ましたのでこれに乗車します。


途中の「大金駅」で「烏山ゆき」と列車行き違い。しばらく停車していたので、ホームに出てみました。
しかし、この「キハ40形ディーゼルカー」が主力の「烏山線」ですが、その「蓄電池電車」の運行開始で今後の車両の動向が気になりますね。



およそ40分ほどで「宇都宮駅」に戻って来ました。
「縁起の地」、「自然豊かな地」と「蓄電池電車」という、新旧相対するものごとが実に軽妙な印象の「烏山線」でした。
さて、この「宇都宮駅」からの「乗り鉄」はまだまだ続きます。
次に向かうのは「世界遺産」で有名な、「日本を代表する観光地」です。
次回に続きます。
今日はこんなところです。