みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「JR九州 全線完乗」を目指す旅、「第1日目」はいよいよ「陽が傾いてきた頃」、所は
「日田駅」(大分県日田市)です。
さて、ここからは引き続き「未乗線区」である「久大(きゅうだい)本線」に戻るのですが、次に乗車するのは、「JR九州」が誇る「豪華・人気リゾート列車」です。

定刻「15時50分」、「日田駅」にその列車が入線して来ました。
「特急 ゆふいんの森5号 由布院ゆき」です。
この「特急 ゆふいんの森」という列車は、画像の「緑色を基調とした、独特の外装」が目を引く「専用の車両」が使用されています。
普段は「博多―由布院・大分・別府」間で運転されており、「先頭車両」は特に展望が良いことで知られており、登場から25年経過した現在でも「大変な人気」なのだそうです。
また、「グリーン車の連結」はされていないのですが、実は「グリーン車」をしのぐような「居住性の良さ」がこの列車のウリです。
それでは、車内の様子を見て行きましょう。
「全席指定席」なので、この列車のきっぷはこの日、「博多駅」で「バースデーきっぷ」を購入した際に、同時に押さえておきました。

車内の様子です。
「列車」は「4両編成」で、わたしの指定席は「2号車」。
「日田駅」での乗降は見た感じ「数名のみ」で、結構座席は埋まったままです。


「座席だけ」とは言わず、「車内内装全般」はやはり、他の「JR九州」の「特急列車」の例にもあるように「木」がふんだんに用いられているところが特徴です。
「シートモケットの色彩」も、「列車名」からか「緑色系統」ですね。目に優しい。

さて、この「ゆふいんの森」号の「最大の特徴」であり、「人気の所以」というのがこの「ハイデッカー構造」にあるのではないかと思います。
「ハイデッカー構造」と言うのは、「通常の列車に比べ、床面や客席が高い位置に設けられているもの」と一般的に定義されています。
上の画像、窓の向こうに見えている「赤い塗装の車両」が視認頂けるかと思いますが、「画像左側」の「黒い部分」が「通常の車両の窓位置」です。
上の画像、窓の向こうに見えている「赤い塗装の車両」が視認頂けるかと思いますが、「画像左側」の「黒い部分」が「通常の車両の窓位置」です。
なので、「対向の列車」の様子と比べて頂くと、この「ゆふいんの森」の「窓位置」や「客席位置」がいかに高いか、ということがおわかり頂けるかと思います。

こちらは「フリーストップ式」の「日よけブラインド」。きれいな模様ですね。
うちのカーテンにしたいくらいですが!(^^)!

また、天井を見上げると「独特の照明」、そして「網棚」ではなくて「航空機」のような「開閉式荷物棚」が設置されています。
このような様式は、これまで「鉄道車両」ではみた記憶があまりありません。

「細見ウォッチング」は続きます(周りの乗客の方々、スイマセン…)
「テーブル」は見た目にも美しい「木製」。

「座席ポケット内」には、この「ゆふいんの森」車内で利用出来るという「無料Wi-Fi」
の案内がありました。
わたしは「iPad mini」を持ち歩いているので、さっそく接続してみると確かに「YUFUMORI-2」というコードで、接続が可能でした。これはいいサービスですね。
ただ、「かなりの山間部」を走るので「圏外表示」ばかりになっていましたが(^^ゞ

また、この「車内で取り扱っている軽食・飲料などのリーフレット」も挟まれていました。


この「ゆふいんの森」の人気の一つとして、いまとなっては全国的にも珍しい「列車内の供食コーナー」が設置されていることでしょうか。
「車内販売のワゴンサービス」というものは「新幹線」でもありますが、この列車には「フリースペース」とともに「軽食コーナー」があるとのこと。
後ほど、見学してみたいと思います。


「日田」を出ると、「久大本線」はさらに山間部に分け入るように進んで行きます。

かなり「急峻なところ」ですね。「難工事」だったことが伺えます。
さて、この「ゆふいんの森」ですが、「観光列車」ということもあって「沿線の名所」や「停車駅」が近づくと「わざわざ列車を徐行させたり」、「詳しい解説をしてくれたり」、また「途中駅の発着の際」には「駅員さん」や「地元駅前のお店屋さん」の方々が揃って手を振って見送ってくださったりしたりと、うれしい「おもてなし」の様相でした。

さて、続いて車内を見て行くことにします。
こちらは「デッキ(出入口)」と隣の車両とを連結する「貫通路」付近です。
先ほど触れた「ハイデッカー構造」なので、必然的に「高い床レベルでの連結」が必要になるために「通路」は一段高くなっているのがわかります。

「デッキ付近」の様子。「出入口ドアから階段を4段登ったところ」が「床面」です。

しかし、結構な高さがあります。
仕事柄というのでしょうか、「車椅子利用の人はどうするのか?」と頭をよぎったのですが、後日「JR九州」の「ゆふいんの森号」の紹介ホームページを見てみますと「列車乗車前にご相談ください」というくだりがありました。
「乗務員の介添えで乗車が可能」なようですね。

こちらは、隣の「1号車」に設置されている「フリースペース」兼「売店・供食コーナー」です。
「車体側面の大きな窓」、「明るく差し込む日射し」が大変開放的ですね。
先ほどの「車両の連結部分」や、このような「大きい窓」、「ハイデッカー構造」など、それらを見るにつけ「近鉄特急」の「人気列車」、「しまかぜ」や「ビスタカー」を思わせるような「印象的な車両」です。

こちらが「売店・供食コーナー」。
軽食やソフトドリンクのみならず、沿線の名産アルコール類やおみやげも販売されており、このような「列車内での息抜き」が出来る「パブリックスペース」と言うのは実にいい「アクセント」だと思います。

ここで「コーヒー」を一杯頂きました。おいしかったです。

また、「フリースペース」には「記念絵葉書」や「記念ノート」、「記念スタンプ」などが備え付けられていて、「旅の想い出」を残せるようになっています。

せっかくなので「記念スタンプ」を捺してみました。これもいい記念です。

さて、残念なのですが「日田駅」から、「終着駅」の「由布院」までは「1時間程」。
車内をうろうろしていたら「あっという間の到着」でした。
もう少し乗っていたかったのですが…
次回に続きます。
今日はこんなところです。