自衛隊を中心に、海外からの援助隊の支援もいただき、相当数の被災者が救助されています。
非常に厳しい環境の中、頭が下がります。


今、寒さと物資不足が、病院を襲っています。
電気設備がダウンし、暖房も使えなくなり、道路の通行もできずに孤立状態に陥り、
電気、ガス、水道が通じない状態の病院もあります。


その病院は周辺数カ所の病院に転院を求めましたが、
他の病院も患者でいっぱいで、転院できたのはわずかな人数です。


インフルエンザの流行や高血圧の慢性疾患などの治療薬がなく、急性増悪が始まっていまし、
精神的ダメージが多く、


PTSDと言って、
何か脅威的なあるいは破局的な出来事を経験した後、長く続く心身の病的反応で、
その出来事の再体験(そのことをありありと思い出すフラッシュバックや苦痛を伴う悪夢)が特徴的で、


通常はショックな出来事を体験しても時間の経過とともに心身の反応は落ち着き記憶は薄れていきますが、
あまりにもショックが大きすぎる時や個人のストレスに対する過敏性が強い時、
小児のように自我が未発達な段階では、大きな障害を残すことがあるというような症状も出ています。


また、寒さがお年寄りを痛めつけています。
高齢者らは、環境が変わり生命力が低下した状態にあり、
出来る限り早く衣食住の環境の整っている場所へ移動させることが必要ですが、


避難所での具体的な対策として
高齢者は周囲の人に迷惑をかけることを嫌がってトイレも我慢してしまうため、
水を飲まずに脱水症状になる人もいます。


ですから避難所では、トイレの近いところに高齢者を集めてスタッフを配置し、
暖や水分を優先的に取らせることが大切です。


そして、
被災者間では、できるだけ、声を掛け合ったり、話を聞いて上げたりすることも大切です。


たき火がある場合、

泥水を入れた大きな空き缶を脇に置いて湯を作れば、
空のペットボトルに入れて湯たんぽ代わりになりますから利用しましょう。


また被災弱者の方用に、

もし手に入るならレスキューフーズ がお勧めです。
発熱剤・発熱溶液の使用により、火や水、電気などを使わずに約15分で
温かい食事を召し上がることができます。
レンゲと紙ナプキンがセットしてあるので、他に食器がなくとも食事が可能です。


災害直後は『生きて助かった』という緊張感で耐えていますが、
緊張が解けて、現実を受け入れると喪失感が一気に出てくるかもしれません。


『なんで自分が生きているんだ』『生きていてもしょうがない』と考え、弱ってしまう。
独りでいると不安感が高まり、既往症が出てきたり、認知症が進行したりするなど、


短期間で健康状態が悪化され、
その結果、誰に看取られもせずお亡くなりになるかもしれませんから、
孤立した人に積極的に話しかけるなど、被災者同士で助け合うことが必要です。


生き物とは、自分が「生きようとしている」状態で死にますと、
マジックのように存在する次元が変わり、絶対安心の世界へ行くのですが、
自分から死のうとして死にますと、この世界には行けないようです。


悪いことばかりの後は、先がけて良いことが続くと確信しています。
明けない夜は、無いです。
共に頑張りましょう。


東日本大震災に関する各情報

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放射能汚染対策を家庭でする方法とは?

避難所でのトイレパニックを防ぐ方法は?

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震災サギに注意しましょう!





この地球、この宇宙で満たされているすべての生命が、
皆、愛に包まれ幸せでありますように。


つづく。


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