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ある酒飲みの、たんなるボヤキ

お酒紹介ブログは別に作ったので、こちらは日々思ったことを書くブログにします。お酒と話を絡められるといいなあ

 

 

だいぶ久しぶりに他市のBarで飲める。

今回、日向市に滞在し楽しむことを励みに仕事をしてきたが、ようやく当日を迎える。

地元びいきだとは思うが、食べ物が美味しい宮崎県にあって、日向市もまた食事の美味しいお店がたくさんある。

食事が美味しければ、そこを支えるお酒-つまりお酒屋さんもそれなりにあるのでちょくちょく出向いていたわけである。

 

宮崎県は基本的に焼酎が強い県であり、であるが故に洋酒が忘れられたようにポツンと売れ残っていることが結構ある。

もちろんこのご時世、ジャパニーズウイスキーなんかは既になくなっているが、そこは私としては別に問題はない。

テキーラやジンなど、終売になったものに出会えた時こそ嬉しいものである。

 

 

と、前置きが長くなったが、街の規模に対して異様にスナックが多いと言われる夜の日向市に繰り出す。

なるほど、レトロという表現がふさわしいかわからないが、昭和チックな佇まいの店舗が点在しており、楽しそうに笑って歩いている集団を何度か目撃した。

 

私はスナックにはいかない。

というより上司に連れて行ってもらえるような職種ではないので、スナックが悪いというよりはスナック慣れしていない点が大きいのと、私としてはママさんと会話するというよりはひっそりとお酒を飲んでいたいのでBarの方が好みなだけである。

 

しかし困った。

 

初めての夜の街では、基本的にオーセンティックバーに狙いをしぼっていくのだが土地柄かそういうジャンルの店が少ないらしい。

路面から中の様子が伺える店があったが、どうやら既にカウンターはいっぱいのよう。

オーセンティックバーは(すごく失礼な言い方だが)私の好みの範囲から極端に外れることが少ない。

だからそこを起点に、好みでありそうなBarの情報が仕入れていくのが私の夜の街の攻略法なのだが今回は難しい。

 

とりあえず20分程さまよったあと、画像検索で洋酒が置いてあるお店を探した。

 

日向市のカジュアルなバー「dot.」 

宮崎県日向市上町6−9 アラータビル 3F

チャージ 500円

 

マスターは気さくな方で話やすく、色々なことを聞くことができた。

日向市のこと、コロナのこと、お酒のこと。

まだまだ夜の街として完全復活してはいないが、こういうお店が残っていけるように早く戻って欲しいと思う。

 

話に夢中で二杯しか飲めなかったのは申し訳ないと思いつつ、スコッチシングルモルト一杯とショートカクテル一杯、チャージありでお会計が2100円というのは宮崎価格だろう。

こういうお店は夜の街を攻略するのに大変ありがたい。

日向市に再訪した際にはまた訪れたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

地元は宮崎なので焼酎はたまに飲む。

たまに、なのは毛嫌いしてるとかそういうわけでなく、洋酒上げ地酒下げしてるわけでもなく。

なんとなく「難しい」というイメージがつきまとっていた。

お酒がよくわからない頃は焼酎特有の後味にひっかかり、多少の味が違えども結局どの焼酎飲んでもその後味から逃げ切れなかった。

どれ飲んでも同じ、という暴論は流石に吐かないが、しかし味の幅が狭く(これは私の経験値や飲み方の問題だと思う)、その差異を楽しむのはかなり難しいんじゃないかと思っていたのだ。

 

もちろん「焼酎は日常酒なんだから肩肘はらなくてそのまま愉しめばいいんだよ」というのはそのとおりで、日常酒としてはもっとも優秀な酒類だとそれは実感している。

ただ飲むことに意味を求めてしまうと、飲酒の一回一回を経験にしようとするある種の貧乏性みたいなものが発症するのは悪いクセである。

しかしその病気故に、より知的好奇心が刺激され、こうして様々なお酒が楽しめるようになったのは趣味としては満足度が高いもので。

 

と、そんなことがどうでもよくなる一本を今日はご紹介。

 

 

 

『鈴霧島』 20度 890円くらい 宮崎県霧島酒造

 

