うっすらとした不安 | あらしの日から〜最重度知的障害自閉症育児〜

あらしの日から〜最重度知的障害自閉症育児〜

息子のトムは最重度知的障害を伴う自閉症スペクトラムと診断されています
成長、親の想い、日々の記録
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子供が五か月を過ぎたころから、公民館でやっている育児サークルに頻繁に通った。

ママ友がたくさんできて、お互いの家を行き来したりした。

 

一歳を過ぎたころ、周りの子供たちと息子との違いが見えはじめてきた。

 

ほかの子は「ママ」をはっきり認識していて、私がふざけて「ママだよ~」というと首を振ったり、「ちょうだい」「どうぞ」のやりとりができていたりした。

 

息子は人見知りを全然しない人懐っこい子だったが、私とのコミュニケーションは常に一方通行で、やりとり遊びは全然できなかった。

 

仕掛け絵本を熱心にめくったり車を走らせたりする子をしり目に、おもちゃは手に持つだけでひたすら走り回っている息子。

 

外に出れば私を振り向きもせずにどこまでも走って行ってしまう息子。

 

ママ友と外遊びをしても、息子を追いかけるばかりで会話もままならなくなっていた。