PLAYBACK EXPO2005~「愛・地球博」見聞録~ その39 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんばんはー
1カ月ぶりの「愛・地球博」見聞録に戻ろうかと思います。
 
会期は半ばを過ぎた、2005(平成17)年7月11日、10度目の「愛知詣」です。
 
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雨の「名神高速 多賀サービスエリア(滋賀県犬上郡多賀町)」です。
 
この日、関西地方は朝から雨模様。
関ヶ原を越えて、天気の回復に期待したいところです。
 
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この日も、例によって「万博直行バス」で愛知に向かいます。
「西日本JRバス」の路線なのですが、「名阪近鉄バス」との共同運行になっていて、
この日は「名阪近鉄バス」車両での運行でした。
 
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その隣には、同じく大阪・梅田から愛知へ向かう「阪急バス」が。
 
ちなみに、大阪からは他にも、「なんば」から「南海バス」も運行されていました。
 
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関ヶ原を過ぎると、心配していた天候も回復。
無事、「愛・地球博」会場に到着しました。
 
今日は「瀬戸会場」から巡って行くことにします。
 
まずは、「里の自然学校」から。
この立派な建物、瀬戸物の焼き釜をそのまま保存したものだとのこと。
 
ここで、「粘土をつくる・きづきの森を散策」というコースに参加しました。
 
粘土の方は「観覧記」に譲るとして…
 
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瀬戸会場のパビリオン群の裏手にある、うっそうとした森。
この森を、「インタープリター(森の案内人)」と歩くツアーです。
 
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参加者はだいたい10人くらいだったでしょうか。
 
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森の中へ進んで行きます。
 
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途中で見つけた「アオマダラカメムシ」。
貴重な品種だそうです。
 
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「インタープリター」の方が、森のあちこちで立ち止まり、その都度「木」やら「植物」やらの説明をしてくれます。
 
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行程の途中には「繭」をかたどった休憩所も。
 
では、観覧記です。
 
⑥里の自然学校(さとのしぜんがっこう)
 (初来館)05/07/11
  (形式)野外誘導観覧
  (待ち時間)なし
 (また来たい度)☆☆☆☆☆
   (対象)万人
 (内容)☆☆☆☆☆
   (ハード面)☆☆☆☆
   (総合評価)☆☆☆☆☆
      受付に立っている係りの方はいかにもこれから野山を歩きますよという感じ
   の服装である(ボーイスカウトのリーダーのような印象であった)。
 
 受付横には里歩きのメニューが数種類あった(簡単笹すだれ作り、山のお花見、
 もりの記憶、であいの木…など)。一番時間が長いのがすだれ作りの約75分、
 私が選んだのは最短コース(約45分)の「(瀬戸会場の土から)粘土を作る・きづ
 きの森散策コース」であった。
 
 開始時間前に受付右横のソファーで待機。
 時間になり、案内人がその奥の部屋に招じ入れてくれた。
 
 瀬戸会場の自然についてや里歩きコースについての案内、地図が張られており、
 案内人のTさんという方が自己紹介などをされる。
  
   参加者はNHK名古屋放送局から取材に来られているメディアの方、途中から
   説明に参加した 名東区 に在住されている父娘の方、 西枇杷島町 の男性など私
 の他合計10名であった。
 
 ちなみに案内人はここではインタープリター(interpreter、直訳で「翻訳者」、ここ
 では自然案内人、解説者の意)という。どちらから、との問いをされ、大阪からと
 答えるとT氏は彦根の方なのだという。「関西出身の方がいるから安心ですわ~」
   と言われた(笑)
 
 コースであるが、まず山肌でこれから使用する粘土質の土を採取するところから
  始まり、受付からコースに入ったすぐ近くの古代の焼き窯保存施設(窯の歴史館)
  にて実演することとなっているという。
 
 保存施設は斜面にある焼き窯あとがすっぽりと屋根とガラスで覆われており、大
  切に保存されているようであった。
 
 「瀬戸物」という言葉があるとおり、この周辺は古代から焼き物の生産が盛んであ
   るのは知っていた。
   実際に発掘された焼き物や古窯の分散地図などはなかなか興味がそそられた。
 
