みなさんこんばんは。
前回からの続きです。
「愛・地球博」4度目の訪問、2005年5月10日の様子をお届けしています。
今日も、前回(4月25日)の訪問ですっかりハマってしまった瀬戸会場に向かいます。


瀬戸会場への移動は「会場間燃料電池バス」を使いました。
このバス、前回にも乗車したのですが、一見普通のそれと相違ないように見えるのですが、エンジン音がとても静かでした。
「電池なので排ガスも出ず、短い時間の充電だけで走行可能」と、車内の案内ビデオで紹介されていました(ただし、一台あたり結構な値段がするそうですが)

バスに揺られること20分ほどで、瀬戸会場に到着しました。
例によって「海上(かいしょ)広場」ではイベントやらワークショップが行われていたのですが、今日のお目当てはこの「瀬戸日本館」です。
事前予約制、もしくは当日に予約券をゲットしないと入れないという「劇場」で、かなり
個性的な「演劇」が演じられる、とのことで楽しみです。
さっそく観覧記です。
○瀬戸日本館(せとにほんかん)
(初来館)05/05/10
(形式)映像誘導観覧・実演誘導観覧・展示自由観覧
(待ち時間)なし
(また来たい度)☆☆☆☆☆
(対象)万人
(内容)☆☆☆☆☆
(ハード面)☆☆
(総合評価)☆☆☆☆
瀬戸会場の一番奥まったところに存在するパビリオン。
完全整理券・完全入替制であり、入場には海上広場入り口の詰め所で時間
指定の整理券を確保する必要がある。
入り口は広場を突っ切り、エスカレーターや階段を一番下まで下りた1Fで
ある。後述するが隣接の瀬戸愛知県館の出口がすぐ横であり移動は横へ
並ぶだけで済む。
ゾーンは4つに分けられる。まず障子が張り巡らされた1Fのホール(立って
観覧の形であるが)で「日本(和ともいえるか)」のイメージ映像を約7分ほど観覧
する。「独楽、能面、花火…」やや冗長な気はするがメッセージ性は非常に強い
と思う(特に外国人観光客には…)。
終了後、2Fのシアターに向かうのだが、そのエスカレーターへの誘導が非常に
まずいように思う。初回訪問時にはホール全体に広がっている観客にただ「押し
合わないでください」「2列でお願いします」などというだけであったが、2回目の来
場の際にはさすがに前後に列を分けていた
(それでも押し合いへし合いなのだが…)
2Fでは開幕前から話題が沸騰しているという「群読 叙事詩劇・一粒の種」の舞
台公演のホールがある。
公式ガイドには「…自然と共に育んできた知恵の言葉、祭礼の掛け声、童謡
などを集めて台詞で表現する『群読』という手法で繰り広げられます。円形の
劇場では言葉が、詩が、縦横無尽に飛び交い、映像が、照明が、それに協和
する劇的空間を生み出します…」(公式ガイドブックP213「瀬戸日本館」より)
とある。
率直に言うと、実際のところこの文章や案内のリーフレットなどを読んだところ
で内容を図り知れるものではない代物である(笑)何というか、個人的な感想と
しては日本の伝統的なならわしとか習慣とか、幼いときの憧憬が琴線にふれる
というか…何しか表現することは非常に難しい(笑)
実際に見てみないと分からないのではないかと思う。
しかし言えるのはこの「一粒の種」のようなエネルギーにあふれる催しは万博
ではここでしか見られないというのと、通路側に座ろうものなら演じ手がすぐ
そばをバタバタバタ~と風のように通り抜けていくところとか、私は観劇には
全く造詣がないのだが、理解とかこれまでの常識を超えた観劇だという印象が
強く残り、とても新鮮であった。
ということで、劇団員の人々の苦労は並大抵ではなかったのではないか。
練習風景の写真と参加メンバーの一覧がシアター外に掲示されている。
後日談だが、配布整理券には赤字と青地のものがあり、手にした整理券の
公演がそれぞれ「赤の組」「青の組」が演じているのだという。
3Fはアートギャラリーとなっている。
屋外の床一面の風ぐるまは、ちょうど風が吹いているときでもあり一斉に音を
立てて回りだし、とても美しかった。
コメントに悩むのですが、なんしか「日本の伝統芸能」とか「日本古来からある習慣」
とかをオリジナルで「歌」にしてみたり、「踊り」にしてみたり、と思って頂ければと思い
ます(それでも表現し切れん…)




屋上の「アートギャラリー」の様子です。
「風車」を「海」に見立てたのか、おしゃれな灯台がありました。
次回に続きます。
今日はこんなところです。