PLAYBACK EXPO2005~「愛・地球博」見聞録~ その42 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんばんはー
前回からの続きです。
 
「愛・地球博」通算12度目の訪問、2005年8月1日(月)の様子です。
 
会場中央付近をうろついております(^^ゞ
 
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今日は、この「グローイング・ヴィレッジ」からです。
 
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この万博のテーマは「自然の叡智」です。
 
古くから「自然」とつきあって来た人間、恩恵を受けることもあれば必ずしもそうでない時もあります。
その「自然」に触れることで、「自然」への関心や愛情を育むことを主眼とした施設
です。
 
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さまざまなプログラムがあり、ちょうど「森で遊ぶ/木に登る」というのをやっていました。木登りする上で「綱」の結び方を教授しているところで、わたしも耳をそばだてて
興味深く感じました。
 
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そうこうしているうちに、午前中に予約券を貰っていたイベントの時間になりました。
場所は会場の西にある「EXPOホール」。
 
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この「EXPOホール」では、さまざまなイベント・講演会などが行われていたのですが、今日は「環境と交通に関する世界会議in愛知」という講演が行われました。
 
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第一部は、豊田章一郎・2005年日本国際博覧会会長、神田真秋・愛知県知事、小池百合子・環境大臣(当時)の講演。
 
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第二部は、その小池大臣と登山家の野口健さんのトークショーでした。
これがまたおもしろかった!
 
では、観覧記を含めて、今日一日の流れです。
 
⑫2005/08/01(月)
【往路】
大阪 0641発→米原 0800着・0802発→金山 0917着・0926発→
万博八草 1003着→万博会場 1020頃着
【当日の動き】
北ゲート→EXPOホール整理券確保→長久手愛知県館当日予約→「サツキとメイ
の家」外周→休憩所→長久手愛知県館(12:4555 13:00開演第2289回公演)
グローインクビレッジ→フランクフルトの昼食→EXPOホール「環境と交通に関する
世界会議」開会式・トークショー→北ゲート
【復路】
万博会場 16:18発→万博八草 16:21着・16:27発→高蔵寺 16:41着・16:53発→
金山 17:11着・17:24発→米原 18:41着・18:54発→大阪 20:14
【コメント】
 今回はまだ回りきれていない施設関係を狙うため、前回とは異なり万博八草からリニモで北ゲート入りとした。
 開門から1.5時間経過しているにもかかわらず、北ゲートでは荷物検査に長い
人の列が出来ていた。同じ時間でも瀬戸ならスンナリ入場できるのだが…
 
 まず、企業Aの行列を尻目にEXPOホールへ向かう。
「展覧車40分待ち」の表示にちょっと足が止まったが、そのまま向かう。
 この日はジンバブエのナショナルデー式典がEXPOドームではなくEXPOホール
で開催されており、キャンセル入場待ちの人々が10名ほど列を成していた。
目的の「環境と交通に関する世界会議」(14:30スタート)入場整理券はあっさりと
入手出来た。ちなみにホールのスタンプも新しく作られていた。
 
 まずループを南下し、長久手愛知県館の当日予約(12:4555)をする。
足を延ばし、「サツキとメイの家」外周コースへと向かう。
観覧のための抽選が超難関な背景があるので、私には観覧受付ブースでのチェ
ックが妙にものものしく思えた。
 外周コースは、「散歩しながら」の感覚で行くと楽しめるのではないかと思えるも
のであった。「家」を見下ろす丘には展望台があり、外観は十分楽しめた。
あまりの人気に、閉幕後も3~5年は存置して一般公開するのだという。
内部は閉幕後の一般公開を楽しみにしたいと思う。
 
 長久手愛知県館に向かう途中、今回初めて「休憩所」を利用した。
畳敷きで公民館を思わせるものであった。
比較的空いているのと、給水サービスがあるのはありがたかった。
 
 愛知県館は二度目の来館であった。
江古野博士が「欧米の人は羽が透明な(油)蝉が珍しいのではないか」との話をしていた。前回よりもMCが楽しかったように思う(演じ手の違いかもしれないが…)公演最後の花びらを拾えた。当たりではなかった。
 
 終了後、万華鏡(注・名古屋市パビリオン大地の塔)の横を通りグローイングビレッジを抜ける。先日、NHKの番組でも紹介されていたがこの日もたくさんの子供たちが木にぶら下がっていた。
 
 続いて、午前中に整理券を確保しておいたEXPOホールでの「環境と交通に関す
る世界会議」開会式へ向かう。キャンセル待ちの人々が10数人列を成していた。
受付で分厚い資料などを渡されるが、周りを見る限りスーツを着込んだお役所や企業の関係者が多く見受けられた。
資料を見ると、会議自体は完全に研究会のようなものであるように見受けられた。
 
 第一部は豊田章一郎2005年日本国際博覧会協会会長、神田真秋・愛知県知事、小池百合子・環境相が出席しあいさつ、第二部は登山家・野口健氏と小池大臣のトークショー、という構成であった。
 
 第一部の三者のあいさつを聞いていると、自分にはだいぶお門違いだったかと
思ったのだが、第二部のトークショーは野口さんが「清掃登山」を始めたいきさつ
や自然遺産などについての話であった。
 
概略。
 「清掃登山」ということを最近している。
 
以前K2に登頂した際に、外国人登山家から「富士山は日本一汚い山だ」と言われ、話を聞いてみると、山頂にはたくさんのゴミが放置され、樹海などでは不法投
棄があり、自然が破壊されている、ということを知ったのがきっかけだった。
 
「富士登山」をする人があまりにも多いのを聞いた外国人登山家に「山頂にコンビ
ニはあるのか」と真顔で聞いて来られたこと、また山小屋の便所は垂れ流し式で、清掃をしていて、休憩のときに飲んでいたミネラルウォーターのラベルをふとみる
と「富士山の天然水」と書かれているのを見つけ、思わず吐き出してしまったこと(笑)など、清掃登山の実際について大変興味のある話を聞くことが出来た。
 
小池大臣は、例の「クールビズ」や「チームマイナス6%」の話をかみくだいてされていた。エジプト大学社会学部出身という小池大臣と、母親がエジプト人の野口さんで交流があるとのことで、「これからも環境大臣続けてください」という野口さんの弁に「(今週、8/5の)金曜日(郵政民営化法案が参議院で)否決され(衆議院が解散か、小泉内閣が総辞職し)なければね…」(※この時点では、郵政民営化法案の衆議院の決議が8/5と予想されていた。衆議院では可決。参議院で法案は否決され、小泉首相は8/8に衆議院を解散し、9/11に総選挙となる。小池大臣は自民党衆議院の近畿比例ブロック出身)と返し、会場を爆笑の渦に巻き込んでいた。
 
 トークショー終了後、ガスパビリオンの展示室へ朝日新聞をもらいに行き、
北ゲート→リニモ→万博八草16:27発のエキスポシャトルで帰路についた。
(「北びわこ花火大会」をしているとのことで、彦根まで新快速は混雑していた)。
 
今日はこんなところです。