みなさんこんばんはー
開幕初日の「愛・地球博(愛知万博)」会場からお伝えしています。
前回からの続きです。
外国パビリオンの中で、東南アジア・オセアニアの国々が集う「グローバルコモン6」をぐるっと観覧して来ました。
今度は、会場の中央部分に向かいます。

「グローバルコモン6」の南端から歩道橋を少し歩くと、会場をぐるっと一周する「グローバルループ」に出ます。
もともと、この会場周辺は丘陵地であり、そこにそのまま通路を作ると相当な起伏が生じてしまうため、この「グローバルループ」が急遽作られたと言います。
全長は3キロ長にも及び、一周するとゆうに40分はかかります。
少し下って、会場の「センターゾーン」と呼ばれる区域に入って来ました。
無機質な灰色の塔が見えて来ます。
「名古屋市パビリオン 大地の塔」です。
ちなみに右側の繭のようなのは、「長久手日本館」です。
この二つは、後日訪問することにしていたのでその様子のご報告はまた後日に。

ちょうどお昼の12時前ころだったと記憶していますが、強風が吹き荒れていて通りすがりの人が寒そうにして
いたのを思い出します。

「大地の塔」の前から反対側(東側)を見ますと、「こいの池」の向こうにこの「グローバルハウス」が見えて来ま
した。次はここへ向かうのですが…

「こいの池」があるので、「グローバルハウス」へはまたまた「グローバルループ」に戻ってぐるっと迂回せねば
なりません。ちょっとめんどいのですが、会場の南北を結ぶ「キッコロゴンドラ」の軌道の下を通ったりして、
なかなか面白いです。

会場の回廊「グローバルループ」沿いにある、万博参加各国の「国旗掲揚台」です。
会期中は毎朝、会場警備員の方々がこれを掲揚していたそうです。
なかなか壮観な光景です。
この「掲揚台」の右側には、レストランや大広場があり会期中の昼間などはにぎわっていました。
回廊の下のあたり、ここへは後ほど立ち寄ってみることにします。



「グローバルハウス」入口付近に到着しました。
さて、次に入場するこの「グローバルハウス」ですが、ここでは何を隠そうこの「愛・地球博」の最大の目玉とも
言える、「冷凍マンモス」が展示されているパビリオンなのです。
旧ソ連北部に位置する「サハ共和国」の「ユカギル村」というところで、屋外で遊んでいたとある小学生が地球
温暖化の影響で溶けた「永久凍土」の中から「全身冷凍状態のマンモス(厳密には頭部と前足以外は骨だったそうですが)」を発見し、当時は大騒ぎだったそうです。
このマンモス、発見地の村の名前に由来して「ユカギルマンモス」と名付けられています。
館内は「世界最大級のソニーハイビジョンによる、地球の美しい環境映像の上映」が主の「ブルーホール」と、映像展示の他に、「地球の誕生からの歴史的なトピックを新聞の形式で展示する展示ホール、また『世界のお宝』と題した、貴重な歴史的遺物の展示コーナー」などが存在する「オレンジホール」の「二つの見学ルートの選択制」となっていて、それらの展示・映像を観覧した後、最後に「マンモス」を観覧する仕組みとなっていました。
この日は事前に観覧予約が取れた「ブルーホール」の観覧だったのですが、後日「オレンジホール」にも入場し
ましたが、個人的には「オレンジホール」の方が気に入りました。
「オレンジホール」で、子どもたちが夏川りみさんの「ココロツタエ」(NHKの「愛・地球博」テーマソングでしたが)
という曲をヒマワリの畑の中で、それも手話で歌っている映像があり、とても感動しました(泣きました)

