みなさんこんにちは。前回からの続きです。
先月21日に「上下線高架化」となった、「近鉄奈良線 東花園~若江岩田」駅間の
「初乗車」と、「高架化」によって廃止となった「旧駅」などを巡っているところです。
「大阪方面線路の高架化」で廃止となった、「旧・東花園」駅にたどり着きました。

「旧駅」の全景を、「踏切跡」から「大阪方向」へ望んだものです。
先に「高架化」された「奈良方面線路」の完成までは、この右側に同じ構造の「奈良方面ホーム」と「線路」がありました。

こちらは、件の「踏切跡」から「奈良方面」を望んだところです。
左側の「途中から勾配で登って行く線路」が「東花園検車区」への「連絡線路跡」、
右側は「大阪方面へ向かう本線路」でした。
「仮駅」についてですが、わざわざ「本来の地上駅」の場所からこの位置にずらして設置した所以は、先日の記事でも触れましたがこの左側の「検車区への出入庫線スペースの確保(「勾配を設けないといけない」のでそういった事情も勘案しないと
いけなかったためか?)」、また、ここに「踏切」があったため、この先の「本来の地
上駅」の場所のすぐ南側の場所に「仮駅」を設置するスペースを設けることが困難だったためなのかなとも感じました。あくまで推測です。

件の「踏切跡」を観察して行きます。黄色の「ゼブラゾーン」はまだそのままでした。

こちらにも、「遮断機」が残っていましたが…

「列車の進行方向」を示す「表示灯」は「ビニールシート」で覆われていました。

また、「遮断棒」も根元から外されていました…
しかし、こういった光景を見るのは、胸が痛みます。

こちらは、「踏切」を渡ったところにあった「大阪方面」への「旧駅舎」です。


こちらにも「駅移転」の看板がありました。

駅舎内が見えるようになっていたので、少し覗いてみます。
もとは、「自動改札」が設置されていたところです。

既に、主要な設置物は撤去された跡のようでした。

この駅は、廃止まで「構内踏切」があり、「列車に乗車するには踏切を渡らないといけない」という構造でした。
また、「緩急接続(かんきゅうせつぞく、急行系列車と普通列車が接続を取ること)」や「通過列車待ち」が行われていた駅でした。
ところで、今回の記事は、今月上旬に現地を訪れた時のもので、「高架化」から2週間ほど経過したものなので、現在ではこちらの撤去など工事の進行も進んでいるものと思われますが、やはり「これまで普通に使用されていた施設が、もう使用され
ない状態になっている」、というのは、「さびしい」、「物悲しい感覚」があるものです。
さて、気を取り直して、次回はこの「旧・東花園」仮駅が「現役」で使用されていた頃の様子を取り上げたいと思います。
今日はこんなところです。