 実演の内容は、エプロンを着用しバットの粘土質の土に水を加え、不純物(大き
  な石ころなど)を除去、乾かして上部の粘土のみ採取して、さらにさらにコネて自
  分の好みのモノを作ってみせるとのことであった。
 
 乾燥には数日かかるので、2~3日まえに参加した人が作った粘土を使用し、私
  はサイコロを作ってみた。
 
 「きづきの森散策コース」は、この「窯の資料館」からまだ奥の森林の中に入り、
 「木を使ったゲームをする」というものであった。
 
   一歩森林の中に入ってみるとやはり涼しい。
   しかし上空ヘリが旋回しており(天皇皇后両陛下がご訪問であった)少々落ち
  つかなかった。
 
   ゲームは各グループ(4つ)に分かれ、葉っぱや木の幹のシルエット、前の参加
   者が残したコメント(ヒント)を参考にしてその該当する木を探すというものであっ
   た。ちなみに、私たちのグループの木(クヌギ)は目に前にあり、開始からものの
  10秒で見つかった(笑)
 
  ちなみにこの里の自然学校と長久手会場の森の自然学校に1回参加するごとに
 「EXPOエコポイント」が1ポイント加算される。
  ポイントの累計に応じて記念品や植樹権利などが獲得できるという。
  
 ここで印象に残ったのは、実際に自分の手でイベントに参加するということはもち
  ろんであるが、それ以上に参加者とインタープリターとの雰囲気がとても和やかだ
  ったことに尽きると思う。
 「自然学校」だけでなく、瀬戸会場自体が長久手会場とはまるで雰囲気が違って
   おり、まるで別の催しのように感じるということもあるのだろう。
 
 せわしない(?)メインの長久手会場から別世界にやってきてなんだかほっとして、
 なんだかとてもゆったりした気分で長久手に戻った、というのが実際の感想であ
 る。「長久手の人波に疲れたら瀬戸へ」という表現がぴったりか(笑)
 
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より一層「瀬戸会場」に魅せられたわたしでした。
 
さて、「長久手会場」に戻り、カレーで昼食(900円なり)を済ませます。
なかなかおいしかったです。
 
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この日は特にあてもなかったので、ぷらぷら会場内を散策してみることにしました。
 
と、中央のゲート付近に人だかりが。
 
メディアなどで報道されていた、「案内アンドロイド」というおねいさんが居りました。
ちなみに、簡単な会場案内などをしてくれる他、外国語にも対応できるとのこと。
 
ちょっと気になるので、人波が途切れた時、思いっきり大阪弁で「わて大阪から来てまんねん」と話したら、「それは遠いところからご苦労さまです」と返事されました(^^ゞ
 
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でも「ぷらぷら散策」とはいいつつも、まだ入館していないパビリオンがこの時点で
ありました。
せっかくなので、待ち時間覚悟で、人気パビリオンに並んで見ることにしました。
 
「ドイツ館」です。
 
外国館では唯一、「ライド」と呼ばれるコースター様の車両に乗車出来、内容もなかなか面白いということで、この時期で3、4時間待ちが当たり前になっていました。
 
「瀬戸会場」でも述べましたが、たまたま、この日は天皇皇后両陛下が会場をご訪問されている、ということで、さらにこの「ドイツ館」も訪問された、ということもあり、
午前中の「ドイツ館」の一般入場は中止になっていました。
午後から一般入場が再開になる、という情報を聞きつけ、さっそく「ドイツ館」の列に
参戦してみました。
 
