『OSUZU MALT NEW BORN』59度 11550円/700ml 宮崎県尾鈴山蒸留所
ええ、宮崎県初のウイスキー、『OSUZU MALT NEW BORN』のご紹介なんですよ。
18ヶ月熟成ウイスキー(最近きまった定義だと二年以上熟成が必要なので、こちらはジャパニーズニューメイクウイスキー)ということで熟成感は当然これからで、度数も高く刺激もあり。
栗っぽい上品な甘さがあるな、と思ってたら樽材に栗が使われているとのこと。
グルメじゃない私で感じるので、結構な栗感なのかもしれない。
正直な話、ニューメイクにしてはスっと味が入ってくるし、個性も感じられる。
当然刺激もまだあるが、これから熟成を重ねるとどうなるかお世辞なしに楽しい。
が、いかんせん、高すぎる。
もろもろの事情や他蒸留所の若いウイスキーの価格を鑑みてもしょうがないとは思うが、本当にこの価格は、「蒸留所への応援」という気持ちがないと厳しい。
ま、そもそもそのくらいの熱意がないと買えない。
私ももちろん地元なので発売日にはネットサイトの画面に食いついていたが入力が間に合わず購入できなかった。
10分もしないで速攻完売。
たまたまサンプルが手に入ったから良かったものの、特約店ですら仕入れることができない本数だったために仕方ないが、近年のウイスキー熱の異常さを身を以て味わっている。
私は基本的にジャパニーズウイスキーを追っていない。
追ったところで(機会の意味で)買えないし、満足度だけならスコッチのマイナー銘柄を漁ったほうが高いとさえ思う。
しかしそれでも地元品だけは押さえたかったが、この様子だと三年熟成品がでても同様に瞬殺だろう。
ま、いつか地元のウイスキーが安定供給されるようになって、じっくり晩酌できるようになるまで気長に待つのもそれはそれでいいかもしれない。
尾鈴山蒸留所が製造している焼酎達。
ウイスキーが手元にくるまでは、こちらで蒸留所を応援していきたい。