焼酎メーカーでも超大手である霧島酒造さんの最新作である。

近年ちょくちょく派生商品を作っていたが、今回はターゲット層をより明確にしており、焼酎に馴染みのない人や若者、女性なんかをより強く意識している。

それはラベルの出で立ちもそうだが、香りや味わいの良い意味での軽さ、梨っぽいフルーティーさをわかりやすくかつ控えめにしてある点、そしてこれは最近での焼酎CMでよくみかける「焼酎+炭酸」の定着を図るための布石なのだと個人的に思っている。

 

同社は定番商品による黒霧島と炭酸による「黒っきりボール」(焼酎ハイボール)を推しているが、そもそも焼酎ハイボールがそのまま受け入れられるものであるならば、すでにそういう飲まれ方が提示されていても良かったはず。

しかし地元居酒屋でも炭酸割りはあまりメニューにないし、近年の炭酸割りブームに乗っかっている感じは正直あった。

 

そんななかで、こうした軽やかさを主軸に置いた商品が発売されるのは、一つのスタイルの提示として重要であり、今後焼酎の炭酸割りが定着していくかどうかの起点になるのかもしれない。(既に数年前から流行ってたのなら申し訳ない)

飲食店を経営してるわけじゃないので肌感覚は不明だが、ジンでいうところのサントリーの「翠」の実際の動向が気になるところ。

 

ま、ごちゃごちゃしたこと抜きにして、物足りなさを感じる、というよりは明確にこういう方向で作ってるんだなあと感じられる楽しい一本。

宮崎県先行販売らしいが、次第にどこでもかえるようになるでしょう。

値段も安いし、世間の日常酒の中でどういうポジションにつくのか、個人的に目が話せない焼酎。

 

 

 

 


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『OSUZU MALT NEW BORN』59度 11550円/700ml 宮崎県尾鈴山蒸留所

 

ええ、宮崎県初のウイスキー、『OSUZU MALT NEW BORN』のご紹介なんですよ。

18ヶ月熟成ウイスキー(最近きまった定義だと二年以上熟成が必要なので、こちらはジャパニーズニューメイクウイスキー)ということで熟成感は当然これからで、度数も高く刺激もあり。

栗っぽい上品な甘さがあるな、と思ってたら樽材に栗が使われているとのこと。

グルメじゃない私で感じるので、結構な栗感なのかもしれない。

 

正直な話、ニューメイクにしてはスっと味が入ってくるし、個性も感じられる。

当然刺激もまだあるが、これから熟成を重ねるとどうなるかお世辞なしに楽しい。

が、いかんせん、高すぎる。

もろもろの事情や他蒸留所の若いウイスキーの価格を鑑みてもしょうがないとは思うが、本当にこの価格は、「蒸留所への応援」という気持ちがないと厳しい。

ま、そもそもそのくらいの熱意がないと買えない。

私ももちろん地元なので発売日にはネットサイトの画面に食いついていたが入力が間に合わず購入できなかった。

10分もしないで速攻完売。

たまたまサンプルが手に入ったから良かったものの、特約店ですら仕入れることができない本数だったために仕方ないが、近年のウイスキー熱の異常さを身を以て味わっている。

 

私は基本的にジャパニーズウイスキーを追っていない。

追ったところで(機会の意味で)買えないし、満足度だけならスコッチのマイナー銘柄を漁ったほうが高いとさえ思う。

しかしそれでも地元品だけは押さえたかったが、この様子だと三年熟成品がでても同様に瞬殺だろう。

 

ま、いつか地元のウイスキーが安定供給されるようになって、じっくり晩酌できるようになるまで気長に待つのもそれはそれでいいかもしれない。

 

 

尾鈴山蒸留所が製造している焼酎達。

ウイスキーが手元にくるまでは、こちらで蒸留所を応援していきたい。

 

 

このご時世、メディアなどで特にその効果や重要性を語られぬままあくまでも「点」としてでしか語られない「お酒」。

飲めば酔う→声が大きくなりバカふざけが始まり、飛沫が飛ぶ→感染対策として規制。
こうした短絡すぎかつ説得力の欠如、かつ扱う人間に対して納得力のない話とお願いだけが取り上げられる。

(規制のすべてが悪いわけではないが、あまりにも運用の仕方がおかしい)

 

確かにお酒の存在のすべてを手放しで肯定できるわけではないにしろ、しかしそれが世の中にある程度以上には必要とされていることはあえて語る必要もない。

危険かどうかは個々人それぞれの使い方次第だと言われるものはそんなものは世の中にいくらでもあるわけで。

 

