今回の大地震による犠牲者の死を、ムダにしてはいけないと思います。

今回の地震災害を目の当たりにして、津波の恐怖をすべての日本人が心底から思い知りましたし、
この被害状況を見たことにより、
津波の場合の避難経路や、考えの甘さを根本から思い改めたと感じます。


認識を改めたことにより、
この結果多くの人間が津波の被害から「今後」逃れられることになるでしょう。
犠牲者が自分の身をていして、教えてくれたのです。

この経験を生かしましょう。


今後、インターネットでも義援金を集める動きが活発化していくことが予想されるますが、
くれぐれも、悪質な詐欺サイト(フィッシングサイト)にだまされないように注意下さいね。


便乗商法が疑われる事例として、
屋根工事を勧める業者に関するものや、
一部地域にて、震災後のリフォーム工事の勧誘が横行しているようです。


たとえば、
・都心ではニセ東電社員を装ってライフラインの点検を偽装して点検料を請求したりします。


•実家の両親宅に「屋根工事をしないか」と業者が勧誘に訪れ、
「地震で瓦が落ちているので修理が必要だ。すぐに修理したほうがよい」といわれ、
 契約してしまうケース。


•一部の地域で、震災後のリフォーム工事の勧誘が横行しているようです。
「行政から補助金が出る」と勧誘しているようです。

今後補修工事が必要な家はたくさんあると思いますが、
勧誘にのってしまわないように注意しましょう。


また、被災地だけでなく周辺の地域でも発生します。
耐震診断・耐震工事や、停電への不安に乗じたソーラーシステムなどの
発電システムの訪問販売などさまざまなものが考えられます。


それから、
「乾電池」「ガソリン」「懐中電灯」など多くの人が必要としている物品等を
「間もなく品薄になって無くなります。(買えなくなる。)」などと不安をあおり、
高額で売りつけるのもあります。


過去の震災時にみられた便乗商法の例として、

・「当社と被災家屋の修理契約をすれば、行政から補助金が出る」などと虚偽の勧誘を行い、
 壊れた住宅の屋根や壁の修理契約を勧誘する。


・「ボランティアで、損傷した屋根にブルーシートをかけている」と言って訪問し、
 その後「応急処置が必要な箇所がある」
 「ブルーシートをかけるより、今すぐ補修をしたほうがいい」と不安を煽り、高額な契約を急がせる。


・公的機関ではないのに、公的機関を思わせる名称で
 「家屋の耐震診断をします」というチラシ広告を配布して勧誘、高額な契約をさせる。


・「清掃に来ました」「何か困っていることはありませんか」などと、
 公的機関やボランティア装い、頼んだ後で法外な料金を請求する。


・電力会社を名乗り「地震後の点検」と言って訪問し、地震による修理と称して高額な料金を請求する。


・震災後の住宅を訪問し、「雨よけ」のブルーシートをかけた後、
 屋根工事を勧誘する。断ると「ブルーシート代」の名目で、高額な料金を請求する。


・「被災地に送るためにボランティアで古い布団を集めている」と訪問し、
 布団を寄付した人に「いい布団なので、もったいない。打ち直しをしたほうがいい」と
 高額な布団のリフォームを勧誘する。


また「北海道産のカニを半額で買わないか、売上金の一部を震災の義援金にする」
という電話勧誘を受けたとの相談が寄せられるなど、
義援金詐欺が疑われる事例も見られています。


そのほかに、

・日本赤十字社や中央共同募金会の名をかたり、
 担当者個人と称する銀行口座に義援金を振り込む依頼のハガキや電子メールを送りつける。


・公的機関を思わせる名称を用いて、自宅を訪問したり、ハガキを送ったりして義援金名目のお金を求める。

 実際にあった騙しの手口として、

・岩手にいる親戚をよそおい、「おばあちゃん、地震の被害は大丈夫だけど、他の親戚の被害がひどい。
 みんなで話し合って義援金を送ることになったから100万円を用意して。」


・偶然に仙台に息子がいる方に電話があり、
 息子と勘違いして「大丈夫だったのか?避難場所はどこだ?」と聞くと、
 「大丈夫だよ。それより財布を無くしたからお金を送ってほしい。」


・息子を名乗り「地震大丈夫だった?」と聞かれたが、「あなた誰?」と質問したところ、電話が切れた。


それから、
震災日の翌日から、「石油コンビナートの火災により有害物質が大気にばら撒かれている」
というメールが携帯電話に届いたという、チェーンメールがあります。


チェーンメールとは、不幸の手紙のように、不特定多数の人々の間を増殖しながら
転送されていくことを目的とした電子メールのことですが、


無暗に転送を行うと情報の錯綜を招くと同時に、インターネットのトラフィックを圧迫し、
重要な情報の伝達に支障をきたす恐れもありますので、
こんな内容のメールを受け取った場合には注意が必要です。


