みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「重厚」かつ「モダン」な建築で著名であった、「折尾駅」(福岡県北九州市八幡西区)を訪問、見どころを細見しています。

今日も、この「構内案内図」を参考にしながら構内をご紹介したいと思います。

「立体交差化」されているこの「折尾駅」、「地上」にある「2番のりば」の裏手にやって来ました。
この階段を登ると「鹿児島本線」の「博多方面」ホーム(3番のりば)に出ます。
「煉瓦積み」の古さにも目が行くところですが、天井を支えている「木柱」の「独特な積み方」も個人的には大変気になります。
どちらかと言うと「簡素」なつくりでありながら、「機能美」のようなものすら感じます。
「当時の工夫」を伺い知ることが出来ますね。

この階段を降りたところです。
画像左側には、折尾駅名物の「かしわめし」の売店がありますね。
(こちらに関しては、後日の記事で取り上げます)。

その先には、「小倉・大分方面」への列車が発着する「4・5番のりば」への「連絡通路」があります。

こちらもやはり「煉瓦積み」。
「びっしり」と、かつ、すこぶる「規則的」に組まれたものが印象的ですが、「ここまで立派なもの」がなおかつ「現存している(当時)」となると、これまで目にすることがなかったように思います。
もはや「建築美の領域」と言ってもいいのではないかとわたしは思います。

その「連絡通路」を抜けました。
ここでひとまず「煉瓦積み」のスペースは終わりのようです。

階段を上がったところに、「4・5番線」があります。

ちょうど、「特急 ソニック号」(「883系」という形式です)が発車するところでした。
「濃いブルーの車体色」に、ちょっとドキッとします
(関西ではこの種の塗装は見かけないので)。
また、「ホーム支柱」の「古レール」も実に「独特な組み方」ですね。
この類の「古レール」には、「製造年」や「製造工場」などの刻印がなされていて、それを見つけるのもまた興味深いものがあるのですが、時間の制約があるので残念ながら出来ずでした(+o+)

反対側の「3番のりば」を「貨物列車」が通過して行きました。
牽引しているのは「ED76」という「九州オリジナル」(前面が2枚窓)の形式です
(かつては「九州島内のブルートレイン」の牽引にも充当されていました)。
この機関車を見ると、「九州に来たなあ」という実感が湧きます。


さて、その「反対側」の「3番のりば」には、先ほど述べました「かしわめし」で有名な「東筑軒さん」の「立ち食いそば」がありました。こちらもまた後日ご紹介します。

「4・5番のりば」の「小倉方」にやって来ました。
反対の「3番のりば」は「博多方面」へのホームで、やはりと言うか人が多いですね。

反対の「3番のりば」から、「1枚前の撮影場所」を見たところ。
本来であれば、「ホームの高さ」のままで「右端の階段」へと連絡している…というケースが多いのですが、この場合は「右端の階段」に至る前に通路が「線路と同じ高さ」に設けられていることが分かります。こういった構造も初見です。
いや、本当にあなどることなかれ、この「折尾駅」です。「本当に奥が深い」です。
次回に続きます。
今日はこんなところです。