みなさんこんにちは。前回からの続きです。
「JR西日本 全線完乗」を目指し、最後に残った「山口県内」の各線を「乗り鉄」しています。
その中でも、「乗車することが難しい」路線であろう、「朝夕のみ列車が運転される」という、「本山(もとやま)支線」に完乗、「長門本山(ながともとやま)駅」(山口県山陽小野田市)に到着しました。

列車1両が停車出来るほどの短い長さのホームでした。

さて、折り返しまで30分ほど時間があるので、例の如く「電車」や「駅周辺」などの「観察」をしたいと思います。


「古い枕木」が置かれた、簡素な「車止め」。
その先には「堤防」が見え、「もうこれ以上進めません」と主張しているようです。

ホーム反対側にも回れたので、こちらからも観察してみます。

珍しいなあと思ったのが、この「車両銘板」の数々。
まずは一番下、「近畿車輌 昭和57年」のものは「新製時」のものでしょうね。
この「123系」という電車、もともとは「荷物電車」や「業務用電車」として製造されたものの、余剰になったので「ローカル線用」に「旅客用」に改造された車種です。
かつてはあちこちで見られた車両なのですが、徐々に廃車が進み、現在では「絶滅危惧種」とも言える存在だそうです。
その上には「日本国有鉄道」、「国鉄」の「銘板」があります。
製造された「昭和57年」はまだ「JR」ではなく「国鉄」でした。
上段左側には「日本国有鉄道 広島車両所 昭和62年改造」とあります。
おそらくは、本来の「使用目的」だった「業務用電車」から「旅客用電車」に改造された時のものでしょう。
ただ、「国鉄」から「JR」になったのはその「昭和62(1987)年」の「4月1日」なので、「昭和62年」に入って「3か月」の間に「改造された」と思われます。これは珍しい。

乗車して来た車両は「クモハ123-4」車両でした。揃い数字で縁起がいいですね(笑)

さて、「長門本山駅」の全景を見てみます。
ちょうど、運転を完了した運転士さんが移動するところですが…

こちらが「長門本山駅」の全景です。
「ホーム」「屋根」「トイレ」のみ設置されている、実に簡素な駅です。

駅の突き当りにある道路から。

と、ちょうどこの地元を運行している「船木鉄道」の「小野田駅ゆき」が通過して行きました。
後でバス停の時刻を確認すると、本数は多くはないものの、「本山支線」とは違い、日中もきちんと?運行されているようなので、住民の方々はこちらの利用が多いのかも知れませんね。

まだまだ時間があります。
駅の雑木林の向こうには、夕陽に照らされた「周防灘」が見えます。

実に「広大」という印象です。

今度は、駅から向かって左側方向へ少し歩いてみます。
予想外に(失礼!)住宅が多く建っていて、開発されているように思えたのですが
人影がない…
みなさん、移動は「クルマ中心」なのでしょうか。
そうこうしているうちに、折り返し列車の発車まで10分ほどになりました。
ぶらぶら駅に戻ることにしました。
次回は感動の(笑)最終回です。
今日はこんなところです。