たとえば、
「コスモ石油工場爆発」に関するチェーンメールですが、

チェーンメールの文例は以下の通りです。文面については複数の種類が存在するようです。

「コスモ石油工場勤の方から情報。
外出に注意して、肌を露出しないようにしてください!
コスモ石油の爆発により有害物質が雲などに付着し、雨などといっしょに降るので
外出の際は傘かカッパなどを持ち歩き、身体が雨に接触しないようにして下さい!!
皆さんに知らせてください!!
多くの人に回してください!!」


チェーンメールには以下のような特徴があります。

・天災、事故等に関連した、心配する内容を警告している


・「皆さんに知らせてください」「多くの人に回してください」のような、
 告知の協力を求める文面が記載されている


もし、あなたにメールが来て何も確かめもせず情報を鵜呑みにして広めてしまうと、
迷惑行為の片棒を担ぐことになるかもしれませんから注意しましょうね。


それから、「日本への義援金」と称したフィッシング詐欺サイトがあるようです。

フィッシングという詐欺は、メールで”偽のホームページ”にアクセスするように仕向け、
個人の金融情報(クレジットカード番号、ID、パスワード等)を入力させるなどして、
個人の重要な情報を不正に入手する詐欺行為です。


この不正サイトは、タイトルなどから東北地方太平洋沖地震に便乗した手口とみられますので、
義援金については、確かな団体を通して送り、
振込口座が団体の正規のものであることも確認してください。


また、日本赤十字社を騙るフィッシングサイトが立ち上がっています。

サイトは、「JAPANESE RED CROSS SOCIETY」を名乗るとともにすべて英文で構築されており、

海外の人を対象に義援金詐欺を行うものと思われます。


ただし使用されているドメインは「http://●●●●japan.jp/ 」となっており、

日本国内に犯罪関係者がいる可能性も高いようです。

ちなみに日本赤十字社のサイトは「http://www.jrc.or.jp/ 」。寄付の受付もここから行っています。


あなたがもし、被害に遭った場合、遭いそうになった場合には、
消費生活センターの相談窓口(http://www.kokusen.go.jp/map/index.html )や
警察(全国共通の短縮ダイヤル「#9110」)へ相談するようにしましょう。


最後に、
今のこの国難において、政治を批判したり、外国の陰謀論を騒ぐ連中がいますが、
これは日本国の恥です。


人間は昼間という半分にしか「生きられない」のに、何を恐れる必要があろうか?
陰謀する連中がいても、ほって置けば良いのです。


人間の平均寿命を知っていますか?
すべてが昼と夜で、帳尻が一厘まで必ず合わされるのです。

人が住む場所も縁です。

すでに与えられた自分の環境の中で、
有り難く生活することが一番の徳(ほんとに得します)です。


政府の指示に従って、明るくたんたんと生きましょう。
今の日本が味わう経験が、世界を助けることに繋がります。


東日本大震災に関する各情報

地震と原子力事故への対策は?

被災地で避難されている方の健康維持は?

放射能汚染対策を家庭でする方法とは?

避難所でのトイレパニックを防ぐ方法は?

「災害弱者」の病人や高齢者を守ろう!



この地球、この宇宙で満たされているすべての生命が、
皆、愛に包まれ幸せでありますように。


つづく。


「実録!生活保護受給への道」お勧めまとめページはコチラ!



追伸
断水・停電時における温水洗浄便座などトイレの使用法として、

断水時のトイレの洗浄法については、
バケツなどに水を汲み、直接便器内に流すことで汚物を流すことができ、
最初の水の投入量については、TOTOでは8L程度、INAXでは5~6Lとしています。


また、洗浄後にはニオイ防止のため、約3リットルの水を注ぐと良いです。
排水管の途中に汚物が停滞することがある場合もありますから、
2~3回に一度は、10Lほどの多めの水を投入するのが良いです。

また、

オート便器洗浄機能がある場合は、
保安用水(防災用・及び水道管の破裂を防ぐための水)が出てくる恐れがあるため、
OFFにするようにしましょう。


断水がなく停電のみの場合、
リモコンで洗浄を行なうトイレでは水が流せなくなるが、
便器に水を流すためのつまみやレバーを備えている機種では可能です。