みなさんこんばんは。
前回からの続きです。
大阪と和歌山を結ぶ「JR阪和線」、その前身の私鉄「阪和電気鉄道」、昭和初期の
面影を探す旅をしています。

真夏並みの暑さの中到着したのが「和泉砂川駅」。大阪府も南へ下り、「泉佐野市」から「泉南(せんなん)市」に入っています。


この駅も「日根野駅」「長滝駅」同様に、「ホーム2面・線路4線」の「追い越し」を想定した構造になっていて、阪和線南部の主要駅の一つです。

こちらの駅も「バリアフリー化」はされているものの、あちこちに「懐かしさ」を感じさ
せる施設が残っていました。
これは「構内踏切」があった時代の「スロープ」でしょうか。

と、足元に目をやると、この表示が。


周辺は住宅地ということもあり、「白浜・串本・新宮」などの南紀方面へ向かう特急
列車が一部停車するようです。
しかし、停車する時間帯を見ると、「観光目的」というよりも「大阪方面からの乗客」
を対象にした「ホームライナー」的な意味合いがあるようです。
ところで、この「和泉砂川駅」の「駅名標」、よ~く見てください。


上下の画像とも「和歌山方面」のホームのものですが、下の方だけ矢印が両方向を
向いていますね。


「基幹駅」ということもあり、通勤ラッシュ時間帯に、この駅折り返しの列車が数本
設定されているため、「和歌山方面」への4番線で「大阪方面」に折り返す列車が
あるためです。
跨線橋の中にはこんなネオンサインも。


さて、駅舎の方ですが、前回の「長滝駅」と同様、かつて私鉄時代だった頃の標準建築だった「赤い三角屋根」の駅舎が残っています。
それも、「東口・西口両方とも」という、ある種「奇跡的な存在」でもあります。
次回は、この「赤い三角屋根」の駅舎と、「砂川」に秘められた「阪和電気鉄道」の
「歴史の跡」をひもといてみたいと思います。
次回に続きます。
今日はこんなところです。