庭仕事用のズボンがビリビリ破れた | 無精庵徒然草

無精庵徒然草

無聊をかこつ生活に憧れてるので、タイトルが無聊庵にしたい…けど、当面は従前通り「無精庵徒然草」とします。なんでも日記サイトです。08年、富山に帰郷。富山情報が増える…はず。

 

 

 ← 『ミネルヴァ通信「究」7月号(通巻第一四八号)』(ミネルヴァ書房) 「人文系、社会科学系などの垣根を越え、読書人のための知の道しるべをめざす雑誌『ミネルヴァ通信「究」』」

 

 下記するように今日日曜日は休み。庭や畑仕事に精力も時間も費やされた。日々牛歩で読んでいるセブ・フォーク著の『アストロラーベ 光り輝く中世科学の結実』(柏書房)とトニ・モリスン作の『タール・ベイビー』 (ハヤカワepi文庫)とをぐっと読み進めたかったが、寝落ちの連続で願望ばかりが先走る。

 前者は下手すると退屈するかと心配してたが、杞憂に終わっている。後者、いよいよ面白くなってきた。題名からして悲劇っぽいが、そんな単純な作品じゃないよね。

 合間に、読み止しだった『ミネルヴァ通信「究」7月号(通巻第一四八号)』(ミネルヴァ書房)を一気に通読。バラエティーに富む内容を楽しめた。

 

ミネルヴァ通信「究」7月号(通巻第一四八号)』(ミネルヴァ書房)を夜半に通読終了。書店で貰ってきたミネルヴァ書房発行の読書人のための冊子。

 勿体ないので新刊案内も含め通読。中身の濃さ面白さに感心。悲しいかなこの中の誰かの一冊でも読めるか怪しい…悲しいね。

 以下、目次だけ示す:

書物逍遙
 生き続ける「屈折需要曲線」(安達貴教)
歴史小説家の道具箱(一六)
 ペンケース——屋外に「文房」を持ち出す歴史(澤田瞳子)
オンリ・イエスタデイ(四〇)
 庭師たち——ブッシュ政権⑶(白石 隆/ハウ・キャロライン)
今あらためて、『孟子』を読む(五)
 聖人も過つのか(中島隆博)
「日本史」の日本史(二二)
 篤胤と好古家たち(三ツ松 誠)
「なりたい自分」はスマホの中(二七)
 フィルターの役割(江本紫織)
心の支援のこれまでとこれから(三)
 ICTの活用⑴(下山晴彦)
社会科学の哲学と国際関係論(一六)
 社会科学の研究プロセス/成果と人間社会(保城広至)
福沢諭吉と渋沢栄一(四)
 日本資本主義の父の誕生(清家竜介)
ヒトと自然の江戸時代(一六)
 刃を向ける自然⑵——ニシン(武井弘一)
軍艦島の不思議な万華鏡模様(九)
 端島で暮らした人々 その1(松本 滋)
ミネルヴァ日本評伝選「自著を語る」
 惜しまれる夭折の先覚者(⻆鹿尚計)
モンゴル時代史鶏肋抄(二五)
 カアンの絡繰(からくり)時計(上)(宮 紀子)
社会学の古典を読む(四六)
 「アクターネットワーク理論」に先行する科学人類学の古典(毛利嘉孝)
本をめぐる声
 雑誌と配達、今昔(不二屋書店 荒井智広)
京都再発見
 京あめ(株式会社豊松堂)

 

 ← 鈴木 涼美【著】『「AV女優」の社会学―なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか (増補新版)』(青土社) 「「饒舌なAV女優」という存在に着目しつつ、性の商品化の現場を独自の視点から深くまなざした、学術論文でありながら読むものをひきつけてやまないルポルタージュ。」

 

 鈴木 涼美著の『「AV女優」の社会学―なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか (増補新版)』を30日未明に読了。仕事の合間の楽しみで大半を読んできて、残り少なくなったのであとは自宅で。

「「饒舌なAV女優」という存在に着目しつつ、性の商品化の現場を独自の視点から深くまなざした、学術論文でありながら読むものをひきつけてやまないルポルタージュ」というが、学術論文という気がしない。学生のレポート風。ぐいぐい突っ込んでいくという感がない。論旨が何処か堂々巡りしているような。

 10出版社共同復刊…書物復権の一角で見付けて、AV女優という名称に惹かれ、著者が女性ということで視点も含め女優陣への突っ込みも深いかユニークかを期待した。

 この方面も興味津々なれどあまり深く探求してない。それだけに「生きているだけで商品となりうる身体を抱えて、どれくらい嘆き、諦め、戦い、楽しむのか。そのはざまで揺れ動く生身の存在であるAV女優を独自の視点から深くまなざし、画一的な議論からこぼれおちていたものを丹念に拾い上げた著者の原点」なる書に期待が高まったのだが、ちょっと期待外れ。

 何を期待したか。生身の存在であるAV女優の肉声…例えば彼女らが一人部屋のベッドで、あるいは街の片隅でふっと感じる何か。

 それにしても、本書の表紙、何故こんなに地味というかシンプルというか、ひっそり佇むようなデザインにしたのか。饒舌って感が溢れててもいいんじゃないか? 帯の「10出版社共同復刊…書物復権 鈴木涼美」ばかりが目立つ。…ま、うっかり手を出したんだから、出版社の作戦成功なのかね。

 

 

 ← 画像は昨年のもの。岩瀬浜。遠くに立山連峰の左半分が遠望できる。真夏…雪はさすがに全くない。氷河は見えるはずもない。 (07/30 21:16)

 

 今日は休み……暑い。午後の4時半から畑や庭仕事。7時過ぎまで汗だらけになって。ようやく畑……果樹の畑の木々の枝葉の伐採や片付け終了。次は裏の生け垣の小道や裏庭に取り掛かる。ここも脚立必需。

 完全装備のズボンが破けた。ニッカーボッカーというか植木職人か大工さんの穿くようなポケットの多い紺色のパンツ。見事なまでにビリビリと。3年か4年 穿いたかな。

 作業後、洗濯とシャワー、夕食。一服したし、さてようやく読書……のはずだが、10分もしないうちに寝落ち確実。疲労には勝てん。 (07/30 21:22)