みなさんこんばんは。
前回から続いて、「大津線感謝祭」の様子をお伝えしたいと思います。
パネル展示の続きからです。

今度は「60型」車両です。
「日本初の連節車」として有名なのだそうですが、路線規格の異なる「京阪本線」と「大津線」とを直通運転する
ために開発された特殊な車両です。

現在は、先日訪問した「寝屋川車庫」で保存されています。
「びわこ」号について詳しくは当ブログ記事もご参照ください。
『京阪電車開業100周年記念 「ファミリーレールフェア2010訪問記」 その3』


さて、ここからは「現在使用されている車両」についてです。
大津市内を南北に走る「石山坂本線(いしやまさかもとせん)専用の2車種。

こちらは京都と大津を結ぶ「京津線(けいしんせん)」の専用車両。
画像をご覧頂けるとおわかりだと思いますが、この車両、路面電車の区間を走っています。
さらに京都側では「京都市地下鉄東西線」に直通しているので、日本で唯一の「路面電車・地下鉄」両方を走行できる車両なのだそうです(開発・製造にめちゃくちゃコストがかかったそうです。。。)

こちらは「80型」という車両です。
「京津線のスーパーカー」という説明書きがありますが、京都と大津の間にある難所「逢坂山(おうさかやま)」の
急こう配に対応出来る高性能の「路面電車」です。

実車はすでに廃車になっているのですが、ここ「錦織(にしごおり)車庫」で1両が完全な形で保存されています。

こちらは連結面、卵型です。「モノコック構造」と言うそうです。

台車も急こう配に対応可能な、当時としては高性能なものだったようです。

検査プレートを見つけました。
最終の検査が「平成5年7月7日」…時間が止まってますね。
ちなみに、この車両が廃車になったのは「平成9年10月」です。

この「80型」の他の特徴を挙げますと、「路面電車」の停留所と、通常の高さのホームでの乗降をスムーズに行えるところでしょうか。
「路面区間(現在は地下鉄の区間になり、廃止)」の「停留所」では、このようにステップが自動的に出て来る仕組みになっていました。

「びわこ」号の車内です。
ちなみに、冒頭の「びわこ」号でも「路面区間」「通常ホーム」での乗降が可能だったと言いますが、実際はこの画像、ドアの前の白い板をいちいち上げ下げすることで対応していたようです。


車内も開放され、路面区間があった頃の映像なども流されて私など懐かしい思いでした。
というのも、この「京津線」の「路面区間」が廃止され、この「80型」が廃車になり、代替で「京都市地下鉄東西線」が開通した頃、京都の大学に通学してまして、この「80型」にもよく乗りました。
廃止になってからそんなに日も経ってないような気もするのですが、よくよく考えてみると「平成9年」だから「13
年前」ですか。。。早いものです…

ひとおおり展示を見て引き上げようか~などと言ってましたら、いいにおいが…
この時期サイコーな「おでん」でした。

この「大津線」、いろんなイベント列車が運転されているとのこと。
「おでんde電車」というのがあるそうで、電車の中でおでんをつつきながらイッパイやれる、というすばらしい企画なのだそうです。いちど参加してみたいものです\(-o-)/
走っている電車は小型だけれど、歴史と技術の詰まった魅力ある「大津線」の一端をうかがい知ることが出来て遠征したかいがあったもんだと、満足でした。
それから、驚いたことがあったのですが、帰り際に京都に在住している姉一家のグループと出会いました(^^ゞ
「ぜったいあんたならここに来てると思ってたわ」と言われ、偶然ながらにもヘンに納得した私でしたm(__)m
今日はこんなところです。