と、愚痴っても仕方がなく、個人でできることは好きなお酒を自宅で消費することだけかもしれない。

 

 

『CALLE23 ブランコ』 40度 3960円 

 

簡単に言ってしまえば、熟成させていない(あるいは超短時間熟成)テキーラ。

有名銘柄のブランコ・シルバーテキーラが1000~2000円であるなか、そこと比較してしまえば少しお高いと感じるかもしれない。

同じブランコでも3000~4000円のものも結構あり、そうした価格帯のものがよりじっくりと、深く味わえるものが多いのは自然である。

しかしこのテキーラはそうした価格帯の中でもより満足度が高く、私もテキーラを語れるほど数飲んでいないにしろスピリッツ類を飲んできている自負はあるので、以前ご紹介した『カスカウィン』同様に私が美味しく、値段も手頃な一本であると思っている。

 

 

 

 

 

 

飲んだ細かい感想は後日として、この美味しいテキーラが飲めるようになったのはこれまた『カスカウィン』同様に、ある日本人のおかげなのである。

あるテキーラ好きな方(好きという言葉に重みがありすぎる方だが)がお酒屋さんなどを巻き込んで輸入に漕ぎ着けた一本で、アマゾンや楽天といった大手通販サイトでは現在販売されていないテキーラ。

テキーラ自体にも作り手や製法などで他のテキーラとの違いや面白みがあるが、とりあえずここではある方々の熱意によって、私のような地方に住む者でも美味しいこのお酒が飲める状況になっているということを強調しておくにとどめたい。
 

いやこれね、ほんと美味しいし、関わっている方の人となりもツイッターなどで分かるから飲んでいて楽しいのだ。

お酒が本当に人の手が関わって、1消費者の私に届く過程やその状況を考えるとワクワクする。

 

強い宣伝をするつもりはないが、ちびちびやる一本としておすすめ。

 

 

 

 


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いよいよ宮崎県で6本目となるクラフトジンが登場することになった。

 

『Japanese craft Gin MASAHARU』47度 3000円

 

宮崎県、西都市にある正春酒造さんが生み出したジン。

と言っても恥ずかしながら、酒屋から情報を聞いた時は「どの焼酎つくってるとこだったっけ」といった感じで私の知らない酒蔵さんだった。

代表銘柄は『逢初」という焼酎で、地元ではよく飲まれている焼酎らしい。

 

 

 

 

手に取りやすい価格帯の、毎日飲みができる焼酎。

宮崎は焼酎製造がさかんな県なので、居酒屋に置かれている定番品だけでも

 

霧島(黒、白、赤、茜) 日向木挽 飫肥杉 天孫降臨

 

とあり、それ以外の焼酎は製造所の地元だったり、ちょっとお酒にこだわってますってお店でしか見かけないものもたくさんある。

『百年の孤独』で有名な黒木本店さんの焼酎も、街中の飲み屋以外では見かけないことが多い。

 

と、話はそれたが今回のジン。

聞いた話によると原酒に焼酎を使ってる、というのは少し違って、純粋なスピリッツをベースに製造しているらしい。

実際飲み味としてガッツリとした焼酎っぽさは感じない。

柑橘系のさわやかさと苦味があり、それが強烈すぎず47度でありながら高アルコール感は少ない。

ボタニカルとしては柚子やへべすを使用してあり、さっぱりさとほどよい苦味はそれ由来だろうか。

 

外観が緑のクリアーボトルで、焼酎っぽくなく、しかし洋酒とは違った雰囲気があり面白い。

こういうジンでありながら720mlで3000円というのも、国産クラフトジンの中にあっては手が届きやすい価格。

 

問題は入手経路で、私は地元の酒屋さんを回ったが、一軒しかおいてなかった。

製造元の公式HPでも商品の掲載が全くなく、検索してでてくるのはふるさと納税の返礼品のページだ。

あまり大量に製造したり、レギュラー化する予定はないのかもしれない。

 

なにはともあれジンが作られるのは嬉しい限り。

県内どころか国内の大手メーカーさんである霧島酒造さんや日向木挽の雲海酒造さんあたりは参入しないのかな~と密やかに期待しつつ、今後も地元のお酒の動向を探っていきたいと思う。