みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「JR九州 全線完乗」を目指し、「JR博多駅」から「最初の列車」である「特急 ゆふ 73号 別府ゆき」に乗車しています。
この「ゆふ73号」は「ディーゼルカー(気動車)」なのですが、「博多」からしばらくは「電化区間」を快調に飛ばします。
外は陽光が差し込む、すっかり「春本番」のような気候です。

「博多」を出ておよそ25分、列車は「佐賀県」に入り「鳥栖(とす)駅」(佐賀県鳥栖市)に到着。
ここ「鳥栖」は、いわば「九州の中心」に位置し、「鉄道」のみならず「高速道路」などにおいても「交通の要衝」として知られているところです。

ちょうどと言うか、「わたしの座っている座席の横」にあった「古レールを使用した屋根の支柱」を観察することが出来ました。
実は、この類の「古レール」を使用した「屋根柱」などの観察が好きなのです(^^)v
というのも、「古レール」には「製造所」や「製造年」などが刻印されている場合が多いので、「いつ、どこで使用されていたレールなのか」と言うことを発見する楽しみがあるからです。

この「鳥栖駅」の「古レール」には、ご丁寧にこのような「説明書き」がありました。
「イギリス製」で、「キャンメル社」と言う会社が「1897(明治30)年」に製造したもののようです。
ただ、この「鳥栖駅」の「開業」よりかは後の製造のようですね。
興味深いものが見られました。

さて、ここ「鳥栖駅」からは「長崎本線」が分岐して行きます。


列車は「鹿児島本線」をそのまま南下、「久留米」に向かいます。
「九州新幹線」の「高架線路」が近づいてきます。

「筑後川」を渡ります。
この「鉄橋」が「佐賀県」と「福岡県」の「県境」だそうで、再度「福岡県」に入ります。
結構、慌ただしいですね(^^ゞ
「久留米」からは「久大(きゅうだい)本線」と言う、「久留米」と「大分」とを結ぶ路線に入ります。都合、わたしにとって「未乗線区」です。

「久留米」を出てからしばらくは「住宅地」の中を走りますが、しばらくするとこのようなのどかな風景が広がります。

先ほど渡った「筑後川」が間近に迫ります。結構な川幅がありますね。

途中の「夜明(よあけ)駅」を通過。
(この駅については、後日の記事で詳述したいと思います)。
既に、列車は「福岡県」から「大分県」に入っています。

「博多」から「1時間15分」ほど、「特急 ゆふ73号」は定刻に「日田(ひた)駅」(大分県日田市)に到着しました。ここで下車します。

「特急 ゆふ73号」は、このまま「別府」へ向かいます。


この「日田」というところは、「大分県」の「北西部」に位置するところで、古くから「雄大な自然」、あるいは「温泉」などで知られているところです。


ホームの案内表示。
「彦山(ひこさん)」「門司」と言う文字が見えますが…(これは次回に取り上げます)。

ここで、またまた「駅構内ウォッチング」を敢行(^^)v
「黄色いディーゼルカー」が停車していました。「普通列車」に充当される「ディーゼルカー」です。

こちら「黄色いディーゼルカー」は「JR化後」に新造されたものですが、この「久大本線」では、画像右側に停まっている「白地に青帯」の「JR九州カラー」をまとった、「キハ47形」という「旧・国鉄時代」からの車両が主力です。


この「日田駅」の留置線にも、数編成の「キハ47形」車両が停まっていました。



特に目を引いたのが、この「行先」を示した「行先板(『サイドボード』、『サボ』などと称します)」でしょうか。
今では、このような「行先表示」は「電動の幕式」、あるいは「LED式」になっているものが殆どなのですが、このように、こちらの路線では「手差し」のものがいまだに使用されているようです。
この方式ですと、「終着駅」に到着する度に「係員」の人が「車両に取り付けられているサボ」をすべて「手で差し替える」という「手間」がかかります
(なので、「機械式」に取り換えられている所以なのですが)。
この方式は、全国を見渡してももはや「大変貴重なもの」と言えるのではないかと思います。ちょっと感動しました\(^o^)/
次回は、この「日田駅」と、周辺の様子をアップしたいと思います。
今日はこんなところです。
【今回の乗車】
博多 10:25発→日田 11:39着 「特急 ゆふ73号」 大分ゆき