「皇宮陰陽師アノハ」ありがとうございました! | Kyan☆Can32

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喜屋武蓮(キャンレン)と申します。

すすっかり秋模様となりましたね!
栗ご飯派、キャンレンですニコニコ

さて、レオノワールに引き続き出演させて頂きました
レティクル東京座「皇宮陰陽師アノハ」
無事全公演終演致しました!

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全12公演、キャンはteam白のダブルキャストだったので全6公演。
長かったような短かったような…など言うまでもなくあっという間でした。

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お馴染み學生組でパチリウインク


今回の座組は黒白両teamの仲が本当に良くて、
ゲネに逆班の同役の方に差し入れ渡したり、入れ替え時にエール送りあったりしてました。

ダブルキャストってライバル視してるわけじゃないけど必要以上に関わらないイメージがあったから、とてもほっこりしました。

そして主演の立原さん・ホクト役の坂本さん・朱鷺様役の高木さんのイケメンお兄さんトリオがしょっちゅう座組のみんなに差し入れしてくれて…
役柄上なかなか話しかけれなかったけどイケメンは中身もイケメンだなぁ…としみじみ。
(打ち上げで立原さんに「いやいや、最初の懇親会でめっちゃ喋ってましたやん!」とツッコミを受けました…そうだった笑)

稽古中の休憩時間もでっかい輪を作ってみんなでご飯たべて、各所で色んなグループが常にプランの打ち合わせをしてました。
画像は円環クソアクトについて打ち合わせ中と思わしき學生組と聖蘭チガヤ。

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こんな素敵な座組の一員であれたことが誇りです。


顔合わせ後の懇親会にて、
リーダー役の小川恭平さんは我らに言いました。
「俺たちは、お客様が息を抜けるよう思いっきり遊ぼう」

おりりん「まぁ私は役柄上あんまり崩せないけど…」

キャン「楽しんでもらおう!!」


試行錯誤して出来上がった學生組、皆様にはどう映りましたか?



そして今回演じさせて頂いた「飛良」。
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黒と白ではかなりキャラが違っていたかと思います。
キャンは台本読んですぐに「この子はきっとミーハー少女漫画脳だ!!」と思い、キャピキャピキュルルンで挑んだ初稽古。
初っ端から恋に恋する少女設定はやんわりあったんですねぇ。
結果、「喜屋武さんの演技がやばい (下手くその意)」と衝撃のダメ出し。
ナチュラルな演技を模索すると同時に、何故彼女が學生運動家などという如何にも血なまぐさい活動に加担してるのか考える日々でした。

ある日ノートに書き出した飛良の掘り下げメモをざっくりと…👇

-------------------------ヒラメモ-------------------------
・大學がなんとなく息苦しく、周りの同級生とも同調は出来るが気遣いすぎて疲れる(わかりみ深い)
・お昼休みは同級生といると気遣い疲れるので、ひっそり一人で過ごしたいタイプ。毎日近くの図書館で過ごす
・京都の外に纏わる本(恐らく現代で言うところのファッション雑誌や週刊誌、漫画などが歴史的資料として若干数保管されているのだと思う)を読んでいるうちに、片喰に「君は"外"へ興味があるのか?」と声を掛けられる(片喰は特に飛良に興味を持ったとかではなく、たまたま隣に毎日見かける奴がいたから、たまたま息をするように声を掛けてしまっただけ)
・自分に興味を持たず下手にパーソナルスペースに介入してこない片喰は、大學の同級生よりは一緒にいて疲れない人。飛良の質問には淡々と答えてくれる。
・図書館で出会うたび、京都の話・京都の外の話と、自分の知らない世界をたくさん教えてくれる片喰の話を聞くのが毎日の楽しみに変わる→退屈な日々からの脱却
・片喰もまた、徐々に自ら考えや信念を語ってくれるようになり、貧民救済ボランティアの活動を知ることとなる
・この頃には片喰さんが言うことは全て正しいと思ってしまう盲目少女になっていそう。
・そして新人としてとりあえず迎え入れられた先、表向きは「貧民救済ボランティア」の指導係として任命されたのがサギリ。
・箱入り娘のお嬢様である飛良は、ボランティア活動で配るおにぎりすらまともに握れない。
・「アンタねぇ、こんなことも出来ないの?」「これだからお嬢は…」とかなんとか言いながらも根気強く教えてくれるサギリ。サギリは家事全般はお手の物。
・サギリがついキツイ言い方しちゃって飛良が落ち込むと、わざわざ飛良が大好きな鯛焼き買ってきて「これさ…貰ったんだけど私いらないから…アンタ食べなよ」とか言って飛良にくれる。
・ひとりっ子の飛良にとって、サギリは頼れるお姉さんみたいで大好き。
・ある日アジトのような場所でうっかり二人の學生運動家としての話を聞いてしまう
・京都の外を見てみたい、京都の外へ出てみたい飛良にとっては結果方向性が一致してるので、なんの疑問を抱くことなく「私も二人の力になりたいです!!」とか言っちゃう。

(語彙力がそろそろヤバいので以下略)

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思いの外長くなってしまいましたね…!
片喰・サギリとの出会いはこんな感じだろうなぁとノートに書き出しました。
台詞にもありましたが、「片喰さんやサギリさんみたいに立派な考えなんて持ってない」
知識もなければ特化した技術もなく、足手まといになっている自覚は十二分にある。
でも自分が出来そうなことは率先してやる。
だからサクと大瑠璃陛下のニュースの新聞も朝イチに張り切って買ってくるし、野ばらへの新人指導係も自ら名乗り出る。
そんな自分を追い出そうとせず側に置いてくれる二人が大好きだから、
三人で京都の外へ出て、旅行に行って、美味しいもの食べて、何気ない日常を幸せに過ごしたいなぁ…って感じです。
作戦決行時、片喰サギリから"作戦"の深いところまでは知らされておらず、こはるやチガヤと共に比較的安全な場所で行動していました。
これが終わったらようやく三人で外へ…そんな生ぬるい認識しかしてなかった飛良ですが、
ギリギリになって片喰さんから「皇宮に爆弾を仕掛けた」と知らされたんだと思います。
直接は会ってないでしょうから、託された手紙などで知ったのでしょう。
事の重大さをやっと認識し、爆破で二人の安否を心配する飛良。
そんな中で皇宮の人間から學生運動家の一員としてマークされていた飛良は聖蘭に最後まで寄り添っていたチガヤと共に捕まってしまいます。
二人がとっくに亡き者となっていることを知らぬまま、最後まで足手まといでごめんなさい…と想いながら、銃殺刑にて絶命します。

片喰・サギリの視点も是非聞きたいですね、これは。



今回いろいろと初挑戦が多かったこの役をいただけた事、本当に嬉しいです。


ストーリーも愛憎渦巻く深いものとなっており、1人1人にスポットが当たる本当に素敵な舞台でした。

沢山の感想の中、少しでも飛良が心に残ったなら万々歳!

改めて、皇宮陰陽師アノハに関わった全ての方に感謝と敬意を。

本当にありがとうございました!爆笑

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またお会いできる日まで。
ありがとう、飛良。


皇宮陰陽師アノハ team白 飛良 喜屋武蓮