時々恋しく思う人 | カリフォルニア日記

カリフォルニア日記

2015年、学生ビザで渡米。
留学中に現旦那に出会い、遠距離恋愛含め6年の交際を経て結婚。
2023年の秋セメからコミカレ復学!4年制大学編入に向けて、フルタイムで働きながら自分のペースで生活。
日々のこと、学校のこと、ぼやきなどゆるく綴っています。

日本で高校を卒業した後、大学入学と同時に社会人にもなった私。


理由は、複雑だけど…奨学金を貰えなかったので、私立大の学費を自分で払う必要があったから。



昼間は教育学部の大学生、夜は銀座の居酒屋。



居酒屋って勤務時間が長い上に、営業中はスポーツの試合中かのような白熱した状況だから、基本的にスタッフ同士はチームのような…部活仲間と呼びたくなるような結束がうまれる。




時々恋しく思う人というのは、当時の店長。


一言で表すなら超変態。

デブのオタクでメガネの天パの風俗大好きなおっさん。

恋仲にあったわけではない
むしろ、そう思われたら気色悪い…


ただ彼が異動するまで共に働いた2年間は、家族や恋人よりも長い時間を共に過ごした人で、けちょんけちょんに貶されたこともあれば、めちゃくちゃ怒られたこともあり、クソガキ扱いされて泣かされたこともしょっちゅうだったけど、時々褒めてくれた。
何より、店長から学ぶことが沢山あった


彼から言われたことで一番衝撃を受けたのは、

『きみの心の器はお猪口の裏側並みだな』

ひどい🤣
でもあながち間違えではない。

私もまだ10代で若くて、超短気だったし、すべてに全力投球して一生懸命生きてて心の余裕がゼロだった頃。立場を弁えずに言い返したり反発したり…😅

当時30代半ばだった店長からみたら、アホで面白いけどめんどくさい奴だったと思う。


店長は、顧客満足度を意識したサービスをする人だった。俗に言うお客様は神様というサービスではなく、プライドをもった接客をする人。

ダメなものはダメ、できないことはできない
でも、出来ることは全力でしますってタイプ

会社としてのルールはある程度あったとしても、目の前のお客様を満足させるためならケーキも手作りするような人

押し付けがましくない、痒いところに手の届くサービスが旨い人だった

教員を目指していたのに、店長の仕事ぶりに憧れてサービス業を極めたいと思うようになり、、サービス業の骨頂であろうと信じていたホテル業に転職して、大学を中退した



何が恋しいって、あの仕事ぶりと変態っぷり。

座敷で障子を掛け布団代わりにして寝てたり、
『アムロいきまーす』とか真顔で言ったり(ガンダム大好き)、
AKB48について何時間も語られたり…

きもかったけど、たくさん成長させてもらった濃厚な2年間だった

最後は、
『この2年間で君の心の器は、お猪口の裏側からお猪口並に大きくなったと言えよう。まだまだ小さいがな』

って言われた😂


当時の店長の年齢になった私が、店長と再会したらどんな感じなのかなぁって思うことがよくある



次に日本帰る時は、当時の銀座店メンバー集めてみようかな。