この画像の中央右、白いテントの奥の建物左側に「冷凍マンモス」が展示されていました。
残念ながら、ビデオ・カメラ撮影は厳禁。。。なので画像はありません
(かなり厳重な警備でした)
ここで観覧記録です。
①グローバル・ハウス(ぐろーばる・はうす)
・ブルー/マンモス(ぶるー/まんもす)
②(出展・オフィシャルパートナー)
ソニー株式会社、讀賣新聞社、讀賣巨人軍、NEC、キャノン株式会社、
野村ホールディングス株式会社、新日本石油株式会社
(特別協力)
NHK(日本放送協会)
③(初来館)2005/3/25
④(形式)映像・展示誘導観覧
⑤(待ち時間)約20分
⑥(観覧困難度数)自身:★ 一般:★★★
⑦(もう一度行きたい度)☆☆☆(対象)万人
⑧(対象)万人
⑨(内容)☆☆☆☆
⑩(ハード面)☆☆
⑪(総合評価)☆☆☆☆
⑫愛知万博の目玉の一つ、ロシアで冷凍状態で発掘されたユカギルマンモス
(ユカギルとは発掘地の名前)の展示を見られる。
グローバル・ハウスははす池と愛・地球広場のスクリーン裏、バイオラング付近
に入り口があり、入場してブルーホールは右側、オレンジホールは左側に並ん
で待つ。このブルーホールまたはオレンジホールの入場でマンモスの観覧が出
来る訳だが、完全予約制であったり、またホールの映像や展示観覧を経由する
と待ち時間を含め小1時間の所要時間が必要になるため、4月末よりマンモス
ラボのみを観覧できるコースも新設された(マンモス単独観覧)。
また、開場後1時間程度は単独観覧の整理券なしでマンモス観覧が出来るシス
テムとなっている。日中においてもホールの観覧整理券、単独観覧整理券の配
布が何回か行われている。
さて、ブルーホールであるがこちらはマンモス観覧までは世界最大級のソニー
のハイビジョンによる映像上映が主である。世界の人口増加とエネルギーなど
の内容であるが、やはり今まで見たことがない大画面であり迫力はある。難を
言えばホールに入るまでのプレ上映が冗長で、窮屈なことか。
映像観覧の後マンモス観覧となる。
マンモスラボは歩く歩道が前列、後列となった形式であり、ブルーホールから来
た観客は大概、前列にての観覧となる。
肝心のマンモスであるが、前評判通り私には満足であった。ただ照明が落とされ
ていてやや見にくかったが…長い牙が特に印象に残った。
出口右を進むと北ゲート方面、左へ抜けると日本ゾーンやコモン6方面へ
向かうことが出来る。
・オレンジ/マンモス(おれんじ/まんもす)
②(出展・オフィシャルパートナー・特別協力)
「ブルー/マンモス」 と同じ
③(初来館)2005/06/23
④(形式)映像誘導観覧・展示自由観覧
⑤(待ち時間)約15分
⑥(観覧困難度数)自身:★ 一般:★★★
⑦(もう一度行きたい度)☆☆☆☆☆
⑧(対象)万人
⑨(内容)☆☆☆☆☆
⑩(ハード面)☆☆☆☆
⑪(総合評価)☆☆☆☆
⑫先述のブルーホールと同様、ホールを経由してのマンモスラボ観覧という形
となる。
入場口はブルーホールと同じなのであるが、待合場所はそれより奥である。
入場し、オレンジホールは左側へと進む。
ここでポケットラジオのような観覧案内の機械を渡される。
映像展示後の展示コーナーで、各展示ごとに受信機が設置されておりそこで
それぞれの説明を聞くことが出来るというものである。
まず、NHKによるハイビジョン上映の観覧となる。
ブルーホールのソニービジョンよりは小さいが、映し出されるヒマワリ、青空など
自然の映像は非常に美しい。
画面の大きさも(ブルーホールのと比べて)これくらいなら安心して見られる。
ちなみに、館内にスピーカーは83台あるという。
NHKということで、同局の愛・地球博テーマ曲「ココロツタエ」が流れており、
映像の最後に子供たちがこの曲を歌いながら手話をする姿が印象的であった
(7/28当日整理券で入場、映像が別のものに変わっており、子供たちの手話の
「ココロツタエ」はなし。定期的に映像の差し替えがされている模様)。
映像観覧後の展示ホールは、地球の誕生から現代に至るまで起こってきた「大
きな出来事」を、スポンサー企業である讀賣新聞が新聞のように仕立てて展示
している。例を挙げれば「地球誕生」「人類出現」「ボンベイの街溶岩で埋もれる」「人類月に立つ」などが新聞一面になっており、詳細な説明や、イメージイラスト
で紹介されている。子供だけでなく、大人にも分かりやすく興味深い。これらの新
聞の一面は公式ショップでも販売されている。
また、「地球のお宝」というコーナーもあり、世界の歴史を物語る重要な品々が
展示されている。
私が印象に残ったのは「月の石」である。
35年前の元祖・万博(大阪万博)のアメリカ館で展示されていたもので、研究用
にやや粉砕されているというがかなりの至近距離で見られる。
出口付近には豊岡(兵庫県)で人工繁殖されているコウノトリに関する展示も
ある。その後、随時マンモスラボの観覧となる。
いや~、この記事を編集しながらですが、あの頃の「純粋な感動」というものがよみがえって来ました~
初恋の人にあったような、すがすがしい気分です。
次回に続きます。
今日はこんなところです。