一歳まで、息子の発達に何の疑いも持たずに育てていた。
出産が予定日より20日も早く、破水から始まった慌ただしいお産だった。
黄疸が出て光線療法をするため一緒に退院できなかったり、
高齢出産だったので産後の回復が遅く、しんどかったりもしたけれど、
子供が産まれた喜びでいっぱいだった。
夜、となりで寝ている赤ん坊の息子を見て、
「私、子供を産んだんだ」と何度も幸せをかみしめた。
結婚も遅めだったし、一回流産も経験していて、
私にとって、子供が産まれるのはホントにあたりまえじゃなくて奇跡のような幸運だった。