京阪電車 「本気を感じる!? 秋の特別ダイヤ2014」 後編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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みなさんこんにちは。前回からの続きです。
例年にない「特別ダイヤ」を設定している、「秋の京阪電車」を取り上げています。
 
今回は、その「特別ダイヤ」の「目玉」である「臨時快速特急『洛楽』」号の「ダイヤ」
についてわたしなりに考察してみたいと思います。
 
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京阪電車各駅に設置されている、「秋の特別ダイヤ」リーフレットです。
やはり「洛楽」号がメインになっていますね。
 
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裏面には、「洛楽」号をはじめとする、「臨時列車」の時刻表が掲載されています。
上段は「午前の大阪→京都方面」、下段は「午後の京都→大阪方面」へのものです。
 
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さて、これは、今から17年前の平成9(1997)年に発行された「京阪時刻表 1997年号」です。
 
「なぜにこの時刻表が…」というところですが、この後のダイヤ改正で長年「京阪間
ノンストップ」だった「京阪特急」が「中書島・丹波橋駅に終日停車する」ことになりました。
つまり、「京阪特急」が「京阪間ノンストップ」だった「最後のダイヤ改正」の時刻表に
当たります(「平日朝ラッシュ時の大阪方面への特急が中書島・枚方市一部停車」の例はありましたが)。
 
今秋の「洛楽」号、実はこれまで運転されていた過去の「洛楽」号より「スピードアップ」が図られている、という点が殊に強調されていました。
 
現在の「京阪特急」は、「枚方市、樟葉、中書島、丹波橋」と、「中間駅停車」が増加
した分、当然「所要時間」は延びています。
ただ、今回の「秋の特別ダイヤ」では、「定期の特急列車」の時刻を調整(つまり、ダイヤグラムを特別に調整した)しつつ、この「洛楽」号を「京阪間ノンストップ時代」の
「京阪特急」の所要時間に近づけるべく、力が入れられているとのことです。
 
では、実際にその「特別ダイヤ」での「スピードアップ」の成果たるやを見て行きたいと思います。
 
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まずは、「午前の大阪→京都方面」への「特別ダイヤ」からです。
「京都出町柳行き」の「洛楽」号は、「09:00、09:30、10:00、10:30、11:00」発の5本。
淀屋橋  09:00発 09:30発
北浜    09:01発 09:31発
天満橋  09:03発 09:33発
京橋    09:07発 09:37発
     ↓    ↓
      (この間ノンストップ)      
     ↓    ↓
七条     09:42着 10:12着
祇園四条 09:45着 10:15着
三条    09:47着 10:17着
出町柳    09:50着 10:20着
 
(以降、10:00、10:30、11:00発もそれとほぼ同様の所要時間)
 
「淀屋橋→出町柳」間は「50分」、殊に「京阪間ノンストップ区間」の「京橋→七条間」
では「35分」となっています。
 
これを、その後に運転されている「特急」と比較すると…
淀屋橋  09:10発 09:20発
北浜    09:11発 09:21発
天満橋   09:13発 09:23発
京橋    09:17発 09:27発
枚方市   09:32発 09:41発
樟葉    09:38発 09:47発
中書島   09:49発 09:58発
丹波橋   09:51発 10:01発
七条    09:58発 10:07発
祇園四条 10:01発 10:10発
三条    10:03発 10:13発
出町柳  10:06着 10:16着
 
と、「淀屋橋→出町柳」間は「56分」を要しています。
特に、「京橋→七条」間という、「洛楽」号の「ノンストップ区間」では「41分」を要していることがわかります。
 
「大阪、京都方」ともに「停車駅」が多い分、「所要時間」を要するのは必然と言えば
必然なのですが、この「京橋→七条」間の「ノンストップ区間」での「35分」は特筆に
値することではないかと思います。
 
というのも、先ほどの「京阪時刻表 1997年号」のほぼ同じ時刻を見てみると…
 
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淀屋橋 10:00発 10:30発
北浜   10:01発 10:31発
天満橋 10:03発 10:33発
京橋   10:06発 10:36発
      ↓    ↓
(この間ノンストップ)
      ↓    ↓
七条     10:40着 11:10着
四条※ 10:42着 11:12着
三条   10:45着 11:15着
出町柳 10:48着 11:18着
 
(※「四条」駅は現在の「祇園四条」駅)
 
この当時は「淀屋橋→出町柳」間で所要時間は「48分」、「京橋→七条」間の「ノンストップ区間」では所要時間は「34分」と、今年の「洛楽」号と比較しても、所要時間は「2,3分程度」の時間差しかありません。
 
「1997年当時」と、「2014年」の現在では、「所要時間」だけを見ても「運転間隔(当時は基本「15分間隔の運転」、現在は「10分間隔の運転」)」、また「車両、設備」などの面で「一概に比較出来るものではない」のでしょうが、「出来るだけ『ノンストップ時代の所要時間に近づけたい』」という「意気込み」を相当に感じます。
 
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今度は「大阪方面」への「特別ダイヤ」を見て行きたいと思います。
先ほどのように「時刻の比較」はここではしませんが、「午前の京都方面」への「快速特急」と同様に「スピードアップ」が図られ、かつての「ノンストップ特急時代」の所要時間に肉薄することがわかります。
 
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「15時台~16時台」のもの。
 
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こちらは「16時台~17時台」のものです。
少し見づらいですが、拡大してご覧ください。
 
ということで、「過去のノンストップ特急時代」との比較をしてみましたが、ここまで
「京都への観光客輸送」に力を入れるのは、京阪も「本気」なのでしょうね。
 
対岸の「阪急電車」では、「嵐山直通列車」や「京とれいん」といった、まさに「観光に特化した列車」が運転されているので、京阪電車も「ダブルデッカー・2階建て車両」という「看板列車」を前面に押し出して、「アピール攻勢」をかけているのかも知れません。
 
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さて、この「メッセージボード」をご記憶の方は居られますでしょうか?
「京阪京橋駅」の「中央改札口付近」で、駅員さんによるものと思われる「メッセージ」や「イラスト」などが頻繁に更新されていて、いつも楽しみにしているのですが、先日(と言っても結構前ですが)はついに「クイズ」形式になっていました(^○^)
 
先日、通りかかったところ、その「正解」が出ていました。
 
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「正解」は「11駅」だったのですね。特に「大阪市内」の各駅の多さに驚きますが…
 
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ところで、この「メッセージボード」、最新版はこちらです。
「おけいはん」は関西ではすっかり有名になりましたが、「現在の5代目おけいはん」名前は何?」という「クイズ」が出題されていました。
 
こちらも、後日「正答」が掲出されると思われるので、その時にまた取り上げたいと思います(笑)
 
でも「答えは、駅のどこかにあります」って…
なんちゅうヒントの出し方を…
 
今日はこんなところです。