さっそく、観覧記です。
 ○ドイツ館
 (初来館)05/07/11
   (形式)ライド観覧・展示自由観覧
   (待ち時間)約90
 (また来たい度)☆☆☆☆
   (対象)万人
 (来館困難度数)自身:★★★★ 一般:★★★★★
 (内容)☆☆☆☆
   (ハード面)☆☆☆☆
   (総合評価)☆☆☆☆
  外国館で唯一、ライドに乗車する観覧方式のパビリオン。
 5月あたりから人気が急上昇し、開門直後から長い行列が出来、日中はおろか
 夕方、夜間になっても120分~200分待ちで、並び列のスペースがそれほどない
  ため、入場制限がされるほどの人気ぶりである。
 また、事前予約や整理券配布などがないため、ある意味トヨタグループ館や日立
  グループ館などよりも入場することが困難なパビリオンとも言える
(愛知県内の市町村でドイツの町と姉妹都市提携している市町村では、住民に優先入場券が配布されているとのこと)。
 
 グローバル・ループ東側にパビリオンがあるのだが、そこから建物の外壁沿いに
  常時ずらっと長蛇の列が出来ている。ご丁寧にも、並んでいる位置によって「ここ
  からですと○○分待ちです」という張り紙が外壁にされている。
 
   私もご多分に漏れず、長蛇の列にいつも尻込みをしてしまい、難関企業パビリオ
   ンに入館を果たしてからもここが未入場となっていた。
 
   入館したのは7/11、天皇・皇后両陛下が13日まで会場を訪問された一日目であ
   る。この日はスイス、このドイツ、エジプト館などのご訪問であったが、ドイツ館へ
   来館される為に一時閉館していた後の再開館を狙い、90分待ちで入場出来た
 
 入場した後、ライド観覧の前に森林をイメージした通路を抜ける(USJアトラク
   ション「E.T」のライド観覧前通路に似ている)。
  
   ライドは「水滴」をイメージしたもので、上半分がガラス張り、下半分が青に塗装
   されたもので、6人乗り(前後3人)。乗車すると車体後ろに収納されているガラス
   扉が閉まるようになっている。乗車時間は約6分。
 
 ライドに乗車しながら館内の壁面にある展示を観覧する訳であるが、内容として
  はドイツ国内の名産、自然や工業製品(BMWなど)の紹介である。
  
   驚いたのは、ライドの線路がかなり複雑なことと、途中下り坂があり、かなりのス
   ピードで走りぬけたり(案内で「一部ジェットコースター並みの速度が出るところが
   あります」と説明されていた)リフトで車体が持ち上がり、階上の線路に移るなど、
 結構面白いように思う。
 
 途中、倉庫のような場面に移り、ロボットの紹介の際に写真撮影がある。 
  (この場面はこれもUSJのアトラクション「ジュラシック・パーク」を思い出した)。
   しかし、結構お金がかかっていると見た(笑)
  
   ライド下車後はドイツの工業製品(BMWのバイク、実際にまたがって写真撮影
   出来る)展示が中心となっている。
   ライド乗車中に撮影された記念写真は、画面で画像を確認することが出来、一枚600円で購入できる。
   ちなみに、パビリオンを後にした時待ち時間は120分になっていた。
 
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かっこいい~(実際に跨げました)
れっきとした「BMW」です。
バイクには興味がないのですが、これを見てちょっと憧れました(笑)
 
さて、本日一日の動きです。
 
05/07/11MON
【往路】
大阪駅桜橋口 0830→【西日本JRバス万博直行便】→東ゲート 1140
 
東ゲート→モリゾーゴンドラ→里の自然学校(粘土をつくる・きづきの森散策コース
12:40~アオマダラカメムシなど)→ゴンドラ→昼食カレー→オレンジマンモス整理券確保(16:10~の分)→ドイツ館(13:3016:30が閉館、15:00~並ぶ)→天皇皇后陛下、会場ご退出→UFJのATMででお金下ろす→ マンモス観覧→三菱未来館@earthもしも月がなかったら(17:00~並び25分待ち)→夕食弁当→ファミマ→東ゲート
【当日入場パビリオン】
グローバル・コモン3
ドイツ館
企業パビリオンB
→三菱未来館@earth もしも月がなかったら
瀬戸会場
→里の自然学校(粘土をつくる・きづきの森コース)
 
【復路】
東ターミナル→【西日本JRバス万博直行便(共同運行便・名阪近鉄バス)】→大阪駅桜橋口 2225
 
次回へ続きます。
今日はこんなところです。